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ちから【力】🔗🔉

ちから】 ①自らの体や他の物を動かし得る、筋肉の働き。雄略紀「汝―人に過ぎたり」 ②気力。精神力。根気。精根。万葉集17「出で立たむ―を無みとこもり居て」。「話に―がこもる」 ③能力。力量。実力。平家物語1「今は世末になつて国の―も衰へたれば」。「金の―」「―及ばず敗れる」「数学の―がつく」 ④ほねおり。労力。努力。竹取物語「―をつくしたる事少なからず」。「―を惜しまない」 ⑤たよりとするもの。よりどころ。源氏物語夕霧「こなたに―ある心地して慰めしだに」。「―と頼む」「―にする」「―を得る」 ⑥しるし。ききめ。おかげ。効能。源氏物語須磨「神少しなり止みて風ぞ夜も吹く。多く立てつる願の―なるべし」。「科学の―」 ⑦権力。腕力。暴力。「―で立ち向かう」 ⑧〔理〕静止している物体に運動を起こし、また、動いている物体の速度を変えようとする作用。ベクトル量で、単位は国際単位系ではニュートン(N)。電力・馬力など、エネルギーまたは仕事率(動力・工率)の意に用いることもある。 ⇒ちから‐あし【力足】 ⇒ちから‐あわせ【力合せ】 ⇒ちから‐いくさ【力軍】 ⇒ちから‐いし【力石】 ⇒ちから‐いっぱい【力一杯】 ⇒ちから‐いと【力糸】 ⇒ちから‐いり【力入り】 ⇒ちから‐うどん【力饂飩】 ⇒ちから‐えだ【力枝】 ⇒ちから‐おとし【力落し】 ⇒ちから‐おとり【力劣り】 ⇒ちから‐おび【力帯】 ⇒ちから‐がね【力金】 ⇒ちから‐がみ【力紙】 ⇒ちから‐がわ【力革】 ⇒ちから‐かんけい【力関係】 ⇒ちから‐ぎ【力木】 ⇒ちから‐ぐさ【力草】 ⇒ちから‐ぐさり【力鏈】 ⇒ちから‐くらべ【力競べ】 ⇒ちから‐くるま【力車】 ⇒ちから‐げ【力毛】 ⇒ちから‐ご【力碁】 ⇒ちから‐ごえ【力声】 ⇒ちから‐こぶ【力瘤】 ⇒ちから‐こぶし【力拳】 ⇒ちから‐しごと【力仕事】 ⇒ちから‐しば【力芝】 ⇒ちから‐じまん【力自慢】 ⇒ちから‐しょうぎ【力将棋】 ⇒ちから‐しろ【力代・庸】 ⇒ちから‐ずく【力尽】 ⇒ちから‐ずもう【力相撲】 ⇒ちから‐ぜめ【力攻め】 ⇒ちから‐ぞえ【力添え】 ⇒ちから‐ぞん【力損】 ⇒ちから‐だけ【力竹】 ⇒ちから‐だて【力立て】 ⇒ちから‐だのみ【力頼み】 ⇒ちから‐だめし【力試し】 ⇒ちから‐だるき【力垂木】 ⇒ちから‐つぐのい【力償い・傭賃】 ⇒ちから‐づな【力綱】 ⇒ちから‐なじみ【力馴染】 ⇒ちから‐ぬけ【力抜け】 ⇒ちから‐ぬの【力布】 ⇒ちから‐ね【力根】 ⇒ちから‐の‐のうりつ【力の能率】 ⇒ちから‐の‐モーメント【力のモーメント】 ⇒ちから‐ばしら【力柱】 ⇒ちから‐ばめ【力嵌め】 ⇒ちから‐びと【力人】 ⇒ちから‐ぶそく【力不足】 ⇒ちから‐への‐いし【力への意志】 ⇒ちから‐ぼね【力骨】 ⇒ちから‐まかせ【力任せ】 ⇒ちから‐まけ【力負け】 ⇒ちから‐まさり【力優り・力勝り】 ⇒ちから‐みず【力水】 ⇒ちから‐もち【力持】 ⇒ちから‐もち【力餅】 ⇒ちから‐わざ【力業】 ⇒力に余る ⇒力になる ⇒力は山を抜き気は世を蓋う ⇒力を入れる ⇒力を得る ⇒力を落とす ⇒力を貸す ⇒力を立つ

ちから‐あわせ【力合せ】‥アハセ🔗🔉

ちから‐あわせ力合せ‥アハセ 互いに力を出して競いあうこと。転じて、相撲すもう⇒ちから【力】

ちから‐いくさ【力軍】🔗🔉

ちから‐いくさ力軍】 腕力で争うこと。 ⇒ちから【力】

ちから‐いっぱい【力一杯】🔗🔉

ちから‐いっぱい力一杯】 ありったけの力を出すさま。「―叫ぶ」 ⇒ちから【力】

ちから‐いと【力糸】🔗🔉

ちから‐いと力糸】 投げ釣りで、道糸の先に結ぶ太い釣糸。錘おもりを飛ばすはずみに道糸が切れるのを防ぐ。 ⇒ちから【力】

ちから‐えだ【力枝】🔗🔉

ちから‐えだ力枝】 最も大きく発育した枝。 ⇒ちから【力】

ちから‐がね【力金】🔗🔉

ちから‐がね力金(→)尾錠金びじょがねに同じ。 ⇒ちから【力】

ちから‐がみ【力紙】🔗🔉

ちから‐がみ力紙】 ①力が強くなるようにと、噛みしだいて山門の仁王に投げつける紙。 ②力士が土俵で身をぬぐい清めるのに用いる紙。化粧紙。浄瑠璃、堀川波鼓「門出を祝ふ―」 ③綴じ目などを補強するために貼る丈夫な紙。 ⇒ちから【力】

ちから‐がわ【力革】‥ガハ🔗🔉

ちから‐がわ力革‥ガハ 馬具・武具の補強などに用いる細長い帯状の革の総称。馬具では、鞍橋くらぼねの居木いぎに懸けて、鐙あぶみの鉸具頭かこがしらにつなぐ革緒。水緒革。武具では、兜かぶとの鉢裏などに用いる。→大和鞍(図)→唐鞍(図)⇒ちから【力】

ちから‐かんけい【力関係】‥クワン‥🔗🔉

ちから‐かんけい力関係‥クワン‥ どちらの力が強いかという関係。「―で決まる」 ⇒ちから【力】

ちから‐ぐさ【力草】🔗🔉

ちから‐ぐさ力草】 ①〔植〕オヒシバの別称。 ②鷹が鳥を捕らえた時、引きずられないように片足でつかむ草。小町躍「―とりどりなれや鷹の鳥」 ③(「力種」とも書く)力と頼むもの。頼み。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「―なく泣きかはす」 ⇒ちから【力】

ちから‐くらべ【力競べ】🔗🔉

ちから‐くらべ力競べ】 ①力の強さをくらべること。 ②才能・芸能などの優劣をきそうこと。 ⇒ちから【力】

ちから‐くるま【力車】🔗🔉

ちから‐くるま力車】 物をのせて人の力でひく車。万葉集4「恋草を―に七車」 ⇒ちから【力】

ちから‐ご【力碁】🔗🔉

ちから‐ご力碁】 力戦を好み、強く戦う碁。また、その棋風。 ⇒ちから【力】

ちから‐こぶし【力拳】🔗🔉

ちから‐こぶし力拳】 力を入れたこぶし。鉄拳。 ⇒ちから【力】

ちから‐しごと【力仕事】🔗🔉

ちから‐しごと力仕事】 特に力を必要とする肉体労働。「―なら手伝おう」 ⇒ちから【力】

ちから‐しば【力芝】🔗🔉

ちから‐しば力芝】 イネ科の多年草。原野・路傍に自生。根が強く張り、抜くのに力がいる。茎は叢生し、高さ30〜60センチメートル。葉は線状でとがる。8〜9月頃、茎頂に黒紫色の小穂を密生した円柱状の大きな穂を形成。のぎが長い。みちしば。 チカラシバ 提供:OPO ⇒ちから【力】

ちから‐じまん【力自慢】🔗🔉

ちから‐じまん力自慢】 自分の力が強いのをほこること。 ⇒ちから【力】

ちから‐しょうぎ【力将棋】‥シヤウ‥🔗🔉

ちから‐しょうぎ力将棋‥シヤウ‥ 定跡じょうせきにとらわれず、乱戦気味に戦う将棋。また、その棋風。手将棋。 ⇒ちから【力】

ちから‐ぜめ【力攻め】🔗🔉

ちから‐ぜめ力攻め】 はかりごとを用いず、力まかせに攻めること。 ⇒ちから【力】

ちから‐だめし【力試し】🔗🔉

ちから‐だめし力試し】 体力や能力をためすこと。 ⇒ちから【力】

ちから‐ぢから・し【力力し】🔗🔉

ちから‐ぢから・し力力し】 〔形シク〕 いかにも力の入った感じである。落窪物語1「老い給へるほどよりは爪弾つまはじきをいと―・しうし給ひて」

ちから‐つぐのい【力償い・傭賃】‥ツグノヒ🔗🔉

ちから‐つぐのい力償い・傭賃‥ツグノヒ 賃仕事。労働の報酬。〈日本霊異記訓釈〉 ⇒ちから【力】

ちから‐づな【力綱】🔗🔉

ちから‐づな力綱】 ①力を出すために握る綱。一話一言「御産の―を懸け御腰をいだき申す」 ②転じて、たよりとするもの。すがりつくもの。 ⇒ちから【力】

ちから‐づよ・い【力強い】🔗🔉

ちから‐づよ・い力強い】 〔形〕 ①力があふれている。「―・い行進」 ②頼もしい。気強い。「そばにいてくれるだけで―・い」

○力に余るちからにあまる🔗🔉

○力に余るちからにあまる 自分の力ではとても処理できない。与えられた仕事が自分の能力をこえている。 ⇒ちから【力】

○力になるちからになる🔗🔉

○力になるちからになる ある人が事を進める際に、その支えとなって助ける。「陰ながら―」 ⇒ちから【力】 ちから‐ぬけ力抜け】 力が抜け失せること。落胆すること。 ⇒ちから【力】 ちから‐ぬの力布】 ①和服で袖付け・八つ口止り、洋服でボタン・スナップなどを縫い付ける所に、生地が損じないように当てる布。 ②直角の裁断線の角のほつれを防ぐためにあてる共ぎれの小片。 ③絹布のひとえものの襟付けの際に、襟肩明きの部分に挟みこむ幅の細い斜めぎれ。 ⇒ちから【力】 ちから‐ね力根】 ちから。力量。太平記15「―の程を御覧ぜよ」 ⇒ちから【力】 ちから‐の‐かみ主税頭】 主税寮の長官。 ⇒ちから【税】 ちから‐の‐つかさ主税寮⇒しゅぜいりょう。〈倭名類聚鈔5⇒ちから【税】 ちから‐の‐のうりつ力の能率(→)「力のモーメント」に同じ。 ⇒ちから【力】 ちから‐の‐モーメント力のモーメント】 (moment of force)力が物体をある1点のまわりに回転させる働きの大きさを表す量。→モーメント3⇒ちから【力】 ちから‐ばしら力柱】 (宮崎県などで)荒神柱こうじんばしらのこと。 ⇒ちから【力】 ちから‐ばめ力嵌め】 〔機〕穴の寸法が軸の寸法より小さい嵌合はめあい。しまりばめ。圧入。→嵌合⇒ちから【力】

ちから‐ね【力根】🔗🔉

ちから‐ね力根】 ちから。力量。太平記15「―の程を御覧ぜよ」 ⇒ちから【力】

ちから‐の‐のうりつ【力の能率】🔗🔉

ちから‐の‐のうりつ力の能率(→)「力のモーメント」に同じ。 ⇒ちから【力】

ちから‐の‐モーメント【力のモーメント】🔗🔉

ちから‐の‐モーメント力のモーメント】 (moment of force)力が物体をある1点のまわりに回転させる働きの大きさを表す量。→モーメント3⇒ちから【力】

○力は山を抜き気は世を蓋うちからはやまをぬききはよをおおう🔗🔉

○力は山を抜き気は世を蓋うちからはやまをぬききはよをおおう [史記項羽本紀]力は山を引き抜くほどであり、気力は天下をおおいつくすほど盛んである。力が強く、気性が勇壮であることのたとえ。抜山蓋世ばつざんがいせい⇒ちから【力】 ちから‐びと力人】 ①力の強い人。皇極紀(岩崎本)平安中期点「建児チカラヒト」 ②健児こんでい⇒ちから【力】 ちから‐ぶそく力不足】 与えられた職務・役割を果たす力が足りないこと。→役不足⇒ちから【力】 ちから‐への‐いし力への意志】 (Wille zur Macht ドイツ)ニーチェ哲学の根本概念。他を征服し同化し、一層強大になろうとする意欲。ニーチェはこの意欲が単なる生存闘争ではなく、存在の最奥の本質であり、生の根本衝動であると説く。 ⇒ちから【力】 ちから‐ぼね力骨】 襖ふすまなどを丈夫にするために他より太く堅牢にした骨組の組子。力子ちからこ⇒ちから【力】 ちから‐まかせ力任せ】 加減せずにありったけの力を出してすること。「―に引っ張る」 ⇒ちから【力】 ちから‐まけ力負け】 ①力が劣っていて負けること。 ②力を入れ過ぎたため、かえって負けること。また、力を過信して、しくじること。 ⇒ちから【力】 ちから‐まさり力優り・力勝り】 他より力のすぐれていること。また、その人。 ⇒ちから【力】 ちから‐みず力水‥ミヅ 相撲で、土俵のかたわらに備えて、力士が仕切りに入る前に、口をすすぐ水。化粧水けしょうみず⇒ちから【力】 ちから‐もち力持】 ①重い石などを持ち上げて、力量を示すこと。力くらべ。 ②重い石などを持ち上げ、種々の技をする見せ物。 ③力の強い人。「村一番の―」 ⇒ちから【力】 ちから‐もち力餅】 ①一種のねじ切り餅。食べると力が強くなるという。山越しなどにも携えた。 ②(→)「汁の餅」に同じ。 ③(→)「餅負い」に同じ。 ⇒ちから【力】 ちから‐りょう主税寮‥レウ ⇒しゅぜいりょう ⇒ちから【税】 ちから‐わざ力業】 ①強い力を頼ってするわざ。 ②体力を要する仕事。力仕事。 ⇒ちから【力】

ちから‐びと【力人】🔗🔉

ちから‐びと力人】 ①力の強い人。皇極紀(岩崎本)平安中期点「建児チカラヒト」 ②健児こんでい⇒ちから【力】

ちから‐への‐いし【力への意志】🔗🔉

ちから‐への‐いし力への意志】 (Wille zur Macht ドイツ)ニーチェ哲学の根本概念。他を征服し同化し、一層強大になろうとする意欲。ニーチェはこの意欲が単なる生存闘争ではなく、存在の最奥の本質であり、生の根本衝動であると説く。 ⇒ちから【力】

ちから‐ぼね【力骨】🔗🔉

ちから‐ぼね力骨】 襖ふすまなどを丈夫にするために他より太く堅牢にした骨組の組子。力子ちからこ⇒ちから【力】

ちから‐まさり【力優り・力勝り】🔗🔉

ちから‐まさり力優り・力勝り】 他より力のすぐれていること。また、その人。 ⇒ちから【力】

ちから‐もち【力持】🔗🔉

ちから‐もち力持】 ①重い石などを持ち上げて、力量を示すこと。力くらべ。 ②重い石などを持ち上げ、種々の技をする見せ物。 ③力の強い人。「村一番の―」 ⇒ちから【力】

ちから‐わざ【力業】🔗🔉

ちから‐わざ力業】 ①強い力を頼ってするわざ。 ②体力を要する仕事。力仕事。 ⇒ちから【力】 ○力を入れるちからをいれる ①力を込める。「腰に―」 ②努力する。「新人養成に―」 ③後援する。ひいきにする。「才能を見込んで―」 ⇒ちから【力】 ○力を得るちからをえる 助けや励ましによって元気が出る。「声援に―」 ⇒ちから【力】 ○力を落とすちからをおとす 失望する。落胆する。 ⇒ちから【力】 ○力を貸すちからをかす 助ける。助力する。 ⇒ちから【力】 ○力を立つちからをたつ 力を入れる。力をこめる。徒然草「ただ力を立てて引き給へ」 ⇒ちから【力】

○力を入れるちからをいれる🔗🔉

○力を入れるちからをいれる ①力を込める。「腰に―」 ②努力する。「新人養成に―」 ③後援する。ひいきにする。「才能を見込んで―」 ⇒ちから【力】

○力を得るちからをえる🔗🔉

○力を得るちからをえる 助けや励ましによって元気が出る。「声援に―」 ⇒ちから【力】

○力を落とすちからをおとす🔗🔉

○力を落とすちからをおとす 失望する。落胆する。 ⇒ちから【力】

○力を貸すちからをかす🔗🔉

○力を貸すちからをかす 助ける。助力する。 ⇒ちから【力】

○力を立つちからをたつ🔗🔉

○力を立つちからをたつ 力を入れる。力をこめる。徒然草「ただ力を立てて引き給へ」 ⇒ちから【力】 ちがり‐ちがり びっこをひくさま。ちがちが。狂言、飛越「痛さうな顔で―と、はいらしました顔を」 ち‐かろ地火炉‥クワ‥ ⇒じかろ ちか‐わかれ近別れ】 ①別れて互いに近い所にいること。 ②近い所へ旅立つ時のわかれ。 ち‐かん地官‥クワン ①周の六官の一つ。教育・租税および地方行政をつかさどる。 ②唐代以降、戸部の雅称。 ③民部省の唐名。 ち‐かん弛緩‥クワン (シカンの慣用読み) ⇒しかん ち‐かん遅緩‥クワン 敏捷でないこと。のろいこと。 ち‐かん痴漢】 ①おろかな男。ばかもの。しれもの。 ②女性にみだらないたずらをする男。「―防止ベル」 ち‐かん置換‥クワン ①おきかえること。 ②〔数〕数字または文字を一つの順列から他の順列に並べかえること。 ③〔化〕化合物の或る原子または原子団を他の原子または原子団で置き換えること。 ちき杠秤】 (鉤木ちきの意か) ⇒ちぎばかり ち‐き地気】 ①地の気。大地の精気。 ②気候。風土。 ち‐き知己】 [史記刺客伝、予譲「士は己を知る者の為に死す」]自分の心をよく知っている人。親友。また単に、知人。「百年の―」「―の言」 ち‐き稚気・穉気】 おさなげなさま。子供っぽい様子・気分。「―愛すべし」 ちぎ杠秤・扛秤⇒ちぎばかり。日本永代蔵2「―の目りんと請け取つて」 ち‐ぎ千木・知木・鎮木】 社殿の屋上、破風はふの先端が延びて交叉した2本の木。後世、破風と千木とは切り離されて、ただ棟上に取り付けた一種の装飾(置千木)となる。氷木ひぎ。祝詞、祈年祭「高天原に―高知りて」 千木 ち‐ぎ乳木】 護摩ごまに焚く木。にゅうもく。 ち‐ぎ地祇】 地の神。国土の神。くにつかみ。「天神―」↔天神 ち‐ぎ遅疑】 疑い迷ってためらうこと。ぐずぐずして決行しないこと。 ちぎ智顗】 中国の天台第3祖、実質的には開祖。慧思えしに師事し、のち天台山にこもって法華経の精神と竜樹の教学とを独自に体系づけ、隋の皇帝の帰依を得た。「法華文句」「法華玄義」「摩訶止観」の法華三大部など著作多数。天台大師。智者大師。(538〜597) ちぎ‐しゅんじゅん遅疑逡巡】 疑い迷って、なかなか決断を下さないこと。 ちき‐しょう畜生‥シヤウ チクショウの転。 チキソトロピーThixotropie ドイツ】 〔化〕(ギリシア語で「触れる」意のthixisと「変化」の意のtropeとの合成語)ゲルが機械的衝動によって流動性のゾルに変わり、放置すると再びゲルにもどる現象。シキソトロピー。揺変性。 ちき‐なん知己難】 知己にはめったにあいにくいこと。 ちぎ‐ばかり杠秤・扛秤・杜斤】 近世、1貫目以上の重い物の目方を量るのに用いた大桿秤さおばかり。一説に、小秤にもいう。ちき。ちぎ。ちきり。ちぎり。 ちぎ‐ばこ千木箱・千木筥】 東京の芝大神宮の祭礼(だらだら祭)で売る桧ひのき製の曲げ物の箱。外面に藤の花を描き、中に煎った大豆(古くは飴あめ)を2〜3粒入れてあり、千木と千着の音通から箪笥たんすの中に入れておくと着物がふえるといわれる。もと神社の千木の余材を用いたところからの名ともいう。千木櫃ちぎびつ。 千木箱 ちぎ‐びつ千木櫃(→)千木箱ちぎばこに同じ。 ち‐きゅう地久‥キウ ①大地がいつまでもかわらないであること。「天長―」 ②雅楽の高麗楽こまがく、高麗双調こまそうじょうの曲。四人舞。赤色の鼻高の仮面を用いる。円地楽。円池楽。 ⇒ちきゅう‐せつ【地久節】 ち‐きゅう地球‥キウ (earth)われわれ人類の住んでいる天体。太陽系の惑星の一つ。形はほぼ回転楕円体で、赤道半径は6378キロメートル、極半径は6357キロメートル。太陽からの距離は平均1億4960万キロメートルで、365日強で太陽を1周し、24時間で1自転する。地殻・マントル・核の3部分から成り、平均密度は1立方センチメートル当り5.52グラム。表面は大気によって囲まれる。 地球 撮影:NASA ⇒ちきゅう‐おんだん‐か【地球温暖化】 ⇒ちきゅう‐かがく【地球化学】 ⇒ちきゅう‐かがく【地球科学】 ⇒ちきゅうがた‐わくせい【地球型惑星】 ⇒ちきゅう‐かん【地球観】 ⇒ちきゅう‐かんきょう【地球環境】 ⇒ちきゅう‐かんそく‐えいせい【地球観測衛星】 ⇒ちきゅう‐ぎ【地球儀】 ⇒ちきゅう‐きんぼう‐てんたい【地球近傍天体】 ⇒ちきゅう‐サミット【地球サミット】 ⇒ちきゅう‐じき【地球磁気】 ⇒ちきゅう‐じば【地球磁場】 ⇒ちきゅう‐しょう【地球照】 ⇒ちきゅう‐そくちけい【地球測地系】 ⇒ちきゅう‐だえんたい【地球楕円体】 ⇒ちきゅう‐ちょうせき【地球潮汐】 ⇒ちきゅう‐でんじき‐がく【地球電磁気学】 ⇒ちきゅう‐ぶつりがく【地球物理学】 ⇒ちきゅう‐ほうしゃ【地球放射】 ⇒ちきゅう‐わくせい‐かがく【地球惑星科学】 ち‐きゅう恥丘‥キウ (→)陰阜いんぷに同じ。 ちきゅう‐おんだん‐か地球温暖化‥キウヲン‥クワ 化石燃料の消費で生ずる二酸化炭素などの温室効果によって、地球全体の平均気温が上昇する現象。気候変動や極地の氷の溶出による海水位の上昇などをひき起こす。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐かがく地球化学‥キウクワ‥ 地球や惑星を化学的に研究する化学または地球科学の一部門。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐かがく地球科学‥キウクワ‥ 地球、特にその固体部分を研究する自然科学。→地学⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅうがた‐わくせい地球型惑星‥キウ‥ 太陽系の8惑星のうち、水星・金星・地球・火星の4惑星をいう。これらはいずれも他の惑星とくらべて、形が小さく、密度と自転周期が大きい。↔木星型惑星。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐かん地球観‥キウクワン 地球についての考え方。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐かんきょう地球環境‥キウクワンキヤウ 地球の表層、特に生物圏に関わる大気と海洋の環境。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐かんそく‐えいせい地球観測衛星‥キウクワン‥ヱイ‥ 地球表面で反射される太陽光や地球表面から放射される電磁波を検知し、陸域・海域・大気の状態を観測するための人工衛星。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐ぎ地球儀‥キウ‥ 地球をかたどった小模型。表面に海陸や経緯度などを描いた球で、両極を通る軸を中心に回転し、この軸に23.5度の傾斜を与える。水平に黄道環を付したものもある。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐きんぼう‐てんたい地球近傍天体‥キウ‥バウ‥ (near-Earth object)地球に接近し、衝突する可能性のある小惑星や彗星などの天体。NEO ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐サミット地球サミット‥キウ‥ (United Nations Conference on Environment and Development; UNCED)「環境と開発に関する国連会議」の通称。1992年にリオ‐デ‐ジャネイロで開かれ、気候変動枠組条約や行動計画「アジェンダ21」などを採択。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐じき地球磁気‥キウ‥ (→)地磁気に同じ。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐じば地球磁場‥キウ‥ 地磁気によって生じる地球の磁場。このため磁針が南北を指す。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐しょう地球照‥キウセウ 新月の際、地球から反射した太陽光が、月の暗黒面を薄明るく照らすもの。地球の照返し。地球回照光。地光。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐せつ地久節‥キウ‥ [老子第7章「天長地久」]皇后の誕生日の旧称。1874年(明治7)制定。樋口一葉、みづの上日記「安井木村の両君は―の会ありて得も参られず」 ⇒ち‐きゅう【地久】 ちきゅう‐そくちけい地球測地系‥キウ‥ 地球の測地のために国際的に取り決められた座標系。地球を、1979年に国際測地学協会等が採択した形状の楕円体(GRS80楕円体)とみなし、その重心を原点とする。国際地球基準座標系(ITRF)。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐だえんたい地球楕円体‥キウ‥ヱン‥ 地球の真の形(ジオイド)に最も近似した回転楕円体。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐ちょうせき地球潮汐‥キウテウ‥ 月や太陽の引力により固体地球全体が弾性変形する現象。原因は海水の潮汐と同じであるが現象はより小さい。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐でんじき‐がく地球電磁気学‥キウ‥ 地球物理学の一分野。地球や惑星に関する電気・磁気・電磁気的現象を研究する科学。固体地球について地磁気・地電流などを扱うほか、電離層など超高層大気および惑星間空間も扱う。地球電気磁気学。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐ぶつりがく地球物理学‥キウ‥ 地球全体と、その各部分の物理的性質を論じ、これに関連して起こる物理的現象を研究する学問。地震学・気象学・海洋学・地球電磁気学など。→地学⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐ほうしゃ地球放射‥キウハウ‥ 地球が宇宙に放射する赤外線。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ちきゅう‐わくせい‐かがく地球惑星科学‥キウ‥クワ‥ 地球をはじめとする太陽系の惑星や衛星について研究する自然科学の一分野。 ⇒ち‐きゅう【地球】 ち‐ぎょ池魚】 池にすむ魚。 ⇒ちぎょ‐の‐わざわい【池魚の殃】 ち‐ぎょ稚魚】 卵からかえって間もない魚。 ち‐きょう地峡‥ケフ (isthmus)二つの陸地を結びつける、くびれて細くなっている陸地部。パナマ地峡・コリント地峡の類。地頸。→海峡 ち‐きょう地境‥キヤウ 土地のさかい。じざかい。 ち‐ぎょう地形‥ギヤウ 土地の形。土地のさま。ちけい。じぎょう。 ⇒ちぎょう‐とり【地形取】 ち‐ぎょう知行‥ギヤウ ①職務を執行すること。 ②土地を支配すること。治めること。 ③中世・近世、上位者から与えられた所職や所領を支配すること。また、家臣に恩給された領地。栂尾明恵上人遺訓「寺領を―し」→一円知行。 ④⇒ちこう⇒ちぎょう‐あらそい【知行争い】 ⇒ちぎょう‐がさ【知行嵩】 ⇒ちぎょう‐こく【知行国】 ⇒ちぎょう‐ざと【知行里】 ⇒ちぎょう‐しょ【知行所】 ⇒ちぎょう‐だか【知行高】 ⇒ちぎょう‐でら【知行寺】 ⇒ちぎょう‐とり【知行取】 ⇒ちぎょう‐ぬすびと【知行盗人】 ⇒ちぎょう‐もくろく【知行目録】 ⇒ちぎょう‐やく【知行役】 ⇒ちぎょう‐わり【知行割】 ち‐ぎょう知暁‥ゲウ 知ってさとること。 ち‐ぎょう智行‥ギヤウ 智慧と修行。智慧と徳行。太平記2「―兼備の誉」 ちぎょう‐あらそい知行争い‥ギヤウアラソヒ 知行を争い取ること。天草本伊曾保物語「かひると鼠ある池の―で、矛盾に及うだ」 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐がさ知行嵩‥ギヤウ‥ 他の仲間より知行高の多いこと。また、その人。〈日葡辞書〉 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐こく知行国‥ギヤウ‥ 特定の皇族・公卿・寺社などに或る国の国務執行権を与え、その国の収益を得させる制度。知行国主(知行主)は多く遥授ようじゅ。院政期に発達した。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐ざと知行里‥ギヤウ‥ ①知行している土地。領している村里。 ②僧家で、寺領・檀家のこと。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐しょ知行所‥ギヤウ‥ 江戸幕府の旗本が知行として給与された土地の称。→領分3→給地2⇒ち‐ぎょう【知行】 ち‐きょうだい乳兄弟‥キヤウ‥ 肉親ではないが、同じ人の乳で育てられた者どうし。 ちぎょう‐だか知行高‥ギヤウ‥ 知行の石高。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐でら知行寺‥ギヤウ‥ 知行を持っている寺。寺領のある寺。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐とり地形取‥ギヤウ‥ 城を築くのに、土居を設けず、自然の地形によって塀を設けたもの。 ⇒ち‐ぎょう【地形】 ちぎょう‐とり知行取‥ギヤウ‥ 武士が禄を知行で受けること。また、その人。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐ぬすびと知行盗人‥ギヤウ‥ 徒らに知行を受けて、それだけの才能や功績のないものをののしっていう語。禄盗人。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐もくろく知行目録‥ギヤウ‥ 知行の対象となる村名とその石高を明細に書き付けた文書。宛行あておこない状に副えて交付された。知行付ちぎょうづけ。所付ところづけ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐やく知行役‥ギヤウ‥ 知行に応じて主君のために出す夫役・金穀。所領役。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ちぎょう‐わり知行割‥ギヤウ‥ 知行地を各人に割りあてること。 ⇒ち‐ぎょう【知行】 ち‐きょく地極】 地球の極地。地の果て。 ちぎょ‐の‐わざわい池魚の殃‥ワザハヒ [呂氏春秋必己](池に投げこまれた宝珠をさがそうと池の水を干したため、池魚が死んだという故事から。一説に、城門の火事を消すため池の水を使い果たし、魚が全部死んだ故事(太平御覧)に基づくという)意外な災難にあうこと。まきぞえにあうこと。 ⇒ち‐ぎょ【池魚】 ちきり】 頭巾の類。孝徳紀「赤の―を前に垂れよ」 ちきり榺・衽・千切】 ①織機の部分品。経糸たていとを巻く中央がくびれた棒状のもの。緒巻。〈倭名類聚鈔14〉 ②「ちきりじめ」の略。 ⇒ちきり‐じめ【榺締】 ちきり杠秤・扛秤】 (チギリとも) ⇒ちぎばかり ち‐きり血切(→)「ちぶり(血鰤)」に同じ。 ちぎり契り】 ①ちぎること。約束。契約。今昔物語集9「―を忘れざることを哀しび」 ②前世からの因縁。ゆかり。竹取物語「昔の―ありけるによりなむ、この世界にはまうで来りける」 ③男女が情を通ずること。夫婦の交わり。「―を結ぶ」 ⇒契りを籠む ち‐ぎり乳切り・千切り】 ①棒などを、地面から乳の高さまでの長さに切ること。 ②乳切木ちぎりきの略。 ⇒ちぎり‐き【乳切木】 ちぎり‐えちぎり絵‥ヱ ちぎった色紙を台紙に貼って描いた絵。 ちぎり‐き乳切木】 両端を太く、中央を少し細くけずった棒。元来、物を担うためのものであるが、喧嘩などにも用いた。ちぎり。好色五人女3「手毎に棒・―・手燭の用意して」。「争い果てての―」 ⇒ち‐ぎり【乳切り・千切り】 ちきり‐こうぶり‥カウブリ 上代、老婦人が喪に際して髻もとどりの上を覆うのに用いた一種のかぶりもの。巾幗きんかく。〈倭名類聚鈔12ちきり‐じめ榺締】 木または石を接ぐため填め込むもの。両端が広く、中がくびれて狭い形状の木片または金属片。ちきり。 榺締 ⇒ちきり【榺・衽・千切】

つと・む【勤む・努む・務む・力む・勉む】🔗🔉

つと・む勤む・努む・務む・力む・勉む】 〔他下二〕 ⇒つとめる(下一)

つとめ‐て【努めて・勉めて・力めて】🔗🔉

つとめ‐て努めて・勉めて・力めて】 〔副〕 強いて心を励まして。無理にも。おして。できるだけ。三蔵法師伝承徳点「務ツトメテ正理を存す」。「―平気を装う」

つと・める【勤める・努める・務める・力める・勉める】🔗🔉

つと・める勤める・努める・務める・力める・勉める】 〔他下一〕[文]つと・む(下二) ①力を尽くして行う。努力する。万葉集20「名に負ふ伴の緒心―・めよ」。徒然草「道を知る者は植うる事を―・む」。「看護に―・める」 ②つつしむ。自愛する。万葉集2「足ひく吾が背―・めたぶべし」 ③仏事を修める。勤行ごんぎょうする。源氏物語若紫「初夜いまだ―・め侍らず」。平家物語3「十二の年尼になり、奈良の法華寺に―・めすまして」 ④仕える。勤務する。「会社に―・める」 ⑤役目として事を行う。劇などの役を演ずる。徒然草「或る人、任大臣の節会の内弁を―・められけるに」。天草本伊曾保物語「貝を吹くこと、この家の役なれば―・むるまでぢや」。「主役を―・める」「議長を―・める」 ⑥値段を引く。勉強する。「十円だけ―・めましょう」 ◇1にはふつう「努」を使い、「力」「勉」を用いる場合もある。3・4には「勤」、5には「務」を使う。

りき【力】🔗🔉

りき】 (呉音) ①ちから。日葡辞書「リキノアルモノヂャ」。「―を出す」 ②力者法師の略。 ③車力しゃりきの略。また、その賃銭。

りき‐えい【力泳】🔗🔉

りき‐えい力泳】 力いっぱい泳ぐこと。また、その泳ぎ。

りき‐えん【力演】🔗🔉

りき‐えん力演】 力いっぱい演技すること。「悲劇の主人公を―する」

りき‐がく【力学】🔗🔉

りき‐がく力学】 ①物体の運動や力の釣合に関する物理法則を研究する物理学の一部門。古典力学と同義。 ②物理の基礎となる完成度の高い理論体系であることを示す語。熱力学・量子力学など。 ③転じて、社会集団・人間心理などの運動にみられる一般的傾向。ダイナミックス。「政治の―」 ⇒りきがくてき‐エネルギー【力学的エネルギー】

りきがくてき‐エネルギー【力学的エネルギー】🔗🔉

りきがくてき‐エネルギー力学的エネルギー】 物体の位置エネルギーと運動エネルギーとの和。保存力だけが働いている系では一定となる。機械的エネルギー。 ⇒りき‐がく【力学】

りき‐かん【力感】🔗🔉

りき‐かん力感】 力強い感じ。「―あふれる像」

りき‐こう【力行】‥カウ🔗🔉

りき‐こう力行‥カウ ⇒りっこう

りき‐さく【力作】🔗🔉

りき‐さく力作】 ①力をこめて製作した作品。労作。 ②⇒りょくさく

りき‐し【力士】🔗🔉

りき‐し力士】 (古くはリキジとも) ①力の強い人。 ②相撲取り。力者。力人。「ひいきの―」 ③金剛力士こんごうりきしの略。古今著聞集10「鬼王のかたちをあらはして、―のたちまちに来るかとおぼえたり」 ⇒りきし‐だち【力士立ち】 ⇒りきし‐まい【力士舞】

りきし‐だち【力士立ち】🔗🔉

りきし‐だち力士立ち】 金剛力士の像のように猛々しく突っ立つこと。仁王立ち。浄瑠璃、栬狩剣本地「思ひの外に金剛兵衛が―」 ⇒りき‐し【力士】

りきし‐まい【力士舞】‥マヒ🔗🔉

りきし‐まい力士舞‥マヒ 伎楽ぎがくの一つ。金剛力士に仮装し、煩悩打破のさまを演じた舞。万葉集16「池神の―かも」 ⇒りき‐し【力士】

りき‐しゃ【力車】🔗🔉

りき‐しゃ力車】 ①荷車。ちからぐるま。 ②人力車の略。

りき‐しゃ【力者】🔗🔉

りき‐しゃ力者】 ①力の強い人。また、力士。力人。相撲取り。 ②力者法師の略。平家物語3「金行といふ御―ばかりぞまゐりける」 ⇒りきしゃ‐ほうし【力者法師】

りきしゃ‐ほうし【力者法師】‥ホフ‥🔗🔉

りきしゃ‐ほうし力者法師‥ホフ‥ 中世、法師のように剃髪した、一種の中間ちゅうげん。かごをかき、馬の口取りをし、長刀を持って貴人の供をするなど、力仕事をした。三帖和讃「輿かく僧達―」 ⇒りき‐しゃ【力者】

りき‐しょっき【力織機】‥シヨク‥🔗🔉

りき‐しょっき力織機‥シヨク‥ 動力を使用する織機の総称。

りき‐じん【力人】🔗🔉

りき‐じん力人】 力の強い人。また、力士。力者。相撲取り。十訓抄「五人の―をして山を掘り、牛を引くに」

りき‐み【力み】🔗🔉

りき‐み力み】 ①力を入れること。また、体に力の入ったさま。西鶴諸国ばなし「仁王の形を作りて、手足の―迄を、細縄がらみの細工」 ②気負い。「―のある表現」 ③負けん気。強がり。洒落本、辰巳婦言「まき舌をまじへて、―をならべた処が」

りきみ‐かえ・る【力み返る】‥カヘル🔗🔉

りきみ‐かえ・る力み返る‥カヘル 〔自五〕 必要以上にりきむ。ひどく強がる。

りき・む【力む】🔗🔉

りき・む力む】 〔自五〕 ①力をこめる。気ばる。また、うまくやろうと気負う。浮世風呂「ぬの字を―・んで書けば奴と読むは」。「―・んで失敗する」 ②力のありそうなさまをする。勢いを誇る。いばる。浄瑠璃、五十年忌歌念仏「裾からげ、胸を叩いて―・みける」

りっ‐こう【力行】リキカウ🔗🔉

りっ‐こう力行リキカウ ①努力して行うこと。りょっこう。「勤倹―」 ②車両・船舶などが、動力をはたらかせて進行すること。↔惰行

りょく【力】🔗🔉

りょく⇒りき(力)

りょく‐さく【力作】🔗🔉

りょく‐さく力作】 ①つとめはたらくこと。労働。 ②⇒りきさく

りょっ‐こう【力行】リヨクカウ🔗🔉

りょっ‐こう力行リヨクカウ 努力して行うこと。りっこう。

[漢]力🔗🔉

 字形  筆順 〔力部0画/2画/教育/4647・4E4F〕 〔音〕リョク(漢) リキ(呉) 〔訓〕ちから・つとめる (名)つとむ [意味] ①ちから。理化学的または精神的なはたらき(の強さ)。「力りきがある」「力量りきりょう・力士りきし・圧力・威力・能力・知力・効力・火力・念力ねんりき・千人力せんにんりき」 ②ちからを入れる。精を出す。つとめる。「力りきむ」「力説りきせつ・力作りきさく・努力」 [解字] 解字筋肉をもりあげた腕を描いた象形文字。筋肉のはたらきの意。 [下ツキ 握力・圧力・威力・引力・怪力・外力・学力・活力・火力・眼力・願力・脚力・協心戮力・行力・協力・強力・極力・気力・筋力・金力・苦力クーリー・功力・権力・剛力・合力・効力・抗力・国力・財力・実力・車力・衆力・重力・出力・主力・省力・助力・自力・死力・視力・資力・磁力・心力・尽力・人力・水力・勢力・精力・斥力・戦力・全力・総力・速力・大力・体力・脱力・他力・惰力・胆力・弾力・畜力・張力・聴力・知力・地力・通力・帝力・電力・動力・独力・努力・入力・念力・能力・迫力・馬力・蛮力・筆力・非力・微力・風力・不可抗力・富力・浮力・武力・兵力・法力・暴力・魔力・万力・魅力・民力・無力・有力・揚力・与力・余力・膂力・霊力・労力・腕力

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