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広辞苑の検索結果 (92)
ぐん【群】🔗⭐🔉
ぐん【群】
①むらがり。むれ。あつまり。「―をなす」
②〔数〕(group)一つの集合があって、これを構成する要素(元という)の間に次の四つの条件を満たす一つの算法
が規定されているとき、この集合を群という。(ア)この集合の二つの元aとbに対してa
bもまたこの集合の元である。(イ)結合律a
(b
c)=(a
b)
cが成り立つ。(ウ)単位元(すべての元aに対してe
a=a
e=aが成り立つような元e)が含まれている。(エ)逆元(元aに対しa
x=x
a=eが成り立つような元x)が含まれている。
⇒群を抜く
が規定されているとき、この集合を群という。(ア)この集合の二つの元aとbに対してa
bもまたこの集合の元である。(イ)結合律a
(b
c)=(a
b)
cが成り立つ。(ウ)単位元(すべての元aに対してe
a=a
e=aが成り立つような元e)が含まれている。(エ)逆元(元aに対しa
x=x
a=eが成り立つような元x)が含まれている。
⇒群を抜く
ぐん‐か【群下】🔗⭐🔉
ぐん‐か【群下】
多くの臣下。群臣。
ぐん‐かく【群鶴】🔗⭐🔉
ぐん‐かく【群鶴】
むれをなす鶴。「―文様」
ぐん‐き【群起】🔗⭐🔉
ぐん‐き【群起】
むらがり立つこと。
ぐん‐ぎ【群疑】🔗⭐🔉
ぐん‐ぎ【群疑】
①多くの人の疑うこと。
②多くの疑問。
ぐん‐ぎ【群議】🔗⭐🔉
ぐん‐ぎ【群議】
多くの人の議論。衆議。
ぐん‐きょ【群居】🔗⭐🔉
ぐん‐きょ【群居】
むらがり集まっていること。群れをつくって住んでいること。「海辺に―する生物」
ぐん‐けい【群系】🔗⭐🔉
ぐん‐けい【群系】
(formation)生態学で生物の群集、特に植物群落を分類する単位の一つ。気候や地形などが類似している所には、生活型の類似した生物から成る群集が見出されるので、植物の相観やおもな生物の種類を基準として群系を分類する。例えば中央アジアの草原の生物群集と北アメリカの草原の生物群集とは類似し、ともに温帯草原群系とされる。植物群系。
ぐん‐げん【群言】🔗⭐🔉
ぐん‐げん【群言】
多くの人のことば。
ぐん‐こう【群口】🔗⭐🔉
ぐん‐こう【群口】
多くの人のことば。
ぐん‐こう【群行】‥カウ🔗⭐🔉
ぐん‐こう【群行】‥カウ
①大勢集まって行くこと。
②斎宮いつきのみやが野の宮で潔斎を終えて9月に伊勢へ下向すること。
ぐん‐ごう【群豪】‥ガウ🔗⭐🔉
ぐん‐ごう【群豪】‥ガウ
多くの豪傑。群雄。
ぐん‐さん【群参】🔗⭐🔉
ぐん‐さん【群参】
むらがって伺候すること。群をなして参詣すること。源平盛衰記1「結縁―の道俗は歓喜の袖をしぼる」
ぐん‐ざん【群山】🔗⭐🔉
ぐん‐ざん【群山】
多くの山。むらがりあつまる山々。むらやま。
ぐん‐し【群司】🔗⭐🔉
ぐん‐し【群司】
多くの役人。群吏。
くん‐じゅ【群集】🔗⭐🔉
くん‐じゅ【群集】
(クンは漢音)多人数のむらがり集まること。また、その人々。平家物語1「軒騎―して門前市をなす」。日葡辞書「クンジュスル」
ぐん‐しゅう【群衆】🔗⭐🔉
ぐん‐しゅう【群衆】
むらがり集まった大勢の人。群集。
ぐん‐しゅう【群集】‥シフ🔗⭐🔉
ぐん‐しゅう【群集】‥シフ
①むらがり集まること。また、むらがり集まったもの。
②〔生〕(community; biocenosis)一地域内に何らかの関係をもって生活するすべての生物個体群。生態学の研究対象。植物だけの場合には群落という。
③〔生〕(association)群系に次ぐ植物群落分類の単位。一定の外囲条件と一定の種類組成とをもち、一定の相観を示す植物の集団。群叢。
④〔心〕多数の人間が一時的・偶発的に集まってつくられた集団。共通の関心をひく対象に向かって類似の仕方で反応するが、一般には浮動的で無統制なのが特徴。
⇒ぐんしゅう‐げき【群集劇】
⇒ぐんしゅう‐しんり【群集心理】
⇒ぐんしゅう‐せいたいがく【群集生態学】
⇒ぐんしゅう‐ふん【群集墳】
ぐんしゅう‐げき【群集劇】‥シフ‥🔗⭐🔉
ぐんしゅう‐げき【群集劇】‥シフ‥
群集が主役となる劇。ハウプトマンの「織工おりこう」の類。
⇒ぐん‐しゅう【群集】
ぐんしゅう‐しんり【群集心理】‥シフ‥🔗⭐🔉
ぐんしゅう‐しんり【群集心理】‥シフ‥
群集の状態におかれた人々が示す特殊な心的状態。無責任性・被暗示性・非論理性などの傾向がある。
⇒ぐん‐しゅう【群集】
ぐんしゅう‐せいたいがく【群集生態学】‥シフ‥🔗⭐🔉
ぐんしゅう‐せいたいがく【群集生態学】‥シフ‥
〔生〕(synecology)生物の群集の具体的な存在形態を研究対象とする生態学。群集の中での個々の種の生態的位置を定めるなど、生物の相互関係を考察する。↔個生態学。
⇒ぐん‐しゅう【群集】
ぐんしゅう‐ふん【群集墳】‥シフ‥🔗⭐🔉
ぐんしゅう‐ふん【群集墳】‥シフ‥
多数の小型の古墳が密集群在しているもの。6世紀中葉以降に多く見られ、古墳を築造した社会階層の拡大状況を反映。
⇒ぐん‐しゅう【群集】
ぐん‐しょ【群書】🔗⭐🔉
ぐん‐しょ【群書】
さまざまの多くの書籍。群籍。「―解題」
ぐんしょいちらん【群書一覧】🔗⭐🔉
ぐんしょいちらん【群書一覧】
日本の古書を分類して、解題を施した書。尾崎雅嘉まさよし著。6巻。1802年(享和2)刊。
ぐん‐しょう【群小】‥セウ🔗⭐🔉
ぐん‐しょう【群小】‥セウ
①多くの小さいもの。多くのとるに足りないもの。「―作家」
②多くの小人しょうじん。多くの凡人。
ぐん‐じょう【群生】‥ジヤウ🔗⭐🔉
ぐん‐じょう【群生】‥ジヤウ
〔仏〕すべての生き物。一切衆生。ぐんせい。太平記12「天満天神…―を利し給ふ」
ぐん‐じょう【群青】‥ジヤウ🔗⭐🔉
ぐん‐じょう【群青】‥ジヤウ
①岩群青いわぐんじょうの略。
②(ultramarine)ラピスラズリという鉱物から作る青色の顔料。古来アフガニスタン産のものが有名。18世紀にヨーロッパで、粘土・炭酸ナトリウム・木炭・石英・硫黄の混合物を加熱して、天然産と同じものをつくった。現在はこの人造石(ウルトラマリン‐ブルー)を主に使用。
⇒ぐんじょう‐いろ【群青色】
ぐんじょう‐いろ【群青色】‥ジヤウ‥🔗⭐🔉
ぐんじょう‐いろ【群青色】‥ジヤウ‥
群青のような鮮麗な藍青色。ウルトラ‐マリン。
Munsell color system: 7.5PB3.5/11
⇒ぐん‐じょう【群青】
ぐんしょさくいん【群書索引】🔗⭐🔉
ぐんしょさくいん【群書索引】
件名によって和漢書・仏書の記事を五十音順に配列し、検出できるようにした索引。物集高見もずめたかみ編。「広文庫」の姉妹編。1916年(大正5)刊。
ぐんしょちよう【群書治要】‥エウ🔗⭐🔉
ぐんしょちよう【群書治要】‥エウ
唐代、魏徴らが太宗の勅を奉じて、群書中から治政に役立つ項目を抜粋して編纂した書。50巻。631年成る。
ぐんしょるいじゅう【群書類従】🔗⭐🔉
ぐんしょるいじゅう【群書類従】
日本の古書を集輯・合刻ごうこくした叢書。塙はなわ保己一編。正編530巻665冊、目録1冊、跋1冊。続編1150巻1185冊。1786年(天明6)から漸次刊行、1819年(文政2)正編完了。正続編の遺漏を補う目的で編集された「続々群書類従」16冊(明治39〜42年)がある。
○群臣を棄つぐんしんをすつ🔗⭐🔉
○群臣を棄つぐんしんをすつ
[史記楽毅伝]王や君主の薨去こうきょをいう。
⇒ぐん‐しん【群臣】
くん‐ず【裙子】
僧侶のまとう、袴はかま状の衣服。黒色で襞ひだ多く、腰から下部を蔽う。裙。内衣ないえ。
くん・ず【屈ず】
〔自サ変〕
(クッスの転)心が沈む。気がふさぐ。源氏物語若菜下「人よりけにまめだち―・じて」
くん・ず【曛ず】
〔自サ変〕
日が没する。日がくれる。
ぐん・す【軍す】
〔自サ変〕
軍営を定める。陣どる。
ぐん‐すい【軍帥】
軍隊の総大将。
クンスト【Kunst ドイツ】
技芸。芸術。美術。アート。
くんず‐ほぐれつ【組んず解れつ】‥ヅ‥
(クミツホグレツの転)組み合ったり離れたりしてはげしく動きまわるさま。「―の大乱闘」
くん・ずる【訓ずる】
〔他サ変〕[文]訓ず(サ変)
訓でよむ。漢字に日本語をあてて読む。訓読する。
くん・ずる【薫ずる】
〔自他サ変〕[文]薫ず(サ変)
①いい香りがする。かおる。におう。また、かおらせる。におわせる。平家物語(延慶本)「本尊の御前に香を焚き花を―・じ給ひけるが」
②風が青葉の香りを吹きおくる。「南風―・ずる時」
くん・ずる【燻ずる】
〔自サ変〕[文]燻ず(サ変)
くすぶる。いぶる。
くん‐せい【燻製・薫製】
魚介・獣肉などを塩漬にし、ナラ・カシなどの樹脂の少ない木材の煙でいぶした食品。特有の香味があり、保存性が増す。「鰊にしんの―」
ぐん‐せい【軍制】
軍の建設・維持・管理・運用など、軍事に関する諸制度の総称。
ぐん‐せい【軍政】
①軍事上の政務。
②軍事に関する国務で、もっぱら陸海軍大臣の主管事務とされたもの。軍令または統帥事務に対していう。
③戦時における占領軍による占領地の行政。軍司令官の発する規則(軍法)を布く。↔民政
ぐん‐せい【軍勢】
軍隊のいきおい。軍隊の威勢。今昔物語集25「未だかくばかりの―見ず」→ぐんぜい
ぐん‐せい【群生】
①〔仏〕
⇒ぐんじょう。
②多くの生物。多くの人。
③植物が一所に群をなして生えること。
ぐん‐せい【群星】
むらがり集まる星。多くの星。
ぐん‐せい【群棲】
同じ種類の動物がある場所にむらがり集まって生活すること。群居。「―動物」「―地」
ぐん‐ぜい【軍勢】
軍人の集団。また、それを構成する軍人。軍隊。軍兵。太平記17「身内、外様の―」→ぐんせい
くん‐せき【捃摭】
(「捃」「摭」ともに拾う意)拾いとること。転じて、書物の要所を拾い集めること。捃採。
くん‐せき【勲績】
いさお。てがら。勲功。
ぐん‐せき【軍籍】
(→)兵籍に同じ。
ぐん‐せき【群籍】
多くの書籍。
くん‐せん【葷羶】
ネギ・ニラなどの臭気の強い野菜と、なまぐさい肉。
くん‐せん【薫染】
よい感化を受けること。また、与えること。
くん‐ぜん【薫然】
①香気の漂うさま。
②温和なさま。
くん‐ぜん【醺然】
酒に酔って気持のよいさま。
ぐん‐せん【軍扇】
武将が軍陣で指揮に用いた扇。もと実用の夏扇から出、赤の地紙に金の日の丸の扇が愛好されたが、のちには骨を鉄で作って漆紙を張り、表に日輪、裏に月の形を描いたものが多い。
軍扇
ぐん‐せん【軍船】
戦いに用いる船。いくさぶね。
くんせん‐し【君仙子】
ウツギの実の生薬としての名称。
ぐん‐そう【軍曹】‥サウ
①古代、鎮守府や征討軍で軍監ぐんげんの次に位した役。
②陸軍下士官のうち、曹長の下、伍長の上の位。「鬼―」
ぐん‐そう【軍装】‥サウ
①武装。
②軍人の出陣の時の服装。動員・勤務・衛兵・観兵式などの場合に着用するもの。
ぐん‐そう【群叢】‥サウ
(→)群集3に同じ。
ぐん‐ぞう【群像】‥ザウ
絵画・彫刻などで、一つの主題のもとに多くの人物を集団として表現したもの。「青春―」
くん‐そく【君側】
君主のおそば。君辺。「―に侍る」
⇒くんそく‐の‐かん【君側の奸】
⇒君側を清む
ぐん‐そく【軍足】
旧陸軍の軍用靴下。太い綿糸で編んだ。
ぐん‐ぞく【軍属】
軍人でなくて軍に所属する文官・文官待遇者など。
ぐん‐ぞく【群俗】
多くの人民。民衆。
くんそく‐の‐かん【君側の奸】
[後漢書楊秉伝「春秋の趙鞅は、晋陽の甲を以て君側の悪を逐おう」]主君のそばにいて主君に取り入り、よくないことを考える家臣。君側の悪。
⇒くん‐そく【君側】
ぐん‐せん【軍船】
戦いに用いる船。いくさぶね。
くんせん‐し【君仙子】
ウツギの実の生薬としての名称。
ぐん‐そう【軍曹】‥サウ
①古代、鎮守府や征討軍で軍監ぐんげんの次に位した役。
②陸軍下士官のうち、曹長の下、伍長の上の位。「鬼―」
ぐん‐そう【軍装】‥サウ
①武装。
②軍人の出陣の時の服装。動員・勤務・衛兵・観兵式などの場合に着用するもの。
ぐん‐そう【群叢】‥サウ
(→)群集3に同じ。
ぐん‐ぞう【群像】‥ザウ
絵画・彫刻などで、一つの主題のもとに多くの人物を集団として表現したもの。「青春―」
くん‐そく【君側】
君主のおそば。君辺。「―に侍る」
⇒くんそく‐の‐かん【君側の奸】
⇒君側を清む
ぐん‐そく【軍足】
旧陸軍の軍用靴下。太い綿糸で編んだ。
ぐん‐ぞく【軍属】
軍人でなくて軍に所属する文官・文官待遇者など。
ぐん‐ぞく【群俗】
多くの人民。民衆。
くんそく‐の‐かん【君側の奸】
[後漢書楊秉伝「春秋の趙鞅は、晋陽の甲を以て君側の悪を逐おう」]主君のそばにいて主君に取り入り、よくないことを考える家臣。君側の悪。
⇒くん‐そく【君側】
ぐん‐せい【群星】🔗⭐🔉
ぐん‐せい【群星】
むらがり集まる星。多くの星。
ぐん‐せい【群棲】🔗⭐🔉
ぐん‐せい【群棲】
同じ種類の動物がある場所にむらがり集まって生活すること。群居。「―動物」「―地」
ぐん‐せき【群籍】🔗⭐🔉
ぐん‐せき【群籍】
多くの書籍。
ぐん‐そう【群叢】‥サウ🔗⭐🔉
ぐん‐そう【群叢】‥サウ
(→)群集3に同じ。
ぐん‐ぞう【群像】‥ザウ🔗⭐🔉
ぐん‐ぞう【群像】‥ザウ
絵画・彫刻などで、一つの主題のもとに多くの人物を集団として表現したもの。「青春―」
ぐん‐ぞく【群俗】🔗⭐🔉
ぐん‐ぞく【群俗】
多くの人民。民衆。
ぐん‐たい【群体】🔗⭐🔉
ぐん‐たい【群体】
同種の動物個体が多数集まって共通の体を組織し、相互に連絡して生活するもの。分体または出芽によって繁殖するものにその例が多く、海綿動物、サンゴやクラゲなどの腔腸動物、ホヤ類・コケムシ類によく見られる。
ぐん‐とう【群党】‥タウ🔗⭐🔉
ぐん‐とう【群党】‥タウ
集まって党をなすこと。多くの党派。
ぐん‐とう【群島】‥タウ🔗⭐🔉
ぐん‐とう【群島】‥タウ
まとまりをもってむらがっている島々。「南洋―」
⇒ぐんとう‐りろん【群島理論】
ぐん‐とう【群盗】‥タウ🔗⭐🔉
ぐん‐とう【群盗】‥タウ
多くの盗賊。集団をなしている盗賊。
ぐんとう【群盗】‥タウ(作品名)🔗⭐🔉
ぐんとう【群盗】‥タウ
(Die Räuber ドイツ)シラーの戯曲。1782年初演。伯爵家の長男カールが弟の策略によって不当な目に遭い、強盗団の首領となって社会を変革しようとする物語。疾風怒濤期の代表作。
ぐんとう‐りろん【群島理論】‥タウ‥🔗⭐🔉
ぐんとう‐りろん【群島理論】‥タウ‥
フィリピンやインドネシアなどの群島国家が主唱する国際法上の理論。群島全体をまとまった一単位として扱い、群島の外端を結ぶ線を群島基線とし、その外側に領海や経済水域を設け、内側の水域を群島水域として群島国の排他的管轄権のもとに置こうとするもの。国連海洋法条約で認められる。
⇒ぐん‐とう【群島】
ぐんぱつ‐じしん【群発地震】‥ヂ‥🔗⭐🔉
ぐんぱつ‐じしん【群発地震】‥ヂ‥
比較的小さな地震が同一地域に頻発するタイプの地震。
ぐん‐ぶ【群舞】🔗⭐🔉
ぐん‐ぶ【群舞】
大勢むらがって舞い踊ること。また、その舞踊。「蝶が花畑に―する」
ぐん‐ぼう【群謀】🔗⭐🔉
ぐん‐ぼう【群謀】
多くの人が集まって計をめぐらすこと。
ぐん‐ぽう【群芳】‥パウ🔗⭐🔉
ぐん‐ぽう【群芳】‥パウ
①多くの香草。
②多くのよい香りの花。
③多くの賢者、また多くの美人のたとえ。
ぐん‐ぽう【群峰】🔗⭐🔉
ぐん‐ぽう【群峰】
多くの峰。むらがり集まる峰。群山。
ぐん‐ぼく【群牧】🔗⭐🔉
ぐん‐ぼく【群牧】
①多くの地方長官。
②諸侯のこと。
ぐんま【群馬】🔗⭐🔉
ぐんま【群馬】
関東地方北西部の県。上野こうずけ国を管轄。県庁所在地は前橋市。面積6363平方キロメートル。人口202万4千。全12市。
→八木節
提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株)
⇒ぐんま‐じけん【群馬事件】
⇒ぐんま‐だいがく【群馬大学】
ぐんま‐じけん【群馬事件】🔗⭐🔉
ぐんま‐じけん【群馬事件】
自由民権運動の激化事件の一つ。1884年(明治17)5月、群馬の自由党急進派が妙義山のふもとで農民を率い挙兵したが、すぐ離散。首謀者は逮捕。
⇒ぐんま【群馬】
ぐんま‐だいがく【群馬大学】🔗⭐🔉
ぐんま‐だいがく【群馬大学】
国立大学法人の一つ。前橋医大・桐生工専および群馬師範・同青年師範を母体として1949年設置。2004年法人化。前橋市。
⇒ぐんま【群馬】
ぐん‐みん【群民】🔗⭐🔉
ぐん‐みん【群民】
①多くの人民。
②むらがり集まっている人民。
ぐん‐もう【群盲】‥マウ🔗⭐🔉
ぐん‐もう【群盲】‥マウ
多くの盲人。
⇒群盲象を撫でる
○群盲象を撫でるぐんもうぞうをなでる
多くの盲人が象を撫でて、それぞれ自分の手に触れた部分だけで巨大な象を評するように、凡人が大事業や大人物を批評しても、単にその一部分にとどまって全体を見渡すことができないことにいう。群盲象を評す。衆盲象を摸す。
⇒ぐん‐もう【群盲】
○群盲象を撫でるぐんもうぞうをなでる🔗⭐🔉
○群盲象を撫でるぐんもうぞうをなでる
多くの盲人が象を撫でて、それぞれ自分の手に触れた部分だけで巨大な象を評するように、凡人が大事業や大人物を批評しても、単にその一部分にとどまって全体を見渡すことができないことにいう。群盲象を評す。衆盲象を摸す。
⇒ぐん‐もう【群盲】
くん‐もく【薫沐】
着物に香をたきしめ、髪を洗って身を清めること。
くん‐もん【君門】
君主の通用門。宮城の門。平家物語7「手を―につかね」
ぐん‐もん【軍門】
陣営の門。太平記7「尸かばねを―に曝さらすとも名を後代に残さん事」
⇒軍門に降る
○群を抜くぐんをぬく🔗⭐🔉
○群を抜くぐんをぬく
多くの者にぬきんでている。非常にすぐれている。抜群。「この作品は群を抜いている」
⇒ぐん【群】
け
①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔e〕との結合した音節。〔ke〕 上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ke〕、乙〔kë〕2類の別があった。なお、平安時代には漢字音にクヱンジャウ(勧賞)のように〔kwe〕の音があったが、のち、〔ke〕の音に転じた。
②平仮名「け」は「計」の草体。片仮名「ケ」は「介」の略体。
け【日】
(上代語。カ(日)の転)
①2日以上の日をいうのに用いる語。日日ひび。万葉集4「長き―をかくのみ待たば」
②(朝に対して)昼間。万葉集8「朝に―に出で見る毎に」
け【木】
(キの転)樹木。万葉集20「松の―の並なみたる見れば」
け【毛】
①哺乳類の皮膚に生える糸状角質形成物。皮膚の毛嚢もうのうにおさまる部分を毛根、外にあらわれた部分を毛幹、先端を毛先という。
㋐髪。毛髪。ごくわずかな物事のたとえにもいう。「―ほどのすきもない」
㋑羊毛。毛糸。「―のシャツ」
②鳥のはね。羽毛。「鳥の―をむしる」
③物の表面に生ずる細い糸状の物。
④表皮細胞が細い糸状をなしたもの。高等植物に普遍的に見られ、形態・機能ともにさまざま。「タンポポの―」
⑤稲の穂のみのり。また、ひろく畑作物の称。「作毛さくげ」
⑥(札さねを綴じた糸・革・綾などが隙間なく、毛の並んだようであるからいう)鎧よろいのおどしげ。
⑦鯉の鱗うろこ。狂言、惣八「此の鯉に限つてうろこをふくとは申さぬ。―をふくと申す」
⇒毛のはえた物
⇒毛を吹いて疵を求む
⇒毛を以て馬を相す
け【故】
ゆえ。ため。竹取物語「千たびばかり申し給ふ―にやあらむ、やうやう雷かみ鳴りやみぬ」
け【食】
(「け(笥)」から転じて)食物。食事。万葉集1「大御み―に仕へまつると」
け【笥】
食物を盛るうつわ。また、物を入れるうつわ。万葉集2「―に盛る飯を」。枕草子201「碁石の―に入るる音」
け【異】
①普通とは異なるさま。いつもと変わっているさま。万葉集13「葦毛の馬のいばえ声情こころあれかも常ゆ―に鳴く」
②まさるさま。特出するさま。平治物語(金刀比羅本)「家俊には似ず、きやつは―のやつかな」→けに
け【褻】
おおやけでないこと。よそゆきでないこと。ふだん。日常。わたくし。今昔物語集26「―・納おさめの装束」↔晴
⇒褻にも晴にも
け【仮】
(呉音)〔仏〕一切存在は実体性をもたず、現象としてのみ存在していること。仮有けう。→仮諦けたい
け【気】
(「気」の呉音ケに由来するか。一説に訓とも。→気き)
[一]〔名〕
①実体を手にとることはできないが、その存在が感じられるもの。蜻蛉日記下「東面の朝日の―」。「火の―」「全くその―は見られない」
②様子。けはい。宇津保物語楼上上「さがなう心こはく、なまめかしき―もはべらず」
③心もち。ここち。源氏物語夕顔「おそろしき―もおぼえず」
④気力。心身の力。蜻蛉日記中「―やあがりぬらん、心地いとあしうおぼえて」
⑤病気。枕草子188「病は…脚の―」。倭名類聚鈔3「疫、衣夜美、一云度岐乃介」
⑥その味わい・匂いなどのあること。その成分を含むこと。今昔物語集1「米の―なれば吉き物なり」
⑦生れつき持っているもの。持ちまえ。筑波問答「其の人の―に対して教へかけられ侍るにや」
[二]〔接頭〕
動詞・形容詞に冠して「様子が…である」の意とし、または「何となく」の意を添える。「―おされる」「―ぢかし」「―おそろし」「―だるい」
[三]〔接尾〕
そのような様子、傾向が感じられること。「寒―さむけ」「人―ひとけ」「女っ―」
⇒気も無い
け【卦】
易えきで算木さんぎに現れる形象。これによって天地間の変化を表し吉凶の判断をする。八卦を基本とし、さらに六十四卦の変化を生ずる。→八卦
け【怪・恠】
(呉音)あやしいこと。不思議なこと。あやしいもの。太平記20「かやうの―ども未然に凶を示しけれども」。「物の―」→かい(怪)
け【家】
⇒か(家)
け【暇】
(古くは「假」)令制で、官吏の休暇。か。
け【罫】
⇒けい(罫)。源氏物語鈴虫「―かけたる金かねのすぢよりも」
け【来】
(上代東国方言)動詞「き(来)」(連用形)に同じ。万葉集20「父母に物言ものわず―にて今ぞくやしき」
け【消】
(動詞「く(消)」の未然・連用形)
⇒く(消)
け
〔助詞〕
(文語助動詞ケリの転。助動詞「た」「だ」に付いて「たっけ」「だっけ」の形で)思い出したり、相手の考えを確かめたりする意を表す。「小さい時来たっ―なあ」「そんなこともあったっ―」「出発は明日だっ―」
け【ケ】
(「ケ」を片仮名と見ての読み)
⇒か(箇・个・ケ)
げ
「け」の濁音。後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する有声子音〔g〕と母音〔e〕との結合した音節。〔ge〕 ただし、語頭以外では鼻音〔ŋe〕となることが多い。上代特殊仮名遣では奈良時代に甲〔ge〕、乙〔gë〕2類の別があった。なお、平安時代には漢字音にヘングヱ(変化)のように〔gwe〕の音があったが、のち〔ge〕の音に転じた。
げ【下】
⇒か(下)
げ【外】
⇒がい(外)
げ【夏】
(呉音)僧侶の安居あんごする期間で、陰暦4月16日から7月15日に至る90日間。「―安居」
げ【偈】
〔仏〕(梵語gāthāの音写。伽陀・偈陀とも音写。頌と訳す)経・論などの中に、韻文の形で、仏徳を賛嘆し教理を述べたもの。また、それに準じて、仏教の真理を詩の形で述べたもの。偈頌げじゅ。
げ【解】
(呉音)
①解釈すること。解釈。「令集―りょうのしゅうげ」
②下より上に達する文書。律令制で、八省以下内外の諸官、すなわち京官・地方官が太政官および所管に上申する公文書。解状。解文げもん・げぶみ。→符→移。
③中世では訴状の別称。
げ【気】
〔接尾〕
(ケ(気)の濁音化したもの)体言、形容詞の語幹、動詞の連用形などに付いて、外から見て推測されるけはい・様子・感じ・傾向などの意を表す。…の様子。…そう。いかにも…の感じ。
㋐(体言に付く)源氏物語夕顔「いとあはれ―なる人と見給ふに」。天草本平家物語「いかにも大様―でそこへ出でられたれば」。「得意―な顔」「おとな―がない」
㋑(形容詞の語幹に付く)源氏物語若紫「いたうなげかし―にもいひなさず」。天草本平家物語「清盛も面白―に思はれて」。「かわい―がない」
㋒(動詞の連用形に付く)源氏物語夕顔「何の心ばせあり―もなく」。「意味あり―に笑う」
㋓(動詞型助動詞の連用形に付く)源氏物語若紫「しろしめしたり―なるを」
㋔(形容詞型助動詞の語幹に付く)源氏物語浮舟「ことごとしきほどにはあるまじ―なりしを」。「何か話した―な様子」
㋕(活用語の連体形に付く)天草本平家物語「この人もふた心がある―なとあつて」
ケア【care】
①介護。世話。「―‐ワーカー」「高齢者を―する」
②手入れ。「ヘア‐―」
け‐あい【蹴合い】‥アヒ
①蹴合うこと。互いに蹴ること。
②鶏を闘わせること。とりあわせ。
け‐あ・う【蹴合う】‥アフ
〔他五〕
互いに蹴る。
け‐あがり【蹴上がり】
鉄棒などにぶらさがって両足で宙を蹴るようにし、その反動で体を上げること。
け‐あが・る【気上がる】
〔自四〕
上気する。のぼせる。源氏物語賢木「御―・りてなほ悩ましうせさせ給ふ」
げ‐あき【夏解】
夏安居げあんごの終わること。また、その最終の日で、陰暦7月15日。解夏げげ。〈[季]秋〉
け‐あげ【蹴上げ】
①けあげること。また、けあげたもの。
②足がかりとして踏んであがる所。
③階段の一段の高さ。
けあげ【蹴上】
京都市東山区北端の一地区。旧東海道が峠を越えて京都市内に入る地。明治中期、インクラインや日本初の水力発電所が設けられた。
蹴上 水力発電所
撮影:的場 啓
蹴上 インクライン
撮影:的場 啓
け‐あ・げる【蹴上げる】
〔他下一〕[文]けあ・ぐ(下二)
蹴って物を上へあげる。上に向かって蹴る。けりあげる。「まりを―・げる」「泥を―・げて走る」
け‐あし【毛脚・毛足】
①毛の伸びてゆくさま。「―が早い」
②毛の多くはえている足。けずね。
③毛布や絨毯じゅうたんなどの表面の毛。「―が長い」
け‐あ・し【気悪し】
〔形シク〕
気持がわるくなるほどすさまじい。今昔物語集20「泉川原の風極めて―・しく吹きて、寒きこと限りなし」
け‐あな【毛穴・毛孔】
毛の生える皮膚の小さい孔。
ケア‐ハウス
(和製語care house)軽費老人ホームの一つ。60歳以上で身体機能が低下し、自炊できず、かつ家族の援助が難しい者が入所。必要な便宜がはかられ、訪問看護・訪問介護も利用できる。1989年創設。正式には介護利用型軽費老人ホーム。
ケア‐プラン【care plan】
介護対象者に必要なサービスを、日・週・月の単位で効果的に組み合わせた計画。介護保険法では、介護サービス計画という。
ケア‐マネージメント【care management】
障害者や常時介護を必要とする高齢者などに対する援助方法。地域の援助者と利用者とが協力して、援助の計画・実施・評価を一貫して行う。介護保険でのケア‐プラン作成はその一例。ケース‐マネージメント。
ケア‐マネージャー【care manager】
介護対象者のために、ケアの方針を定めてケア‐プランを立案し、関係機関との調整を図る専門職。特に介護保険の介護支援専門員をいう。
ケアリー【Joyce Cary】
イギリスの小説家。アフリカ体験を生かした作品で注目された。代表作「馬の口」。(1888〜1957)
ケアリー【Peter Carey】
オーストラリアの小説家。同国とイギリスとの歴史的関係を扱う。小説「ジャック=マッグズ」など。(1943〜)
ケアレス‐ミス
(careless mistake)不注意による間違い。
げ‐あんご【夏安居】
〔仏〕「安居」参照。↔冬安居とうあんご
ケアンズ【Cairns】
オーストラリア北東部、クインズランド州の港湾都市。観光の中心地。人口11万8千(2003)。
け‐い【褻居】‥ヰ
主人の常にいる室。ふだんいるところ。居間。小座敷。常居。
けい【兄】
(呉音はキョウ)
①あに。
②先輩または同輩に対する敬称。「―等らの精進を期待する」
⇒兄たり難く弟たり難し
けい【刑】
①法律。おきて。
②犯罪者に科する罰。しおき。
⇒刑の疑わしきは軽くせよ
けい【圭】
①上部がとがって下方が四角の玉。中国古代、天子から封侯のしるしとして諸侯に賜ったもの。
②量の名。勺しゃくの1000分の1。
③和算で二等辺三角形のこと。圭形。
けい【系】
①一つづきにつながったもの。いとすじ。ちすじ。「イタリア―移民」
②組織だった分類。また、その部門。「文科―」
③〔数〕(corollary)ある定理からたやすく推定し得る命題。
④〔地〕(system)地層の大区分の一つ。地質年代の時代区分の紀に対応する。カンブリア系・三畳系の類。
⑤〔理〕〔化〕(system)一定の相互作用または相互連関を持つ物体の集合。反応系・晶系の類。
けい【京】
①みやこ。京都・東京の略。
②数の単位。
㋐億の1億倍。兆㋐の1万倍。すなわち10の16乗。
㋑古くは、兆㋑の10倍。すなわち10の7乗。
→きょう(京)
けい【径】
まっすぐ結ぶ道。さしわたし。「―5センチ」
けい【茎】
①草のみき。くき。
②草のくきなど、細長いものを数える語。
けい【型】
土で作った鋳がた。転じて、物の形をかたどったもの。また、同類から抽象される形式。かた。
けい【奎】
〔天〕二十八宿の一つ。西方の宿で、文運をつかさどり、この星が明らかであれば天下は太平という。奎宿。とかきぼし。
けい【契】
①わりふ。てがた。
②朝鮮の伝統的な相互扶助組織。冠婚葬祭・農地購入・金融・親睦・公共活動などのために組織する。構成員・運営方法・期間などの点で多様な形態がある。参加者は互いに平等で、資金を積み立てて運用することもある。日本の頼母子講たのもしこうに似る。
けい【計】
①見積りをたてること。はかりごと。「一年の―は元旦にあり」
②合計・総計の意。「―千円」
③数量をはかる装置。
けい【桂】
①クスノキ科の常緑高木。原産はインドシナ。華南で多く栽培。高さ約10メートル。全体に芳香がある。葉は革質。花は小さく白色。樹皮・枝は、桂皮・桂枝と称し、芳香性健胃薬・鎮痛剤とし、また、桂皮油を採り芳香料とする。ケイノキ。トンキンニッケイ。
②カツラ・肉桂・モクセイ・クス・月桂樹などの称。
③(もと省都が桂林にあったからいう)中国、広西チワン族自治区の別称。
④将棋の駒、桂馬けいまの略。
⑤桂皮けいひの略。
けい【珪】
①中国古代、天子が諸侯を封ずる印に与えた玉。
②珪素の略。シリコン。
けい【啓】
①申しあげること。
②㋐皇太子・三后に上申する文書。
㋑上官に進める文書。解げ。また、個人間の私的往復文書にもいった。
③漢文の一体。もと臣下から君主に上たてまつる意見書。のち、対等に送る書状にも用いた。
けい【渓】
(「谿」の別字体)たに。谷川。「耶馬―」
けい【経】
①織物のたていと。たて。↔緯。
②南北の方向。↔緯。
③物事のすじ道。道理。のり。それらを述作した聖賢の書。→経史子集
→きょう(経)
けい【頃】
中国の地積の単位。1頃は100畝ほ。
けい【卿】
①参議および三位以上の人。公卿くぎょう。→卿大夫士けいたいふし。
②君主が臣下を呼ぶのに用いる語。また、相手を敬って呼ぶ語。
→きょう(卿)
けい【景】
①けしき。ふぜい。おもむき。狂言、舟ふな「西の宮といふ所は…殊の外―の多い所でございます」。「近江八―」
②演劇での一まとまりの場面。「第1幕第2―」
けい【荊】
①自分の妻の謙称に用いる語。「―妻」
②中国の楚の別名。
けい【軽】
質量・程度などがかるいこと。かるくすること。手がるなこと。「―音楽」↔重
けい【継】
生父母に代わる親子関係、最初の婚姻に代わる夫婦関係を表す語。
けい【罫】
(罫けの通音)
①目。碁盤の縦横の線。
②枠わく。格子形に書いた線。
③文字の行間などに引く線。文字をまっすぐに書くために施した線。「便箋の―」
④活字とともに組み合わせる線。「飾り―」
けい【慶】
めでたいこと。よろこび。いわい。吉事。「新年の御―」
けい【慧】
⇒え(恵・慧)
けい【磬】
吊り下げ、撞木しゅもくで打ち鳴らす楽器。中国、秦・漢時代には「へ」の字形の板石を用いた。仏具として用いるものは青銅製で、鉄製のものもある。法会ほうえの際、礼盤らいばん右側の磬架にかけ、導師が打ち鳴らす。
磬
磬(けい)
撮影:関戸 勇
けい【瓊】
中国海南省の別称。
けい【警】
警察・警察官の略。
け‐い【怪異】
あやしいものごと。ふしぎなこと。わざわい。徒然草「重き―なりとて」
ケイ【John Kay】
イギリスの紡績技師。飛び梭ひを発明。織布の速さは2倍以上になった。(1704〜1764)
げい【芸】
(「藝」の略字。本の虫除けに用いた香草の名「芸うん」とは別)
①修練によって得た技能。学問。わざ。徒然草「己が―の勝りたることを喜ぶ」
②技能をともなうあそびごと。あそびごとのわざ。また、機知や工夫。「―のない話」
③安芸国あきのくにの略。
⇒芸が細かい
⇒芸がない
⇒芸が身を助けるほどの不仕合せ
⇒芸立つ
⇒芸は道によって賢し
⇒芸は身の仇
⇒芸は身を助ける
げい【羿】
中国古伝説上の人物。弓の名人。尭ぎょうのとき、一度に10の太陽が出て人民が熱さに苦しんだので、尭の命を受けてその9を射落し、さらに民に害をなす物を駆除したという。
げい【黥】
(慣用音)いれずみ。いれずみの刑。墨刑。
げ‐い【外位】‥ヰ
律令制で、郡司や地方出身者に授けた位。のち一般に低い家柄の者に授けた。外正五位上から外少初位下まで二十階。外階げかいとも。これに対し、普通の位階を内位または内階という。古今著聞集6「多おおは朝臣なるによりて内位に叙す、狛こまは下姓によりて―に叙す」→位階(表)
ゲイ【gay】
(男の)同性愛者。「―‐バー」「―‐ボーイ」
ゲイ【John Gay】
イギリスの詩人・劇作家。下層社会を活写して、ウォルポール時代の政界の腐敗を諷刺した「乞食オペラ」はイギリス音楽劇の嚆矢こうし。(1685〜1732)→三文オペラ
けい‐あい【恵愛】
めぐみ愛すること。
けい‐あい【敬愛】
うやまい、親しみの心を持つこと。「―する先輩」「―の念を抱く」
⇒けいあい‐ほう【敬愛法】
けいあい‐ほう【敬愛法】‥ホフ
〔仏〕密教で、和合・親睦・愛顧を祈る修法しゅほう。四種法の一つ。
⇒けい‐あい【敬愛】
げいあみ【芸阿弥】
室町後期の画家。真芸とも称した。号は学叟。能阿弥の子。相阿弥の父。足利義政の同朋衆の一人として、中国舶載の書画や道具類の鑑識・管理を職とした。水墨画が巧みで連歌にも長じた。(1431〜1485)
けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】
①(承応1652〜1655の頃、江戸京橋の大和慶庵という医者が、よく縁談の紹介をしたからいう)縁談・奉公などの紹介者。口入れ屋。また、雇人の請宿うけやど。三遊亭円朝、塩原多助一代記「江戸と云ふ所は―と云ふものがあつて奉公人の世話をするそうだが」
②世辞。追従ついしょう。また、それを言う人。浄瑠璃、傾城酒呑童子「―とりどり御機嫌伺ふをりふし」
⇒けいあん‐ぐち【桂庵口】
⇒けいあん‐ざむらい【桂庵侍】
けいあん【桂庵】
室町後期の臨済宗聖一派の僧。薩摩桂樹院の開山。諱いみなは玄樹、別号は島陰。周防の人。初め南禅寺に学び、1467年(応仁1)入明。受法のかたわら朱子学を学び、帰朝後は島津氏の殊遇を受けて朱子学者として活動。薩南学派を起こし、「大学章句」など四書の新注を日本で初めて刊行。句読法でも「家法倭点」(桂庵点)を創始。詩文集「島陰漁唱」など。(1427〜1508)
けいあん【慶安】
(キョウアンとも)[易経坤卦彖伝]江戸前期、後光明天皇朝の年号。正保5年2月15日(1648年4月7日)改元、慶安5年9月18日(1652年10月20日)承応に改元。
⇒けいあん‐じけん【慶安事件】
⇒けいあん‐たいへいき【慶安太平記】
⇒けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
げい‐あん【芸案】
芸道上の工夫公案。花鏡「重代相伝の―とす」
けいあん‐ぐち【桂庵口】
双方の間をうまく言いつくろうこと。周旋を業とする者の言葉が信用するに足りないこと。仲人口なこうどぐち。
⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】
けいあん‐ざむらい【桂庵侍】‥ザムラヒ
追従言葉をつかう侍。
⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】
けいあん‐じけん【慶安事件】
慶安4年(1651)、由井正雪・丸橋忠弥らが企てた倒幕の陰謀事件。江戸・駿府・京都・大坂に兵を挙げようとしたが発覚し、忠弥は捕らえられ、正雪は自刃。慶安の変。
⇒けいあん【慶安】
けいあん‐たいへいき【慶安太平記】
由井正雪・丸橋忠弥らの企てた倒幕陰謀事件を材料とした講談・実録体小説・劇などの題名。
⇒けいあん【慶安】
けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
慶安2年(1649)、幕府が農民に対して出したと伝える御触書。32条と奥書とより成り、年貢を納めるために守るべき心構えを説き、幕府の農民観を示す。同年には出ていないとする説が有力。
→文献資料[慶安御触書]
⇒けいあん【慶安】
けい‐い【経緯】‥ヰ
①たて糸とよこ糸。たてとよこ。
②南北と東西。経線と緯線。経度と緯度。
③秩序を立てて治めととのえること。
④いきさつ。入りくんだ事情。物事がこれまで展開してきたすじ道。「事件の―を説明する」
⇒けいい‐ぎ【経緯儀】
けい‐い【敬畏】‥ヰ
うやまいおそれること。つつしみかしこむこと。
けい‐い【敬意】
うやまう気持。「―を表する」
けい‐い【軽衣】
①羅うすものなどの軽い着物。
②飾りのない略式の着物。
けい‐い【軽易】
①てがるなこと。平易なこと。「―な問題」
②あなどり軽んずること。
けいい‐ぎ【経緯儀】‥ヰ‥
望遠鏡を垂直軸と水平軸とのまわりに回転するように装置した器械。主に天体望遠鏡に装着。セオドライト。→トランシット
⇒けい‐い【経緯】
げい‐いき【芸域】‥ヰキ
芸の領域。習得している芸の範囲。「―が広い」
けい‐いん【京尹】‥ヰン
京兆尹けいちょうのいんの略。
けい‐いん【契印】
①数枚から成る同一書類の継ぎ目にまたがらせて捺おし、その連接していることを証する印。→割印。
②(→)印相いんぞうに同じ。
げい‐いん【鯨飲】
(鯨が水を飲むように)多量に酒を飲むこと。
⇒げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】
げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】
鯨が飲み馬が食らうように、大いに飲み食いする様子。牛飲馬食。
⇒げい‐いん【鯨飲】
けい‐う【恵雨】
①ひでりの続いた時などに作物をうるおす雨。慈雨。
②君のめぐみ。
げい‐うら【芸裏】
劇場で、舞台に向かって、花道の左側にある観客席。↔芸表げいおもて
けい‐うん【奎運】
(「奎」は文教をつかさどる星の名)学問の発達。文運。
けい‐うん【景雲・卿雲・慶雲】
めでたいことの前兆の雲。瑞雲。
けいうん【慶運】
南北朝時代の歌僧。法印。祇園目代3度に及ぶ。父の浄弁および頓阿・兼好とともに二条為世門の四天王。作「慶運法師百首」「慶運法印集」。1369年(応安2)70歳頃まで存命。きょううん。
けいうん【慶雲】
(年号)
⇒きょううん
げいうん【迎雲】
私年号の一つ。→私年号(表)
げい‐うんりん【倪雲林】
(雲林は号)
⇒げいさん(倪瓚)
けい‐えい【形影】
もののかたちと、そのかげ。
⇒形影相弔う
⇒形影相伴う
けい‐えい【勁鋭】
強くするどいこと。また、その兵士。精鋭。
けい‐えい【経営】
①力を尽くして物事を営むこと。工夫を凝らして建物などを造ること。太平記11「偏に後生菩提の―を」。平家物語7「多日の―をむなしうして片時の灰燼となりはてぬ」
②あれこれと世話や準備をすること。忙しく奔走すること。今昔物語集26「房主ぼうずの僧、思ひ懸けずと云ひて―す」。滑稽本、医者談義「医学修行に諸国―して」
③継続的・計画的に事業を遂行すること。特に、会社・商業など経済的活動を運営すること。また、そのための組織。「会社を―する」「―が行き詰まる」「多角―」
→けいめい。
⇒けいえい‐がく【経営学】
⇒けいえい‐かんり【経営管理】
⇒けいえい‐きょうぎかい【経営協議会】
⇒けいえい‐けいざいがく【経営経済学】
⇒けいえい‐けん【経営権】
⇒けいえい‐こうがく【経営工学】
⇒けいえい‐さんか【経営参加】
⇒けいえい‐しゃ【経営者】
⇒けいえい‐せんりゃく【経営戦略】
⇒けいえい‐ビジョン【経営ビジョン】
⇒けいえい‐ぶんせき【経営分析】
⇒けいえい‐りねん【経営理念】
⇒けいえい‐りんり【経営倫理】
けい‐えい【継泳】
水泳のリレー競技。
けい‐えい【警衛】‥ヱイ
警戒し護衛すること。
蹴上 インクライン
撮影:的場 啓
け‐あ・げる【蹴上げる】
〔他下一〕[文]けあ・ぐ(下二)
蹴って物を上へあげる。上に向かって蹴る。けりあげる。「まりを―・げる」「泥を―・げて走る」
け‐あし【毛脚・毛足】
①毛の伸びてゆくさま。「―が早い」
②毛の多くはえている足。けずね。
③毛布や絨毯じゅうたんなどの表面の毛。「―が長い」
け‐あ・し【気悪し】
〔形シク〕
気持がわるくなるほどすさまじい。今昔物語集20「泉川原の風極めて―・しく吹きて、寒きこと限りなし」
け‐あな【毛穴・毛孔】
毛の生える皮膚の小さい孔。
ケア‐ハウス
(和製語care house)軽費老人ホームの一つ。60歳以上で身体機能が低下し、自炊できず、かつ家族の援助が難しい者が入所。必要な便宜がはかられ、訪問看護・訪問介護も利用できる。1989年創設。正式には介護利用型軽費老人ホーム。
ケア‐プラン【care plan】
介護対象者に必要なサービスを、日・週・月の単位で効果的に組み合わせた計画。介護保険法では、介護サービス計画という。
ケア‐マネージメント【care management】
障害者や常時介護を必要とする高齢者などに対する援助方法。地域の援助者と利用者とが協力して、援助の計画・実施・評価を一貫して行う。介護保険でのケア‐プラン作成はその一例。ケース‐マネージメント。
ケア‐マネージャー【care manager】
介護対象者のために、ケアの方針を定めてケア‐プランを立案し、関係機関との調整を図る専門職。特に介護保険の介護支援専門員をいう。
ケアリー【Joyce Cary】
イギリスの小説家。アフリカ体験を生かした作品で注目された。代表作「馬の口」。(1888〜1957)
ケアリー【Peter Carey】
オーストラリアの小説家。同国とイギリスとの歴史的関係を扱う。小説「ジャック=マッグズ」など。(1943〜)
ケアレス‐ミス
(careless mistake)不注意による間違い。
げ‐あんご【夏安居】
〔仏〕「安居」参照。↔冬安居とうあんご
ケアンズ【Cairns】
オーストラリア北東部、クインズランド州の港湾都市。観光の中心地。人口11万8千(2003)。
け‐い【褻居】‥ヰ
主人の常にいる室。ふだんいるところ。居間。小座敷。常居。
けい【兄】
(呉音はキョウ)
①あに。
②先輩または同輩に対する敬称。「―等らの精進を期待する」
⇒兄たり難く弟たり難し
けい【刑】
①法律。おきて。
②犯罪者に科する罰。しおき。
⇒刑の疑わしきは軽くせよ
けい【圭】
①上部がとがって下方が四角の玉。中国古代、天子から封侯のしるしとして諸侯に賜ったもの。
②量の名。勺しゃくの1000分の1。
③和算で二等辺三角形のこと。圭形。
けい【系】
①一つづきにつながったもの。いとすじ。ちすじ。「イタリア―移民」
②組織だった分類。また、その部門。「文科―」
③〔数〕(corollary)ある定理からたやすく推定し得る命題。
④〔地〕(system)地層の大区分の一つ。地質年代の時代区分の紀に対応する。カンブリア系・三畳系の類。
⑤〔理〕〔化〕(system)一定の相互作用または相互連関を持つ物体の集合。反応系・晶系の類。
けい【京】
①みやこ。京都・東京の略。
②数の単位。
㋐億の1億倍。兆㋐の1万倍。すなわち10の16乗。
㋑古くは、兆㋑の10倍。すなわち10の7乗。
→きょう(京)
けい【径】
まっすぐ結ぶ道。さしわたし。「―5センチ」
けい【茎】
①草のみき。くき。
②草のくきなど、細長いものを数える語。
けい【型】
土で作った鋳がた。転じて、物の形をかたどったもの。また、同類から抽象される形式。かた。
けい【奎】
〔天〕二十八宿の一つ。西方の宿で、文運をつかさどり、この星が明らかであれば天下は太平という。奎宿。とかきぼし。
けい【契】
①わりふ。てがた。
②朝鮮の伝統的な相互扶助組織。冠婚葬祭・農地購入・金融・親睦・公共活動などのために組織する。構成員・運営方法・期間などの点で多様な形態がある。参加者は互いに平等で、資金を積み立てて運用することもある。日本の頼母子講たのもしこうに似る。
けい【計】
①見積りをたてること。はかりごと。「一年の―は元旦にあり」
②合計・総計の意。「―千円」
③数量をはかる装置。
けい【桂】
①クスノキ科の常緑高木。原産はインドシナ。華南で多く栽培。高さ約10メートル。全体に芳香がある。葉は革質。花は小さく白色。樹皮・枝は、桂皮・桂枝と称し、芳香性健胃薬・鎮痛剤とし、また、桂皮油を採り芳香料とする。ケイノキ。トンキンニッケイ。
②カツラ・肉桂・モクセイ・クス・月桂樹などの称。
③(もと省都が桂林にあったからいう)中国、広西チワン族自治区の別称。
④将棋の駒、桂馬けいまの略。
⑤桂皮けいひの略。
けい【珪】
①中国古代、天子が諸侯を封ずる印に与えた玉。
②珪素の略。シリコン。
けい【啓】
①申しあげること。
②㋐皇太子・三后に上申する文書。
㋑上官に進める文書。解げ。また、個人間の私的往復文書にもいった。
③漢文の一体。もと臣下から君主に上たてまつる意見書。のち、対等に送る書状にも用いた。
けい【渓】
(「谿」の別字体)たに。谷川。「耶馬―」
けい【経】
①織物のたていと。たて。↔緯。
②南北の方向。↔緯。
③物事のすじ道。道理。のり。それらを述作した聖賢の書。→経史子集
→きょう(経)
けい【頃】
中国の地積の単位。1頃は100畝ほ。
けい【卿】
①参議および三位以上の人。公卿くぎょう。→卿大夫士けいたいふし。
②君主が臣下を呼ぶのに用いる語。また、相手を敬って呼ぶ語。
→きょう(卿)
けい【景】
①けしき。ふぜい。おもむき。狂言、舟ふな「西の宮といふ所は…殊の外―の多い所でございます」。「近江八―」
②演劇での一まとまりの場面。「第1幕第2―」
けい【荊】
①自分の妻の謙称に用いる語。「―妻」
②中国の楚の別名。
けい【軽】
質量・程度などがかるいこと。かるくすること。手がるなこと。「―音楽」↔重
けい【継】
生父母に代わる親子関係、最初の婚姻に代わる夫婦関係を表す語。
けい【罫】
(罫けの通音)
①目。碁盤の縦横の線。
②枠わく。格子形に書いた線。
③文字の行間などに引く線。文字をまっすぐに書くために施した線。「便箋の―」
④活字とともに組み合わせる線。「飾り―」
けい【慶】
めでたいこと。よろこび。いわい。吉事。「新年の御―」
けい【慧】
⇒え(恵・慧)
けい【磬】
吊り下げ、撞木しゅもくで打ち鳴らす楽器。中国、秦・漢時代には「へ」の字形の板石を用いた。仏具として用いるものは青銅製で、鉄製のものもある。法会ほうえの際、礼盤らいばん右側の磬架にかけ、導師が打ち鳴らす。
磬
磬(けい)
撮影:関戸 勇
けい【瓊】
中国海南省の別称。
けい【警】
警察・警察官の略。
け‐い【怪異】
あやしいものごと。ふしぎなこと。わざわい。徒然草「重き―なりとて」
ケイ【John Kay】
イギリスの紡績技師。飛び梭ひを発明。織布の速さは2倍以上になった。(1704〜1764)
げい【芸】
(「藝」の略字。本の虫除けに用いた香草の名「芸うん」とは別)
①修練によって得た技能。学問。わざ。徒然草「己が―の勝りたることを喜ぶ」
②技能をともなうあそびごと。あそびごとのわざ。また、機知や工夫。「―のない話」
③安芸国あきのくにの略。
⇒芸が細かい
⇒芸がない
⇒芸が身を助けるほどの不仕合せ
⇒芸立つ
⇒芸は道によって賢し
⇒芸は身の仇
⇒芸は身を助ける
げい【羿】
中国古伝説上の人物。弓の名人。尭ぎょうのとき、一度に10の太陽が出て人民が熱さに苦しんだので、尭の命を受けてその9を射落し、さらに民に害をなす物を駆除したという。
げい【黥】
(慣用音)いれずみ。いれずみの刑。墨刑。
げ‐い【外位】‥ヰ
律令制で、郡司や地方出身者に授けた位。のち一般に低い家柄の者に授けた。外正五位上から外少初位下まで二十階。外階げかいとも。これに対し、普通の位階を内位または内階という。古今著聞集6「多おおは朝臣なるによりて内位に叙す、狛こまは下姓によりて―に叙す」→位階(表)
ゲイ【gay】
(男の)同性愛者。「―‐バー」「―‐ボーイ」
ゲイ【John Gay】
イギリスの詩人・劇作家。下層社会を活写して、ウォルポール時代の政界の腐敗を諷刺した「乞食オペラ」はイギリス音楽劇の嚆矢こうし。(1685〜1732)→三文オペラ
けい‐あい【恵愛】
めぐみ愛すること。
けい‐あい【敬愛】
うやまい、親しみの心を持つこと。「―する先輩」「―の念を抱く」
⇒けいあい‐ほう【敬愛法】
けいあい‐ほう【敬愛法】‥ホフ
〔仏〕密教で、和合・親睦・愛顧を祈る修法しゅほう。四種法の一つ。
⇒けい‐あい【敬愛】
げいあみ【芸阿弥】
室町後期の画家。真芸とも称した。号は学叟。能阿弥の子。相阿弥の父。足利義政の同朋衆の一人として、中国舶載の書画や道具類の鑑識・管理を職とした。水墨画が巧みで連歌にも長じた。(1431〜1485)
けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】
①(承応1652〜1655の頃、江戸京橋の大和慶庵という医者が、よく縁談の紹介をしたからいう)縁談・奉公などの紹介者。口入れ屋。また、雇人の請宿うけやど。三遊亭円朝、塩原多助一代記「江戸と云ふ所は―と云ふものがあつて奉公人の世話をするそうだが」
②世辞。追従ついしょう。また、それを言う人。浄瑠璃、傾城酒呑童子「―とりどり御機嫌伺ふをりふし」
⇒けいあん‐ぐち【桂庵口】
⇒けいあん‐ざむらい【桂庵侍】
けいあん【桂庵】
室町後期の臨済宗聖一派の僧。薩摩桂樹院の開山。諱いみなは玄樹、別号は島陰。周防の人。初め南禅寺に学び、1467年(応仁1)入明。受法のかたわら朱子学を学び、帰朝後は島津氏の殊遇を受けて朱子学者として活動。薩南学派を起こし、「大学章句」など四書の新注を日本で初めて刊行。句読法でも「家法倭点」(桂庵点)を創始。詩文集「島陰漁唱」など。(1427〜1508)
けいあん【慶安】
(キョウアンとも)[易経坤卦彖伝]江戸前期、後光明天皇朝の年号。正保5年2月15日(1648年4月7日)改元、慶安5年9月18日(1652年10月20日)承応に改元。
⇒けいあん‐じけん【慶安事件】
⇒けいあん‐たいへいき【慶安太平記】
⇒けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
げい‐あん【芸案】
芸道上の工夫公案。花鏡「重代相伝の―とす」
けいあん‐ぐち【桂庵口】
双方の間をうまく言いつくろうこと。周旋を業とする者の言葉が信用するに足りないこと。仲人口なこうどぐち。
⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】
けいあん‐ざむらい【桂庵侍】‥ザムラヒ
追従言葉をつかう侍。
⇒けい‐あん【桂庵・慶庵・慶安】
けいあん‐じけん【慶安事件】
慶安4年(1651)、由井正雪・丸橋忠弥らが企てた倒幕の陰謀事件。江戸・駿府・京都・大坂に兵を挙げようとしたが発覚し、忠弥は捕らえられ、正雪は自刃。慶安の変。
⇒けいあん【慶安】
けいあん‐たいへいき【慶安太平記】
由井正雪・丸橋忠弥らの企てた倒幕陰謀事件を材料とした講談・実録体小説・劇などの題名。
⇒けいあん【慶安】
けいあん‐の‐おふれがき【慶安御触書】
慶安2年(1649)、幕府が農民に対して出したと伝える御触書。32条と奥書とより成り、年貢を納めるために守るべき心構えを説き、幕府の農民観を示す。同年には出ていないとする説が有力。
→文献資料[慶安御触書]
⇒けいあん【慶安】
けい‐い【経緯】‥ヰ
①たて糸とよこ糸。たてとよこ。
②南北と東西。経線と緯線。経度と緯度。
③秩序を立てて治めととのえること。
④いきさつ。入りくんだ事情。物事がこれまで展開してきたすじ道。「事件の―を説明する」
⇒けいい‐ぎ【経緯儀】
けい‐い【敬畏】‥ヰ
うやまいおそれること。つつしみかしこむこと。
けい‐い【敬意】
うやまう気持。「―を表する」
けい‐い【軽衣】
①羅うすものなどの軽い着物。
②飾りのない略式の着物。
けい‐い【軽易】
①てがるなこと。平易なこと。「―な問題」
②あなどり軽んずること。
けいい‐ぎ【経緯儀】‥ヰ‥
望遠鏡を垂直軸と水平軸とのまわりに回転するように装置した器械。主に天体望遠鏡に装着。セオドライト。→トランシット
⇒けい‐い【経緯】
げい‐いき【芸域】‥ヰキ
芸の領域。習得している芸の範囲。「―が広い」
けい‐いん【京尹】‥ヰン
京兆尹けいちょうのいんの略。
けい‐いん【契印】
①数枚から成る同一書類の継ぎ目にまたがらせて捺おし、その連接していることを証する印。→割印。
②(→)印相いんぞうに同じ。
げい‐いん【鯨飲】
(鯨が水を飲むように)多量に酒を飲むこと。
⇒げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】
げいいん‐ばしょく【鯨飲馬食】
鯨が飲み馬が食らうように、大いに飲み食いする様子。牛飲馬食。
⇒げい‐いん【鯨飲】
けい‐う【恵雨】
①ひでりの続いた時などに作物をうるおす雨。慈雨。
②君のめぐみ。
げい‐うら【芸裏】
劇場で、舞台に向かって、花道の左側にある観客席。↔芸表げいおもて
けい‐うん【奎運】
(「奎」は文教をつかさどる星の名)学問の発達。文運。
けい‐うん【景雲・卿雲・慶雲】
めでたいことの前兆の雲。瑞雲。
けいうん【慶運】
南北朝時代の歌僧。法印。祇園目代3度に及ぶ。父の浄弁および頓阿・兼好とともに二条為世門の四天王。作「慶運法師百首」「慶運法印集」。1369年(応安2)70歳頃まで存命。きょううん。
けいうん【慶雲】
(年号)
⇒きょううん
げいうん【迎雲】
私年号の一つ。→私年号(表)
げい‐うんりん【倪雲林】
(雲林は号)
⇒げいさん(倪瓚)
けい‐えい【形影】
もののかたちと、そのかげ。
⇒形影相弔う
⇒形影相伴う
けい‐えい【勁鋭】
強くするどいこと。また、その兵士。精鋭。
けい‐えい【経営】
①力を尽くして物事を営むこと。工夫を凝らして建物などを造ること。太平記11「偏に後生菩提の―を」。平家物語7「多日の―をむなしうして片時の灰燼となりはてぬ」
②あれこれと世話や準備をすること。忙しく奔走すること。今昔物語集26「房主ぼうずの僧、思ひ懸けずと云ひて―す」。滑稽本、医者談義「医学修行に諸国―して」
③継続的・計画的に事業を遂行すること。特に、会社・商業など経済的活動を運営すること。また、そのための組織。「会社を―する」「―が行き詰まる」「多角―」
→けいめい。
⇒けいえい‐がく【経営学】
⇒けいえい‐かんり【経営管理】
⇒けいえい‐きょうぎかい【経営協議会】
⇒けいえい‐けいざいがく【経営経済学】
⇒けいえい‐けん【経営権】
⇒けいえい‐こうがく【経営工学】
⇒けいえい‐さんか【経営参加】
⇒けいえい‐しゃ【経営者】
⇒けいえい‐せんりゃく【経営戦略】
⇒けいえい‐ビジョン【経営ビジョン】
⇒けいえい‐ぶんせき【経営分析】
⇒けいえい‐りねん【経営理念】
⇒けいえい‐りんり【経営倫理】
けい‐えい【継泳】
水泳のリレー競技。
けい‐えい【警衛】‥ヱイ
警戒し護衛すること。
むら【群・叢・簇】🔗⭐🔉
むら【群・叢・簇】
(ムレの古形)群がること。また、そのもの。むれ。古事記下「かぎろひの燃ゆる家―」
むら‐が・す【群がす】🔗⭐🔉
むら‐が・す【群がす】
〔他四〕
むらがるようにする。大唐西域記長寛点「彼此を混ムラカシ愛悪あいおを忘る」
むら‐がすみ【群霞】🔗⭐🔉
むら‐がすみ【群霞】
むれ立つ霞。拾玉集(広本)4「雲雀あがる春の野沢の浅みどり空の色こき―かな」
むら‐がらす【群烏・群鴉】🔗⭐🔉
むら‐がらす【群烏・群鴉】
群をなすカラス。正治百首「―梢の床をあらそひて稲荷の杉に夕かけて鳴く」
むら‐がり【群がり・叢がり・簇がり】🔗⭐🔉
むら‐がり【群がり・叢がり・簇がり】
むらがること。また、むらがったもの。むれ。
むら‐が・る【群がる・叢がる・簇がる】🔗⭐🔉
むら‐が・る【群がる・叢がる・簇がる】
〔自五〕
(古くは下二段にも活用)多くのものが一つ所に集まる。むれをなす。万葉集13「行く鳥の―・りて待ち」。三蔵法師伝承徳頃点「桂樹の藂ムラカレ生ふることは」。「甘い蜜に―・る」「ファンが―・る」
むらきも‐の【群肝の】🔗⭐🔉
むらきも‐の【群肝の】
〔枕〕
(昔、人の心は内臓の働きにあると信じられ、多くの臓器が集まることから)「こころ」にかかる。万葉集10「―心いさよひ」
むら‐ごえ【群声】‥ゴヱ🔗⭐🔉
むら‐ごえ【群声】‥ゴヱ
むらがっているものの多くの声。夫木和歌抄9「宿に鳴く梢の蝉の―は」
むら‐すずめ【群雀】🔗⭐🔉
むら‐すずめ【群雀】
群をなしている雀。村雀。
むら‐たけ【叢竹・群竹】🔗⭐🔉
むら‐たけ【叢竹・群竹】
むらがって生えた竹。万葉集19「わが宿のいささ―吹く風の音のかそけきこの夕かも」
むら‐たず【群田鶴】‥タヅ🔗⭐🔉
むら‐たず【群田鶴】‥タヅ
むれている鶴。一群の鶴。万代和歌集雑「―のしほひのかたに遠あさりする」
むらたま‐の【群玉の】🔗⭐🔉
むらたま‐の【群玉の】
〔枕〕
「くる」にかかる。万葉集20「―枢くるに釘刺し固めとし」
むら‐ちどり【群千鳥】🔗⭐🔉
むら‐ちどり【群千鳥】
むれている千鳥。
むら‐ど【群戸】🔗⭐🔉
むら‐ど【群戸】
編戸あみど。一説に、多くの妻戸。謡曲、田村「月の―をおしあけて」
むら‐とり【群鳥】🔗⭐🔉
むら‐とり【群鳥】
むらがっている鳥。宇津保物語菊宴「浪にきほひて―の立つを」
⇒むらとり‐の【群鳥の】
むらとり‐の【群鳥の】🔗⭐🔉
むらとり‐の【群鳥の】
〔枕〕
「むれ」「立つ」にかかる。
⇒むら‐とり【群鳥】
むら‐なえ【群苗】‥ナヘ🔗⭐🔉
むら‐なえ【群苗】‥ナヘ
むらがっている稲の苗。一説に、ウラナヘ(卜苗)の転で、占いをする苗。万葉集14「かみつけの佐野田の苗の―に」
むら‐ね【群寝】🔗⭐🔉
むら‐ね【群寝】
むらがって寝ること。草根集「から櫓押す小舟を近み水鳥の―驚く暁の声」
むら‐むら【叢叢・群群】🔗⭐🔉
むら‐むら【叢叢・群群】
そこここにむらがっているさま。また、群れて勢いよく移動したり集まったりするさま。古今和歌集雑体「庭の面に―見ゆる冬草の」。日葡辞書「ムラムラトキソイクル」
むら‐めか・す【群めかす】🔗⭐🔉
むら‐めか・す【群めかす】
〔自四〕
むらがるようにする。むれをなす。平家物語8「太腹なんどに立つ所を事ともせず、―・いて寄せ」
むら‐やま【群山】🔗⭐🔉
むら‐やま【群山】
むらがっている山。多くの山。ぐんざん。万葉集1「やまとには―あれど」
むれ【群れ】🔗⭐🔉
むれ【群れ】
①あつまり。むらがり。「―をなす」
②なかま。くみ。
むれ・いる【群れ居る】‥ヰル🔗⭐🔉
むれ・いる【群れ居る】‥ヰル
〔自上一〕
集まっている。むらがりいる。大唐西域記長寛点「諸の伽藍に寓ムレヰて」
むれ‐すずめ【群雀】🔗⭐🔉
むれ‐すずめ【群雀】
①マメ科の落葉低木。中国原産。観賞用に栽培。高さ約3メートル。葉は2対の4小葉から成る。春、葉腋にエニシダに似た1個の蝶形花を垂下。初め黄色で、のち赤みを帯びる。漢名、錦鶏児。〈[季]春〉
ムレスズメ
提供:OPO
②ラン科オンシディウム属の観賞用植物数種の総称。洋蘭として栽培。黄色の小花を群開する。群雀蘭。
②ラン科オンシディウム属の観賞用植物数種の総称。洋蘭として栽培。黄色の小花を群開する。群雀蘭。
むれ‐た・つ【群れ立つ】🔗⭐🔉
むれ‐た・つ【群れ立つ】
〔自五〕
むらがって立つ。むらがって立って行く。古今和歌集雑体「花薄君なき庭に―・ちて」
むれ‐つど・う【群れ集う】‥ツドフ🔗⭐🔉
むれ‐つど・う【群れ集う】‥ツドフ
〔自五〕
むらがりあつまる。
むれ‐と・ぶ【群れ飛ぶ】🔗⭐🔉
むれ‐と・ぶ【群れ飛ぶ】
〔自五〕
群れになって飛ぶ。
むれ‐ゆ・く【群れ行く】🔗⭐🔉
むれ‐ゆ・く【群れ行く】
〔自五〕
むらがって行く。群をなして行く。
むれ‐らか【群れらか】🔗⭐🔉
むれ‐らか【群れらか】
一つに集まるさま。群をなすさま。まとまるさま。宇治拾遺物語9「物は―に得たるこそよけれ。細々こまごまに得むとのたまふ、わろき事なり」
む・れる【群れる】🔗⭐🔉
む・れる【群れる】
〔自下一〕[文]む・る(下二)
一所に集まる。むらがる。万葉集19「い―・れてをればうれしくもあるか」。「―・れて飛ぶ鳥」
[漢]群🔗⭐🔉
群 字形
筆順
〔羊(
)部7画/13画/教育/2318・3732〕
〔音〕グン(呉) クン(漢)
〔訓〕むれる・むれ・むらがる・むら=
[意味]
①同類のものが多く集まる。むれる。むらがる。「群集ぐんしゅう・くんじゅ・群発」
②集まった仲間。むれ。「群を抜く」「鶏群の一鶴」「魚群・大群・抜群ばつぐん・ばっくん」
③多くの。もろもろの。「群雄・群臣・群小」
[解字]
形声。「羊」+音符「君」(=まるくまとまる)。羊のむれの意。[羣]は異体字。
筆順
〔羊(
)部7画/13画/教育/2318・3732〕
〔音〕グン(呉) クン(漢)
〔訓〕むれる・むれ・むらがる・むら=
[意味]
①同類のものが多く集まる。むれる。むらがる。「群集ぐんしゅう・くんじゅ・群発」
②集まった仲間。むれ。「群を抜く」「鶏群の一鶴」「魚群・大群・抜群ばつぐん・ばっくん」
③多くの。もろもろの。「群雄・群臣・群小」
[解字]
形声。「羊」+音符「君」(=まるくまとまる)。羊のむれの意。[羣]は異体字。
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ぐん【群】🔗⭐🔉
ぐん [1] 【群】
(1)多くの同類のものが集まっていること。むれ。むらがり。集まり。
(2)〔数〕
〔group〕
一つの集合において,その,元(要素)の間に算法,例えば乗法が定められ,(1)二つの元
,
の積
・
もその集合の元である(2)結合法則(
・
)・
=
・(
・
)が成り立つ(3)すべての元
に対して
・
=
・
=
となる
(単位元)が存在する(4)各元
に対して
・
=
・
=
となる元
=

(逆元)が存在する,という四つの条件が満たされている時,この集合はその算法に関して群であるという。特に交換法則
・
=
・
が成り立つ群をアーベル群または可換群という。群の考えはフランスのガロアなどにより導入され,現代数学の大きな基礎となっている。
,
の積
・
もその集合の元である(2)結合法則(
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)・
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)が成り立つ(3)すべての元
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(単位元)が存在する(4)各元
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・
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・
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となる元
=

(逆元)が存在する,という四つの条件が満たされている時,この集合はその算法に関して群であるという。特に交換法則
・
=
・
が成り立つ群をアーベル群または可換群という。群の考えはフランスのガロアなどにより導入され,現代数学の大きな基礎となっている。
ぐん=を抜・く🔗⭐🔉
――を抜・く
多くの中で特にすぐれている。ぬきんでている。抜群。「―・く成績」
ぐん-えい【群泳】🔗⭐🔉
ぐん-えい [0] 【群泳】 (名)スル
魚などが,群れをなして泳ぐこと。また,その群れ。「鰯(イワシ)の―」「―する鰹(カツオ)」
ぐん-き【群起】🔗⭐🔉
ぐん-き [1] 【群起】 (名)スル
(1)多くの人々が立ち上がり,ことを起こすこと。蜂起。「武人地方に―し封建の元素を形成するに及んで/日本開化小史(卯吉)」
(2)いくつもの物事が一時に起こること。
ぐん-ぎ【群議】🔗⭐🔉
ぐん-ぎ [1] 【群議】
多くの人の議論。衆議。
ぐん-きょ【群居】🔗⭐🔉
ぐん-きょ [1] 【群居】 (名)スル
群れをなして生活すること。「貧困無産の人は都府に―し/民約論(徳)」
ぐん-けい【群系】🔗⭐🔉
ぐん-けい [0] 【群系】
植物群落の分類用語。優占種の生活形により樹林群系・草原群系・荒原群系・浮遊植物群系に分ける。
ぐん-こう【群行】🔗⭐🔉
ぐん-こう ―カウ [0] 【群行】
(1)大勢でむらがって行くこと。
(2)斎宮(イツキノミヤ)が野宮(ノノミヤ)で三年の潔斎を終え,その年の九月に伊勢へ下向すること。また,その時に行なった儀式。
ぐん-こん【群婚】🔗⭐🔉
ぐん-こん [0] 【群婚】
複数の男子が,複数の女子と互いに対等の資格で婚姻する形態。モルガンは著「古代社会」でこれを人類初期の婚姻形態としたが,制度として成立していた証拠はない。集団婚。
ぐん-ざん【群山】🔗⭐🔉
ぐん-ざん [1] 【群山】
多くの山々。重なり,連なる山々。
くん-じゅ【群集・群衆】🔗⭐🔉
くん-じゅ [1] 【群集・群衆】 (名)スル
〔「くん」は漢音。「くんじゅう」「ぐんじゅ」とも〕
人が群れをなして集まること。また,その人々。「人多く―したり/平家 2」
ぐん-しゅう【群衆】🔗⭐🔉
ぐん-しゅう [0] 【群衆】
〔「ぐんしゅ」「ぐんじゅ」とも〕
むらがり集まった多くの人々。また,むらがり集まること。
ぐん-しゅう【群集・群聚】🔗⭐🔉
ぐん-しゅう [0] ―シフ 【群集】 ・ ―シユウ 【群聚】 (名)スル
〔古くは「くんじゅ」〕
(1)一つの所に多くの人がむらがり集まること。また,その人々。「日本女人を見んとて多人数―したるに/新聞雑誌 30」
(2)社会学・心理学では,共通の関心と目的のもとに(不特定多数の人間が)一時的・非組織的に集合した集団で,日常の行動規範からはずれた行動をとりやすいものをいう。
(3)自然界においていろいろな種類の生物が何らかの意味でまじり合って生活している集まり。
(4)植物の群落を種組成に基づいて分類する時の一単位。クロマツ群集など。群叢。
ぐんしゅう-げき【群集劇】🔗⭐🔉
ぐんしゅう-げき ―シフ― [3] 【群集劇】
主役に当たる人物は特になく,大勢の出演者によって展開される劇。
ぐんしゅう-しんり【群集心理】🔗⭐🔉
ぐんしゅう-しんり ―シフ― [5] 【群集心理】
群集が示す特殊な心理状態。一般に判断力が低下し,興奮性が強くなり,衝動的・無責任的な言動をとる傾向になる。
ぐんしゅう-せいたいがく【群集生態学】🔗⭐🔉
ぐんしゅう-せいたいがく ―シフ― [7] 【群集生態学】
生物群集と環境との関係を対象とする生態学の一分野。群集の発達様式,構成種の生態的機能や相互関係などを研究する。特定の種を対象とする個生態学に対していう。群生態学。生物群集学。
ぐんしゅう-ふん【群集墳】🔗⭐🔉
ぐんしゅう-ふん ―シフ― [3] 【群集墳】
一定地域に多数の小規模な古墳が密集するもの。多くは古墳後期のもので,古墳を築造する階層が増加したことを示すものといわれる。「千塚」「百塚」の名で呼ぶ地域もある。
ぐん-しょ【群書】🔗⭐🔉
ぐん-しょ [1][0] 【群書】
多くの書籍。群籍。「―を究める」
ぐんしょいちらん【群書一覧】🔗⭐🔉
ぐんしょいちらん 【群書一覧】
図書目録。尾崎雅嘉(マサヨシ)編。六巻。1802年刊。刊本一〇七七部,写本六五二部の図書を三四類に分類し解題を付す。
ぐん-しょう【群小】🔗⭐🔉
ぐん-しょう ―セウ [0] 【群小】
多くの小さなもの。たくさんはあるが小さくて問題にならないもの。「―作家」「豪傑が出て来て他の―を圧倒して仕舞ふ/吾輩は猫である(漱石)」
ぐん-じょう【群生】🔗⭐🔉
ぐん-じょう ―ジヤウ [0] 【群生】
〔仏〕 あらゆる生きもの。一切衆生。ぐんせい。
ぐん-じょう【群青】🔗⭐🔉
ぐん-じょう ―ジヤウ [0] 【群青】
青色の無機顔料の一。本来はラピスラズリの粉末であるが,ケイ砂・カオリン・硫黄・炭酸ナトリウムなどを焼成して合成される。絵の具・塗料・印刷インクなどに用いる。ウルトラ-マリン。
ぐんじょう-いろ【群青色】🔗⭐🔉
ぐんじょう-いろ ―ジヤウ― [0] 【群青色】
鮮やかな藍青色(ランセイシヨク)。
ぐんしょさくいん【群書索引】🔗⭐🔉
ぐんしょさくいん 【群書索引】
和漢の書物の記事を件名によって五十音順に配列し,検索できるようにした索引。物集高見(モズメタカミ)編。三巻。1916年(大正5)刊。
ぐんしょちよう【群書治要】🔗⭐🔉
ぐんしょちよう ―チエウ 【群書治要】
中国,唐の魏徴(ギチヨウ)らが太宗の勅命によって編纂した政治参考書。五〇巻。631年成立。古代から晋代までの六七種の文献から,政治に有用な文章を抜粋し,書物別に配列した類書。
ぐんしょるいじゅう【群書類従】🔗⭐🔉
ぐんしょるいじゅう 【群書類従】
古文献の叢書。正編五三〇巻六六五冊および目録一冊,続編一一五〇巻一一八五冊。塙保己一(ハナワホキノイチ)編。正続合わせて三三七三種に及ぶ日本の古書を神祇・帝王以下二五の部に分類して編纂。正編は1819年刊行完了。続編は1911年(明治44)刊行完了。
ぐん-しん【群臣】🔗⭐🔉
ぐん-しん [0] 【群臣】
多くの臣下。多くの家来。
ぐんしん=を棄(ス)・つ🔗⭐🔉
――を棄(ス)・つ
〔史記(楽毅伝)〕
君主が死去することをいう。
ぐん-せい【群生・群棲】🔗⭐🔉
ぐん-せい [0] 【群生・群棲】 (名)スル
(1)同一種の動物が生殖・捕食などのため,多数集まって生活すること。《群棲》
(2)同一種の植物が同じ場所に群がって生えていること。《群生》「アカマツの―している丘」
(3)「ぐんじょう(群生)」に同じ。
ぐん-せい【群星】🔗⭐🔉
ぐん-せい [0] 【群星】
多くの星。群がっている多数の星。
ぐん-ぜい【群勢】🔗⭐🔉
ぐん-ぜい [0] 【群勢】
たくさんの人の群れ。「彼方(アツチ)の―が加勢したら大事である/坑夫(漱石)」
ぐん-そう【群叢】🔗⭐🔉
ぐん-そう [0] 【群叢】
⇒群集(グンシユウ)(4)
ぐん-ぞう【群像】🔗⭐🔉
ぐん-ぞう ―ザウ [0] 【群像】
(1)絵画・彫刻などで,多くの人間の集団的行動を主題として描いたもの。
(2)多くの人々がそれぞれに生き生きと活躍している姿。「青春の―」
ぐんぞう【群像】🔗⭐🔉
ぐんぞう グンザウ 【群像】
文芸雑誌。1946年(昭和21)創刊。創作欄の充実を編集方針に,純文学の担い手としての声価を得る。
ぐん-そくど【群速度】🔗⭐🔉
ぐん-そくど [3] 【群速度】
波の速度の一。振動数の異なる波が重なり合ってできた波のかたまりが,時間とともに(形を変えながら)全体として伝わっていく速さ。
ぐん-たい【群体】🔗⭐🔉
ぐん-たい [0] 【群体】
分裂や出芽によって生じた個体がそのまま分離せず形成する個体群。普通は,個体(個虫)間に原形質の連絡が見られる場合をいう。植物ではボルボックス・ケイソウなど,動物では海綿動物・腔腸動物などに見られる。合体(ゴウタイ)。コロニー。
→個体
ぐん-とう【群党】🔗⭐🔉
ぐん-とう ―タウ [0] 【群党】
(1)多くの党派。
(2)徒党をなすこと。また,その集団。
ぐん-とう【群島】🔗⭐🔉
ぐん-とう ―タウ [0] 【群島】
比較的狭い海域内にまとまりをもってむらがっている島々。マーシャル群島など。
ぐんとう-りろん【群島理論】🔗⭐🔉
ぐんとう-りろん ―タウ― [5] 【群島理論】
群島国家の主張する領海に関する理論。フィジーやフィリピンのように近接するいくつかの島によって構成される国家の場合,群島の外端を結ぶ線を群島基線とし,この基線から外に向けて領海や経済水域を設定し,内側の水域を群島国家の主権のもとにおくとするもの。
ぐん-とう【群盗】🔗⭐🔉
ぐん-とう ―タウ 【群盗】
集団をなしている盗賊。
ぐん-ぱつ【群発】🔗⭐🔉
ぐん-ぱつ [0] 【群発】
ある期間,同じ区域に集中して起こること。
ぐんぱつ-じしん【群発地震】🔗⭐🔉
ぐんぱつ-じしん ―ヂシン [5] 【群発地震】
限られた区域に,比較的小さい地震が頻発する現象。震源は浅いことが多い。何年も続くことがある。松代群発地震など。
ぐん-ぴ【群飛】🔗⭐🔉
ぐん-ぴ [1] 【群飛】 (名)スル
昆虫や鳥が多数,群れをなして飛ぶこと。昆虫の場合,多くは一種の配偶行動で,シロアリの交尾群飛や蚊柱はその例。
ぐん-ぴょう【群氷】🔗⭐🔉
ぐん-ぴょう [0] 【群氷】
群をなしている海氷。多くの海氷。
ぐん-ぶ【群舞】🔗⭐🔉
ぐん-ぶ [1] 【群舞】 (名)スル
(1)大勢がむらがって踊ること。
(2)大勢の踊り手たちによる舞踏。コール-ド-バレエ。
(3)多くの鳥がむらがって舞うこと。「ツルの―」
ぐん-ぽう【群峰】🔗⭐🔉
ぐん-ぽう [0] 【群峰】
むらがりそびえる峰々。群山。
ぐんま【群馬】🔗⭐🔉
ぐんま 【群馬】
(1)関東地方北西部の内陸県。かつての上野(コウズケ)国の全域を占める。東・北・西は足尾山地・三国山脈・関東山地などに囲まれる。中央を利根川が南流し,南東部が関東平野に開ける。県庁所在地,前橋市。
(2)群馬県中央部,群馬郡の町。前橋市・高崎市に接する。上野国国分寺跡がある。
ぐんま-けんりつ-じょしだいがく【群馬県立女子大学】🔗⭐🔉
ぐんま-けんりつ-じょしだいがく ―ヂヨシ― 【群馬県立女子大学】
公立大学の一。1980年(昭和55)設立。本部は群馬県玉村町。
ぐんま-じけん【群馬事件】🔗⭐🔉
ぐんま-じけん 【群馬事件】
1884年(明治17),群馬の自由党員らが高崎駅開通式に参列する政府高官らを襲い,政府打倒を企てた事件。式が延期されたため,警察署や高利貸しらを襲撃したが鎮圧され,主謀者は逮捕された。
ぐんま-だいがく【群馬大学】🔗⭐🔉
ぐんま-だいがく 【群馬大学】
国立大学の一。桐生工専・前橋医専・群馬師範などが合併して,1949年(昭和24)新制大学となる。本部は前橋市。
ぐん-みん【群民】🔗⭐🔉
ぐん-みん [0] 【群民】
多くの人民。民衆。
ぐん-もう【群盲】🔗⭐🔉
ぐん-もう ―マウ [0] 【群盲】
(1)多くの盲人。衆盲。
(2)多くの凡人。
ぐんもう=象(ゾウ)を=撫(ナ)・ず(=評・す)🔗⭐🔉
――象(ゾウ)を=撫(ナ)・ず(=評・す)
〔大勢の盲人が象の体をなでて,それぞれが自分の触れた部分の印象だけから象について述べたというたとえによる〕
凡人には大人物や大事業などの全体を見渡すことはできないものだ。元来は,涅槃経・六度経などで,人々が仏の真理を正しく知り得ないことをいったもの。衆盲象を摸(モ)す。
ぐん-ゆう【群游・群遊】🔗⭐🔉
ぐん-ゆう ―イウ 【群游・群遊】 (名)スル
(1)むらがりあそぶこと。
(2)むらがり泳ぐこと。「黒潮にのって―する鰹(カツオ)」
ぐん-ゆう【群雄】🔗⭐🔉
ぐん-ゆう [0] 【群雄】
多くの英雄たち。
ぐんゆう-かっきょ【群雄割拠】🔗⭐🔉
ぐんゆう-かっきょ [5] 【群雄割拠】 (名)スル
多くの英雄たちが各地に勢力を張り,対立して覇(ハ)を競うこと。
ぐん-よう【群羊】🔗⭐🔉
ぐん-よう ―ヤウ [0] 【群羊】
(1)多くの羊(ヒツジ)。
(2)多くの弱い者。
ぐんよう=を駆(カ)って猛虎(モウコ)を攻む🔗⭐🔉
――を駆(カ)って猛虎(モウコ)を攻む
〔戦国策(楚策)〕
弱い者を大勢集めて強い者を攻める。多くの弱小国を集めて連合し,強国に対抗するたとえ。
ぐん-らい【群来】🔗⭐🔉
ぐん-らい [0] 【群来】 (名)スル
むれをなして来ること。「村人―す/伊沢蘭軒(鴎外)」
ぐん-らく【群落】🔗⭐🔉
ぐん-らく [0][1] 【群落】
(1)多くの村落。
(2)植生の単位。同一環境に生育している種々の植物が全体として一つの共同体としての特徴を示しているもの。植物群落。植物社会。
むら【群・叢・簇】🔗⭐🔉
むら [2] 【群・叢・簇】
群がっていること。群がり。群れ。現代語では多く複合語として用いる。「稲―」「草―」
むら-が・す【群がす】🔗⭐🔉
むら-が・す 【群がす】 (動サ四)
群がるようにする。「偃松が,硬い葉を―・して/日本北アルプス縦断記(烏水)」
むら-がすみ【群霞】🔗⭐🔉
むら-がすみ [3] 【群霞】
辺り一面にたちこめる霞。
むら-がり【群がり・叢り・簇り】🔗⭐🔉
むら-がり [0][4] 【群がり・叢り・簇り】
群がっていること。群がっているもの。群れ。「白い鳥の―」
むら-が・る【群がる・叢る・簇る】🔗⭐🔉
むら-が・る [3] 【群がる・叢る・簇る】 (動ラ五[四])
たくさんの人・動物などが,一か所に秩序なく集まる。群れをなす。「蜜蜂が―・る」「売場に―・る人々」
〔古くは下二段にも活用。「桂樹の―・れ生ふること/三蔵法師伝(院政期点)」〕
むら-ぎも【群肝・村肝】🔗⭐🔉
むら-ぎも 【群肝・村肝】
〔「むらきも」とも。群がっている肝の意〕
五臓六腑。臓腑。「おぼえずたちて手たたき,伏して―を刻む(=深イ感銘ヲ受ケル)/奥の細道」
むらぎも-の【群肝の・村肝の】🔗⭐🔉
むらぎも-の 【群肝の・村肝の】 (枕詞)
臓腑に心が宿ると考えたことから,「心」にかかる。「―心を痛みぬえこ鳥/万葉 5」
むら-くも【群雲・叢雲】🔗⭐🔉
むら-くも [0] 【群雲・叢雲】
群がり集まった雲。一群れの雲。「月ニ―花ニ風/ヘボン(三版)」「月のかほに―のかかりて/大鏡(花山)」
むら-さめ【群雨・叢雨・村雨】🔗⭐🔉
むら-さめ [0] 【群雨・叢雨・村雨】
ひとしきり強く降ってやむ雨。強くなったり弱くなったりを繰り返して降る雨。にわか雨。驟雨(シユウウ)。
むら-すずめ【群雀】🔗⭐🔉
むら-すずめ [3] 【群雀】
群れをなしているすずめ。村雀。
むら-たけ【群竹】🔗⭐🔉
むら-たけ [2] 【群竹】
群がり生えている竹。「我がやどのいささ―吹く風の音のかそけきこの夕かも/万葉 4291」
むらたま-の【群玉の】🔗⭐🔉
むらたま-の 【群玉の】 (枕詞)
玉のくるくる回る意からか,「枢(クル)」(戸を開閉させる装置)にかかる。「―くるにくぎ鎖し固めとし妹が心は動(アヨ)くなめかも/万葉 4390」
むら-ちどり【群千鳥】🔗⭐🔉
むら-ちどり [3] 【群千鳥】
群れている千鳥。むれちどり。[季]冬。《―渚に下りてより見えず/阿部みどり女》
むら-とり【群鳥】🔗⭐🔉
むら-とり [2] 【群鳥】
群がっている鳥。群れをなしている鳥。
むらとり-の【群鳥の】🔗⭐🔉
むらとり-の 【群鳥の】 (枕詞)
「群れいぬ」「群立つ」「朝立つ」「出(イデ)立つ」にかかる。「―我が群れ往(イ)なば/古事記(上)」「春花のうつろひ変はり―朝立ち行けば/万葉 1047」
むら-むら【群群・叢叢】🔗⭐🔉
むら-むら [1] 【群群・叢叢】 (副)
(1)あちこちに群がっているさま。「凌霄(ノウゼン)の燃えるやうな花が―と咲いてゐる/ヰタ・セクスアリス(鴎外)」
(2)群れをなして集まったり動いたりするさま。「石橋へ,―と集つて列を作る/偸盗(竜之介)」
(3)雲・煙などの湧き上がるさま。「雲―と立ち渡りつ/自然と人生(蘆花)」
(4)衝動や激しい感情が急に起こるさま。「―と怒りがこみ上げる」「―と悪心がきざす」
むら-やま【群山】🔗⭐🔉
むら-やま 【群山】
連なり立っている山々。群れ立っている山々。「大和には―あれど/万葉 2」
むれ【群れ】🔗⭐🔉
むれ [2] 【群れ】
(1)多くのものが集まっている状態。むらがっている状態。「鳥が―をなす」
(2)仲間。「野盗の―」「―をつくって遊ぶ」
むれ-あつま・る【群れ集まる】🔗⭐🔉
むれ-あつま・る [5] 【群れ集まる】 (動ラ五[四])
むらがり集まる。「ひと所に―・る」
むれ-すずめ【群雀】🔗⭐🔉
むれ-すずめ [3] 【群雀】
マメ科の落葉低木。中国原産。江戸時代に渡来。よく分枝し,葉は小葉四個からなる羽状複葉で,長枝に互生,短枝に束生。春,葉腋(ヨウエキ)に黄色の細い蝶(チヨウ)形花が下垂して咲く。漢名,金雀花・錦
児。
児。
むれ-だ・つ【群れ立つ】🔗⭐🔉
むれ-だ・つ [3] 【群れ立つ】 (動タ五[四])
(1)むらがって立つ。「燃ゆる建物を遠巻にして真黒に―・つたる村人は/自然と人生(蘆花)」
(2)群れになって飛んでゆく。「桃園の花にまがへる照鷽(テリウソ)の―・つ折は散る心地する/山家(雑)」
むれ-つど・う【群れ集う】🔗⭐🔉
むれ-つど・う ―ツドフ [4] 【群れ集う】 (動ワ五[ハ四])
むらがって集まる。群れ集まる。
むれ-と・ぶ【群れ飛ぶ】🔗⭐🔉
むれ-と・ぶ [0][3] 【群れ飛ぶ】 (動バ五[四])
むらがって飛ぶ。「カモメが―・ぶ」
むれ-らか【群れらか】🔗⭐🔉
むれ-らか 【群れらか】 (形動ナリ)
群れをなしてまとまっているさま。「物は―に得たるこそよけれ/宇治拾遺 9」
む・れる【群れる】🔗⭐🔉
む・れる [2] 【群れる】 (動ラ下一)[文]ラ下二 む・る
〔「群(ムラ)」の動詞化〕
多くのものが一所に集まる。むらがる。「水鳥が浜辺に―・れる」「馬並めて打ち―・れ越え来/万葉 1720」
ぐん【群】(和英)🔗⭐🔉
ぐんきょ【群居する】(和英)🔗⭐🔉
ぐんきょ【群居する】
live gregariously[in flocks].群居動物 a gregarious animal.
ぐんしゅう【群衆[集]】(和英)🔗⭐🔉
ぐんしゅう【群衆[集]】
a crowd (of people).→英和
群集心理 mob[mass]psychology.
ぐんせい【群生[棲]する】(和英)🔗⭐🔉
ぐんせい【群生[棲]する】
live[grow]gregariously[in flocks].
ぐんぞう【群像】(和英)🔗⭐🔉
ぐんぞう【群像】
《彫刻》a group.→英和
ぐんとう【群島】(和英)🔗⭐🔉
ぐんとう【群島】
a group of islands;an archipelago.→英和
ハワイ群島 the Hawaiian Islands.
ぐんぱつ【群発地震】(和英)🔗⭐🔉
ぐんぱつ【群発地震】
an earthquake swarm.
ぐんゆうかっきょ【群雄割拠】(和英)🔗⭐🔉
ぐんゆうかっきょ【群雄割拠】
rivalry of powerful leaders.
ぐんらく【群落】(和英)🔗⭐🔉
ぐんらく【群落】
《生》a colony.→英和
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