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む(音節)🔗🔉

①両唇を密閉し、有声の気息を鼻腔に通じて発する鼻子音〔m〕と母音〔u〕との結合した音節。〔mu〕 ②平仮名「む」は「武」の草体。片仮名「ム」は「牟」の上画。

む【六】🔗🔉

】 数の名。むつ。むっつ。ろく。

む【身】🔗🔉

】 「み(身)」の古形。「身胴むくろ」など複合語に用いられる。景行紀「即ち知りぬ、形は我が子、実むざねは神人かみにますことを」

む【無・无】🔗🔉

無・无】 (呉音。漢音はブ) ①㋐ないこと。存在しないこと。欠けていること。 ㋑否定・禁止を表す助字。 ②〔哲〕(Nichts ドイツ・nothing イギリス) ㋐或るものがないこと。特定存在の欠如。何らかの有の否定。 ㋑いかなる有でもないこと。存在一般の欠如。一切有の否定。 ㋒万有を生み出し、万有の根源となるもの。有と無との対立を絶したものとされ、インド思想に見られ、老子などに説かれ、西田哲学において独自の意味を与えられた。絶対無。↔有ゆう・う ⇒無に帰する ⇒無にする ⇒無になる

む(助動詞)🔗🔉

〔助動〕 (活用は不完全な四段型。[活用]○/○/む/む/め/○)活用語の未然形に付き、まだ起こらない事を想像して述べる語。平安中期以降、発音に従って「ん」とも表記されるようになる。鎌倉時代に「う」の形が生じ、現代語の「う」となる。江戸時代以後、四段動詞・形容詞以外の型の活用に続く場合に「よう」の形が生じた。 ①今より後の事態を推量する。…だろう。古事記「明日よりはみ山隠りて見えずかもあらむ」。源氏物語若紫「人の国などに侍る海山の有様などを御覧ぜさせて侍らばいかに御絵いみじうまさらせ給はむ」。源氏物語少女「式部卿の宮明けむ年ぞ五十になり給ひけるを」。「泣き出さむばかりの顔つき」 ②話し手の動作に付いてその実現を思う。(意志・決意)…しよう。万葉集1「熟田津に船乗せむと月待てば」。源氏物語桐壺「朝夕のことぐさに羽をならべ枝をかはさむと契らせ給ひしに」 ③相手の動作に付いてその実現を期待する。(勧誘・軽い命令)…しよう。…するのがよい。…してほしい。万葉集18「居りあかしも今夜こよいは飲まむ」。源氏物語夕顔「いざ、ただこのわたり近き所に心やすくてあかさむ」 ④時に関係なく一般的な推量もしくは空想を表現する。…だろう。万葉集3「こもりくの泊瀬の山の山の際にいさよふ雲は妹にかもあらむ」。源氏物語帚木「実じちには似ざらめど、さてありぬべし」。源氏物語夕顔「委しきことは下人のえ知り侍らぬにやあらむ」 ⑤事態を仮定していう。仮想する。(名詞の前に使われる時は多くこの意味に解されるが、これを婉曲とする解もある)もし…であるなら。たとえば…であろう。万葉集4「恋ひ死なむそこも同じそ何せむに人目人言こちたみ吾がせむ」。古今和歌集「飛鳥川淵は瀬になる世なりとも思ひそめてむ人は忘れじ」。枕草子7「思はむ子を法師になしたらむこそ心苦しけれ」。「あらむかぎりの力を出す」 ⑥適当・当然を表す。…するのがよい。…すべきはずである。万葉集3「言はむすべせむすべ知らず極りて貴きものは酒にしあるらし」。古今和歌集「よのなかにいづら我が身のありてなし哀とやいはむあな憂とやいはむ」

む(感動詞)🔗🔉

〔感〕 ①応答の声。宇治拾遺物語5「―といらへて立ちぬ」 ②力を入れる時、口を結んで発する声。うん。むう。

ムアーウィヤ【Mu‘āwiya】🔗🔉

ムアーウィヤMu‘āwiya】 イスラムのカリフ。正統カリフ時代終了後、ウマイヤ朝を創設。(在位661〜680)

む‐あい【無愛】🔗🔉

む‐あい無愛】 ①〔仏〕欲愛を離れた状態。 ②⇒ぶあい。源平盛衰記28「木曾―に返事するやうは」

む‐あくふぞう【無悪不造】‥ザウ🔗🔉

む‐あくふぞう無悪不造‥ザウ 悪事をほしいままにすること。太平記34「―の兵共が塔の九輪を下ろして鑵子に鋳たりし事こそ希代の罪業かな」

ムアッラカート【al-Mu‘allaqāt】🔗🔉

ムアッラカートal-Mu‘allaqāt】 古代アラブの詩集。6〜7世紀のアラビア半島の有名詩人7人の作を集めたもの。カシーダと呼ぶ長詩形式をとる。

む‐あんない【無案内】🔗🔉

む‐あんない無案内⇒ぶあんない

む‐い【無位】‥ヰ🔗🔉

む‐い無位‥ヰ 位のないこと。位階をもたないこと。無冠。平家物語1「高見の王無官―にして失せ給ひぬ」

む‐い【無畏】‥ヰ🔗🔉

む‐い無畏‥ヰ 〔仏〕安穏で畏おそれのないこと。また、仏・菩薩が大衆だいしゅの中で法を説くのに、泰然として畏れるところのないこと。無所畏。栄華物語玉台「十力―の相は起居するにあり」→四無畏しむい

む‐い【無為】‥ヰ🔗🔉

む‐い無為‥ヰ ①自然のままで作為のないこと。老子で、道のあり方をいう。ぶい。平家物語5「尭舜―の化をうたひ」 ②〔仏〕因縁によって生成されたものでないもの。生滅変化を離れた永遠の存在。特に、仏の涅槃、また、仏法者の生活、仏門を意味する。今昔物語集1「永く―を得て解脱の岸に至れり」。謡曲、高野物狂「此の身を捨てて―に入らば」↔有為うい。 ③何もしないでぶらぶらしていること。「―無策」「―に過ごす」 ⇒無為にして化す

む‐い【無意】🔗🔉

む‐い無意】 故意でないこと。また、意志を持たないこと。「―的な行為」

むい‐か【六日】🔗🔉

むい‐か六日】 (ムユカの転) ①六つの日数。 ②月の第6日。特に正月6日。むよか。〈[季]新年〉 ⇒むいか‐ぎり【六日限】 ⇒むいか‐だれ【六日垂れ】 ⇒むいか‐としこし【六日年越し】 ⇒六日の菖蒲 ⇒六日の菖蒲、十日の菊

むいか‐ぎり【六日限】🔗🔉

むいか‐ぎり六日限】 早飛脚の別称。上方と江戸との間を片道6日で走ったのでいう。六日飛脚。 ⇒むい‐か【六日】

むいか‐だれ【六日垂れ】🔗🔉

むいか‐だれ六日垂れ】 産後6日目に、生まれた子の生髪うぶがみを剃り、名前を付ける祝い。 ⇒むい‐か【六日】

むいか‐としこし【六日年越し】🔗🔉

むいか‐としこし六日年越し】 正月7日を七日正月といい、その前日を年越しとして祝うこと。〈[季]新年〉 ⇒むい‐か【六日】 ○六日の菖蒲むいかのあやめ (5月5日の節句の翌日の菖蒲の意)時機におくれて役に立たないことのたとえ。むいかのしょうぶ。平家物語11「今はなんのようにか逢ふべき。会にあはぬ花、六日の菖蒲しょうぶ」 ▷しばしば「十日の菊」と対にしていう。 ⇒むい‐か【六日】 ○六日の菖蒲、十日の菊むいかのあやめとおかのきく 時機におくれて役に立たないことのたとえ。六菖十菊。→六日の菖蒲→十日の菊 ⇒むい‐か【六日】

○六日の菖蒲むいかのあやめ🔗🔉

○六日の菖蒲むいかのあやめ (5月5日の節句の翌日の菖蒲の意)時機におくれて役に立たないことのたとえ。むいかのしょうぶ。平家物語11「今はなんのようにか逢ふべき。会にあはぬ花、六日の菖蒲しょうぶ」 ▷しばしば「十日の菊」と対にしていう。 ⇒むい‐か【六日】

○六日の菖蒲、十日の菊むいかのあやめとおかのきく🔗🔉

○六日の菖蒲、十日の菊むいかのあやめとおかのきく 時機におくれて役に立たないことのたとえ。六菖十菊。→六日の菖蒲→十日の菊 ⇒むい‐か【六日】 む‐いき無意気】 思いやりのないこと。頑固であること。松の葉2「急かせ言葉の―の時は」。「―者」 ⇒むいき‐りき【無意気力】 む‐いぎ無意義】 意味のないこと。価値のないこと。無意味。「―に時間を費やす」 むいき‐りき無意気力】 無意気な者の出す力。ばか力。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「どれに下地の―」 ⇒む‐いき【無意気】 む‐いしき無意識】 ①意識を失っていること。「―状態」 ②ある事をしながら、自分のしていることに気づかないこと。「―に鼻をこする」 ③精神分析の用語。本人は意識していないが日常の精神に影響を与えている心の深層。→前意識→下意識⇒むいしき‐てき【無意識的】 ⇒むいしき‐の‐てつがく【無意識の哲学】 むいしき‐てき無意識的】 無意識であるさま。 ⇒む‐いしき【無意識】 むいしき‐の‐てつがく無意識の哲学「ハルトマン(E. v. Hartmann)」参照。 ⇒む‐いしき【無意識】 むい‐せ無畏施‥ヰ‥ 〔仏〕三施の一つ。一切の衆生しゅじょうに畏怖の念がないようにさせること。 むい‐そん無医村】 定住する医者のいない村。「―地区」 む‐いちもつ無一物】 ①何も持っていないこと。むいちぶつ。「火災で―になる」 ②一切の煩悩を離れた境地。→本来無一物 む‐いちもん無一文】 全く金銭を持っていないこと。一文なし。 むい‐としょく無為徒食‥ヰ‥ 何の仕事もせず、ぶらぶらと遊び暮らすこと。「―の輩やから

む‐いき【無意気】🔗🔉

む‐いき無意気】 思いやりのないこと。頑固であること。松の葉2「急かせ言葉の―の時は」。「―者」 ⇒むいき‐りき【無意気力】

む‐いぎ【無意義】🔗🔉

む‐いぎ無意義】 意味のないこと。価値のないこと。無意味。「―に時間を費やす」

むいき‐りき【無意気力】🔗🔉

むいき‐りき無意気力】 無意気な者の出す力。ばか力。浄瑠璃、山崎与次兵衛寿の門松「どれに下地の―」 ⇒む‐いき【無意気】

む‐いしき【無意識】🔗🔉

む‐いしき無意識】 ①意識を失っていること。「―状態」 ②ある事をしながら、自分のしていることに気づかないこと。「―に鼻をこする」 ③精神分析の用語。本人は意識していないが日常の精神に影響を与えている心の深層。→前意識→下意識⇒むいしき‐てき【無意識的】 ⇒むいしき‐の‐てつがく【無意識の哲学】

むいしき‐てき【無意識的】🔗🔉

むいしき‐てき無意識的】 無意識であるさま。 ⇒む‐いしき【無意識】

むい‐せ【無畏施】‥ヰ‥🔗🔉

むい‐せ無畏施‥ヰ‥ 〔仏〕三施の一つ。一切の衆生しゅじょうに畏怖の念がないようにさせること。

むい‐そん【無医村】🔗🔉

むい‐そん無医村】 定住する医者のいない村。「―地区」

む‐いちもつ【無一物】🔗🔉

む‐いちもつ無一物】 ①何も持っていないこと。むいちぶつ。「火災で―になる」 ②一切の煩悩を離れた境地。→本来無一物

む‐いちもん【無一文】🔗🔉

む‐いちもん無一文】 全く金銭を持っていないこと。一文なし。

むい‐としょく【無為徒食】‥ヰ‥🔗🔉

むい‐としょく無為徒食‥ヰ‥ 何の仕事もせず、ぶらぶらと遊び暮らすこと。「―の輩やから○無為にして化すむいにしてかす [老子第57章「我無為にして民自ら化す」]ことさら手段を用いなくても、自然のままにまかせておけば人民は自然に感化される。聖人の理想的な政治のあり方をいう。 ⇒む‐い【無為】

○無為にして化すむいにしてかす🔗🔉

○無為にして化すむいにしてかす [老子第57章「我無為にして民自ら化す」]ことさら手段を用いなくても、自然のままにまかせておけば人民は自然に感化される。聖人の理想的な政治のあり方をいう。 ⇒む‐い【無為】 むい‐の‐しんにん無位の真人‥ヰ‥ 〔仏〕臨済の言葉。貴賤・凡聖など一切の位づけを超越した真実の人間のあり方。真人は「荘子」にある語。 むい‐ほう無為法‥ヰホフ 〔仏〕因縁によって生成されたものでないもの。涅槃などをいう。↔有為法ういほう む‐いみ無意味】 意味のないこと。価値のないこと。つまらないこと。無意義。ナンセンス。「―な議論をくり返す」「今から行くのは―だ」 ⇒むいみ‐つづり【無意味綴り】 むいみ‐つづり無意味綴り】 主に記憶の実験に用いる目的で作られた、意味のない綴り字。エビングハウスの考案。例えば「XAC」「アヨ」など。 ⇒む‐いみ【無意味】 むい‐むかん無位無官‥ヰ‥クワン 位もなく、官職にもついていないこと。肩書きなどがないこと。 むい‐むかん無位無冠‥ヰ‥クワン 位もなく、栄誉ある官職にもついていないこと。 むい‐むさく無為無策‥ヰ‥ ほどこす手立ても持たず、何も対処しないこと。 む‐いん無韻‥ヰン 詩で、韻をふまないこと。 ⇒むいん‐し【無韻詩】 ⇒むいん‐の‐し【無韻の詩】 むいん‐こうい無因行為‥カウヰ 〔法〕財産上の出捐しゅつえん行為をその原因と切り離して考え、原因が欠けてもなお有効とされる法律行為。手形行為はその適例であり、手形・小切手は無因証券といわれる。↔有因行為 むいん‐し無韻詩‥ヰン‥ (blank verse)16世紀にイギリスに起こり、ドイツ古典派も用いた詩形。通常、弱強5脚の韻をふまない詩。シェークスピアの詩劇やミルトンの「失楽園」の類。↔押韻詩。 ⇒む‐いん【無韻】 むいん‐しょうけん無因証券】 証券上の権利の発生が、証券発行の原因である法律関係の有効な存在を要件としない有価証券。手形・小切手がその例。不要因証券。↔要因証券 むいん‐の‐し無韻の詩‥ヰン‥ (「無声の詩」とも) ①韻をふまない詩。 ②絵画の異称。 ⇒む‐いん【無韻】 む‐う無有】 無と有。ないこととあること。有無うむむう 〔感〕 口を結んで発する声。狂言、音曲聟「かう三つ拍子を打て―といふ。これを調子を吟ずるといふ」 ムーアGeorge Augustus Moore】 アイルランドの小説家・詩人。社会派の小説「エスター=ウォーターズ」、パリでの退廃的な生活を描いた自伝「一青年の告白」など。(1852〜1933) ムーアGeorge Edward Moore】 イギリスの哲学者。分析哲学の首唱者。認識論では実在論の立場をとり、倫理学では、善とは定義不可能な直覚的に知られる客観的性質であるとした。主著「倫理学原理」。(1873〜1958) ムーアHenry Moore】 イギリスの彫刻家。生命力を内包する人体を有機的に抽象化した彫刻を制作。(1898〜1986) ムーアMarianne Craig Moore】 アメリカの女性詩人。20世紀初めの新詩運動で活躍。詩集「観察」「歳月とは」など。(1887〜1972) ムーア‐じんムーア人】 (Moor)ヨーロッパで、マグリブ(北西アフリカ)地方のイスラム教徒の呼称。元来はマグリブの先住民(ベルベル)を指し、8世紀にはイベリア半島を征服したイスラム教徒を指すようになり、さらに11世紀以後、北西アフリカのイスラム教徒の呼称となり、15世紀頃からは漠然とイスラム教徒一般をも指す。モール。モロ。 ムーア‐の‐ほうそくムーアの法則‥ハフ‥ 半導体技術の進歩に関する経験則で、チップに集積されるトランジスターの数は18カ月で倍増するというもの。アメリカの化学者・実業家ムーア(Gordon Moore1929〜)が1965年に提唱。 むう‐げ無憂華】 (ムユウゲとも)無憂樹むうじゅの花。 ムーサイMusai ギリシア⇒ミューズ むう‐じゅ無憂樹】 (梵語aśoka)釈尊の生母摩耶夫人まやぶにんが出産のため生家に帰る途中、藍毘尼園らんびにおんの樹の下で釈尊を生んだ。安産であったため、この樹を無憂樹といい、その花を無憂華むうげという。阿輸迦あしゅか樹。 ムージルRobert Musil】 オーストリアの小説家。ナチス時代スイスに亡命、客死。未完の「特性のない男」は伝統的な小説形式を破る心理主義の大作。(1880〜1942) ムースmoose】 〔動〕アメリカでヘラジカのこと。→エルク ムースmousse フランス】 (泡の意) ①ピューレ状にした材料に泡立てた生クリーム・卵白などを加えて、口当りがなめらかで、ふんわりとした感じに仕上げた料理・菓子。 チョコレートムース 撮影:関戸 勇 ヨーグルトムース 撮影:関戸 勇 ②泡状の整髪料。商標名。 ムーズMeuse】 マース(川)のフランス語名。 ムー‐たいりくムー大陸】 (Mu)太平洋に存在したとされる空想上の大陸。ハワイ・タヒチ・イースターなどの諸島を含んだが、海中に没したとされる。 む‐うちゅう‐ろん無宇宙論‥チウ‥ (acosmism)宇宙および宇宙の諸事物に十分な実在性を認めず、それを神の様態と見る説(スピノザ)、あるいは一なる不変の存在を立てて事物の多を否定し、あらゆる個物を幻影にすぎないと考える説(エレア学派)など。ヘーゲルがスピノザ哲学を評した言葉。無世界説。→汎神論 ムーディーmoody】 (本来、「不機嫌な」「気まぐれな」の意)甘美なムードのあるさま。「―な店」 ムーディーズ (Moody's Investors Service)アメリカの投資情報会社。ムーディー(John M.1868〜1958)が1900年に設立。09年より企業等の債券の元利払いの確実性を格付けし、発表。 ムートMwt】 古代エジプトの女神。古代エジプト語で母の意。ヒエログリフではハゲワシで表された。アモン‐ラーの妃。 ムードmood】 ①気分。情調。雰囲気。「―が高まる」「あきらめ―」 ②〔言〕法。 ⇒ムード‐おんがく【ムード音楽】 ⇒ムード‐メーカー ムード‐おんがくムード音楽】 気分をやわらげ、甘くやさしい雰囲気を作り上げるのに効果的な音楽。ムード‐ミュージック。イージー‐リスニング。 ⇒ムード【mood】 ムード‐メーカー (和製語mood maker)その場の雰囲気を盛り上げる人。 ⇒ムード【mood】 ムートンmouton フランス・ イギリス】 羊の毛皮。また、羊皮。シープスキン。 ムーニエConstantin Meunier】 ベルギーの彫刻家・画家。写実的な表現で近代彫刻を開拓。(1831〜1905) ムービーmovie】 映画。 ムーブマンmouvement フランス⇒ムーブメント ムーブメントmovement】 ①動き。躍動感。 ②政治上・芸術上などの運動。 ③〔音〕楽章。 ④時計などの機械部分。 ムームーmuu-muu ハワイ】 (もとハワイ先住民の)ゆるやかなワンピース型の婦人服。 ムーラン‐ルージュMoulin-Rouge フランス】 (「赤い風車」の意) ①1889年、パリのモンマルトルに開設されたダンスホールと酒場、のちレビュー劇場の名。 ②1931年、東京新宿に開設された小劇場の名。 ムール‐がいムール貝‥ガヒ (mouleはフランス語でイガイのこと)ムラサキイガイの食品・料理上の名前。地中海料理によく使われる。→むらさきいがい ムーンmoon】 地球の衛星。月。 ⇒ムーン‐ストーン【moonstone】 ⇒ムーン‐ライト【moonlight】 ⇒ムーンライト‐ソナタ【Moonlight Sonata】 ムーン‐ストーンmoonstone(→)月長石げっちょうせき⇒ムーン【moon】 ムーン‐ライトmoonlight】 月の光。月光。 ⇒ムーン【moon】 ムーンライト‐ソナタMoonlight Sonata】 ベートーヴェン作曲のピアノソナタ嬰ハ短調(作品27の2)の通称。月光の曲。月光。 ⇒ムーン【moon】 む‐え無依】 〔仏〕何事にも依存せず執着のないこと。笈の小文「あるは―の道者の跡をしたひ」 むえい‐とう無影灯】 外科的手術に用いる照明灯。広い範囲から光を出し、手術部に集まるように設計されており、深部の操作にも影をつくりにくい。 む‐えき無射⇒ぶえき む‐えき無益】 利益のないこと。役に立たないこと。むだ。むやく。「―な殺生せっしょう」「―な議論」↔有益 ムエ‐タイmuay thai タイ】 タイ国式ボクシング。拳こぶしのほか、肘ひじ・脚・膝を用いて相手を倒す競技。タイの国技。 む‐えん無援‥ヱン たすけのないこと。「孤立―」 む‐えん無煙】 煙を立てないこと。煙の出ないこと。 ⇒むえん‐かやく【無煙火薬】 ⇒むえん‐たん【無煙炭】 む‐えん無鉛】 鉛なまりを含まないこと。 ⇒むえん‐おしろい【無鉛白粉】 ⇒むえん‐ガソリン【無鉛ガソリン】 む‐えん無塩】 塩分のないこと。塩気を含まないこと。 ⇒むえん‐しょうゆ【無塩醤油】 ⇒むえんしょく‐りょうほう【無塩食療法】 ⇒むえん‐りょうほう【無塩療法】 む‐えん無縁】 ①縁のないこと。関係がないこと。「金銭とは―だ」 ②〔仏〕 ㋐前世において仏・菩薩に因縁を結んだことのないこと。平家物語2「有縁うえんの衆生をみちびき、―の群類をすくはむがために」↔有縁。 ㋑死者を弔う縁者のないこと。「―塚」 ㋒(縁は対象を区別して認識する意)特定の対象を離れ、平等で差別のないこと。性霊集8「一切の諸尊、―の慈をもて孝子の願を照らし」 ⇒むえん‐じょ【無縁所】 ⇒むえん‐づか【無縁塚】 ⇒むえん‐でら【無縁寺】 ⇒むえん‐ほうかい【無縁法界】 ⇒むえん‐ぼち【無縁墓地】 ⇒むえん‐ぼとけ【無縁仏】 ⇒無縁の慈悲 む‐えん夢魘】 恐ろしい夢を見てうなされること。 むえん‐おしろい無鉛白粉】 鉛白えんぱくを含まない白粉。 ⇒む‐えん【無鉛】 むえん‐ガソリン無鉛ガソリン】 アンチノック剤としての四エチル鉛などを含まないガソリン。 ⇒む‐えん【無鉛】 むえん‐かやく無煙火薬‥クワ‥ 綿火薬とニトログリセリンとを主剤とする火薬。黒色火薬にくらべて発煙量が少ない。 ⇒む‐えん【無煙】 むえん‐じょ無縁所】 知行・所領もなければ檀徒などもない寺。〈日葡辞書〉 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐しょうゆ無塩醤油‥シヤウ‥ 食塩を含まない醤油。主成分はリンゴ酸ナトリウム。 ⇒む‐えん【無塩】 むえんしょく‐りょうほう無塩食療法‥レウハフ 食塩の量を極度に制限する食餌療法。腎臓疾患などの場合に行う。無塩療法。 ⇒む‐えん【無塩】 むえん‐たん無煙炭】 石炭のうち最も石炭化度の高いもの。黒色で金属光沢があり、質が硬い。不純物が少ないため燃焼に際して発煙せず、着火点は高い(セ氏490度)が発熱量が大きい。工業用・家庭用。 ⇒む‐えん【無煙】 むえん‐づか無縁塚】 弔う縁者のない死者の墓。無縁墓。 ⇒む‐えん【無縁】 むえん‐でら無縁寺】 無縁の死者を葬る寺。むえんじ。 ⇒む‐えん【無縁】

むい‐の‐しんにん【無位の真人】‥ヰ‥🔗🔉

むい‐の‐しんにん無位の真人‥ヰ‥ 〔仏〕臨済の言葉。貴賤・凡聖など一切の位づけを超越した真実の人間のあり方。真人は「荘子」にある語。

むい‐ほう【無為法】‥ヰホフ🔗🔉

むい‐ほう無為法‥ヰホフ 〔仏〕因縁によって生成されたものでないもの。涅槃などをいう。↔有為法ういほう

む‐いみ【無意味】🔗🔉

む‐いみ無意味】 意味のないこと。価値のないこと。つまらないこと。無意義。ナンセンス。「―な議論をくり返す」「今から行くのは―だ」 ⇒むいみ‐つづり【無意味綴り】

むいみ‐つづり【無意味綴り】🔗🔉

むいみ‐つづり無意味綴り】 主に記憶の実験に用いる目的で作られた、意味のない綴り字。エビングハウスの考案。例えば「XAC」「アヨ」など。 ⇒む‐いみ【無意味】

むい‐むかん【無位無官】‥ヰ‥クワン🔗🔉

むい‐むかん無位無官‥ヰ‥クワン 位もなく、官職にもついていないこと。肩書きなどがないこと。

むい‐むかん【無位無冠】‥ヰ‥クワン🔗🔉

むい‐むかん無位無冠‥ヰ‥クワン 位もなく、栄誉ある官職にもついていないこと。

むい‐むさく【無為無策】‥ヰ‥🔗🔉

むい‐むさく無為無策‥ヰ‥ ほどこす手立ても持たず、何も対処しないこと。

む‐いん【無韻】‥ヰン🔗🔉

む‐いん無韻‥ヰン 詩で、韻をふまないこと。 ⇒むいん‐し【無韻詩】 ⇒むいん‐の‐し【無韻の詩】

むいん‐こうい【無因行為】‥カウヰ🔗🔉

むいん‐こうい無因行為‥カウヰ 〔法〕財産上の出捐しゅつえん行為をその原因と切り離して考え、原因が欠けてもなお有効とされる法律行為。手形行為はその適例であり、手形・小切手は無因証券といわれる。↔有因行為

むいん‐し【無韻詩】‥ヰン‥🔗🔉

むいん‐し無韻詩‥ヰン‥ (blank verse)16世紀にイギリスに起こり、ドイツ古典派も用いた詩形。通常、弱強5脚の韻をふまない詩。シェークスピアの詩劇やミルトンの「失楽園」の類。↔押韻詩。 ⇒む‐いん【無韻】

むいん‐しょうけん【無因証券】🔗🔉

むいん‐しょうけん無因証券】 証券上の権利の発生が、証券発行の原因である法律関係の有効な存在を要件としない有価証券。手形・小切手がその例。不要因証券。↔要因証券

むいん‐の‐し【無韻の詩】‥ヰン‥🔗🔉

むいん‐の‐し無韻の詩‥ヰン‥ (「無声の詩」とも) ①韻をふまない詩。 ②絵画の異称。 ⇒む‐いん【無韻】

む‐う【無有】🔗🔉

む‐う無有】 無と有。ないこととあること。有無うむ

むう🔗🔉

むう 〔感〕 口を結んで発する声。狂言、音曲聟「かう三つ拍子を打て―といふ。これを調子を吟ずるといふ」

ムーア【George Augustus Moore】🔗🔉

ムーアGeorge Augustus Moore】 アイルランドの小説家・詩人。社会派の小説「エスター=ウォーターズ」、パリでの退廃的な生活を描いた自伝「一青年の告白」など。(1852〜1933)

ムーア【George Edward Moore】🔗🔉

ムーアGeorge Edward Moore】 イギリスの哲学者。分析哲学の首唱者。認識論では実在論の立場をとり、倫理学では、善とは定義不可能な直覚的に知られる客観的性質であるとした。主著「倫理学原理」。(1873〜1958)

ムーア【Henry Moore】🔗🔉

ムーアHenry Moore】 イギリスの彫刻家。生命力を内包する人体を有機的に抽象化した彫刻を制作。(1898〜1986)

ムーア【Marianne Craig Moore】🔗🔉

ムーアMarianne Craig Moore】 アメリカの女性詩人。20世紀初めの新詩運動で活躍。詩集「観察」「歳月とは」など。(1887〜1972)

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