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丁憂 ウレイニアタル🔗🔉

【丁憂】 テイユウ・ウレイニアタル 父母の喪にあうこと。『丁艱テイカン』▽「憂」「艱」は、ともに、喪。

売 うれる🔗🔉

【売】 7画 士部 [二年] 区点=3968 16進=4764 シフトJIS=9484 【賣】旧字人名に使える旧字 15画 貝部 区点=7646 16進=6C4E シフトJIS=E6CC 《常用音訓》バイ/う…る/う…れる 《音読み》 バイ/メ/マイ〈mi〉 《訓読み》 うれる/うる 《意味》 {動}うる。取り引きしてもうける。〈対語〉→買。〈類義語〉→估コ(うる)→鬻イク(うる)。「転売」 {動}うる。代償をねらってうりものにする。「売国=国ヲ売ル」 《解字》 会意兼形声。買バイは、「网(あみ、さらえる)+貝(財貨)」の会意文字で、取り引きして、利益をかっさらうことを示す。賣は「出+音符買」で、物をうりに出してもうけること。マイ(バイ)とは、取り引きで利益を求めることで、その両面をわけて示したのが売(去声)と買(上声)である。 《類義》 估コは、値ぶみしてうる。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

嬉 うれしい🔗🔉

【嬉】 15画 女部 [人名漢字] 区点=2082 16進=3472 シフトJIS=8AF0 《音読み》 キ〈x〉 《訓読み》 たのしむ/あそぶ/うれしい(うれし) 《名付け》 よし 《意味》 {動}たのしむ。あそぶ。にこにこと喜ぶ。また、たのしんであそぶ。「嬉楽キラク」 「嬉嬉キキ」とは、笑いさざめくさま。 〔国〕うれしい(ウレシ)。喜びを感じる。 《解字》 会意兼形声。喜は「ごちそうを盛ったさま+口」の会意文字で、にぎやかに笑って食事することを示す。嬉は「女+音符喜」で、女性と楽しみ、または女たちがにぎやかに笑う意をあらわす。喜の原義をより明白に示した字。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

居憂 ウレイニオル🔗🔉

【居憂】 キョユウ・ウレイニオル 喪に服している。『居喪キョソウ』

忘憂 ウレイヲワスル🔗🔉

【忘憂】 ボウユウ・ウレイヲワスル 悲しみや心配ごとを気にしないようにすること。〔→論語

忘憂物 ウレイヲワスルルモノ🔗🔉

【忘憂物】 ボウユウノモノ・ウレイヲワスルルモノ〈故事〉酒のこと。▽酒を飲めば憂いを忘れるということから。「汎此忘憂物、遠我遺世情=コノ忘憂ノ物ニ汎カベテ、我ガ世ヲ遺ルルノ情ヲ遠クス」〔→陶潜

患 うれい🔗🔉

【患】 11画 心部 [常用漢字] 区点=2021 16進=3435 シフトJIS=8AB3 《常用音訓》カン/わずら…う 《音読み》 カン(クン)/ゲン〈hun〉 《訓読み》 うれえる(うれふ)/わずらう(わづらふ)/わずらい(わづらひ)/うれい(うれひ) 《意味》 {動}うれえる(ウレフ)。くよくよと気にする。次から次へと心配する。〈類義語〉→憂。「憂患ユウカン」「不患人之不己知=人ノ己ヲ知ラザルヲ患ヘズ」〔→論語{動・名}わずらう(ワヅラフ)。わずらい(ワヅラヒ)。病気にかかる。病気。「患病=病ヲ患フ」「患赤痢=赤痢ヲ患フ」〔→円仁{名}うれい(ウレヒ)。わずらい(ワヅラヒ)。心配ごとややまい。また、損失や災い。〈類義語〉→禍カ→害。「禍患カカン(災い)」「凍餒之患トウダイノウレイ(飢え凍える恐れ)」「人之患在好為人師=人ノ患ヒハ、好ンデ人ノ師トナルニ在リ」〔→孟子〕 《解字》 串カンは、じゅずつなぎに貫通すること。患は「心+音符串」で、心を貫いて、じゅずつなぎに気にかかること。→串 《類義》 →憂 《異字同訓》 わずらう/わずらわす。 →煩 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

愁 うれい🔗🔉

【愁】 13画 心部 [常用漢字] 区点=2905 16進=3D25 シフトJIS=8F44 《常用音訓》シュウ/うれ…い/うれ…える 《音読み》 シュウ(シウ)/ジュ/スウ〈chu〉 《訓読み》 うれえる(うれふ)/うれい(うれひ) 《意味》 {動}うれえる(ウレフ)。心細くなって心配する。さびしがる。〈類義語〉→憂。「憂愁」「長安不見使人愁=長安ハ見エズ、人ヲシテ愁ヘシム」〔→李白{名}うれい(ウレヒ)。心細さ。わびしさ。「春愁(春のわびしさ)」「与爾同銷万古愁=ナンヂト同ジク銷サン万古ノ愁ヒ」〔→李白〕 《解字》 会意兼形声。秋とは、草木も人の心もすべてが引き締まる、あきのこと。愁は「心+音符秋」で、心が細く引き締まること。 《類義》 →憂 《異字同訓》 うれい/うれえ。 →憂 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

愍 うれえる🔗🔉

【愍】 13画 心部  区点=5630 16進=583E シフトJIS=9CBC 《音読み》 ビン/ミン〈mn〉 《訓読み》 あわれむ(あはれむ)/うれえる(うれふ) 《意味》 {動}あわれむ(アハレム)。人の不幸に細かい思いやりを示す。〈同義語〉→憫ビン。〈類義語〉→憐レン。「憐愍レンビン」 {動}うれえる(ウレフ)。こまごまと心配する。 《解字》 形声。上部の字が音をあらわす。 《熟語》 →下付・中付語

憂 うれい🔗🔉

【憂】 15画 心部 [常用漢字] 区点=4511 16進=4D2B シフトJIS=974A 《常用音訓》ユウ/う…い/うれ…い/うれ…える 《音読み》 ユウ(イウ)/ウ〈yu〉 《訓読み》 うい/うれえる(うれふ)/うれい(うれひ)/うさ 《意味》 {動}うれえる(ウレフ)。心配してふさぎこむ。物思いに沈む。〈類義語〉→愁シュウ。「憂愁」「父母唯其疾之憂=父母ハ、タダソノ疾ヲコレ憂フ」〔→論語{名}うれい(ウレヒ)。うさ。心配ごと。また、心配してめいった気持ち。「解憂=憂ヒヲ解ク」「杞憂キユウ(ゆえなき心配)」 {名}過労による病気。〈類義語〉→患。「有采薪之憂=采薪ノ憂ヒアリ」〔→孟子{名}死んだ父母のために服する喪。「丁憂=憂ヒニ丁ル」「居憂=憂ヒニ居ル」 《解字》 会意。「頁(あたま)+心+夊(足を引きずる)」で、頭と心とが悩ましく、足もとどこおるさま。かぼそく沈みがちな意を含む。 《単語家族》 優(しずしずと動く俳優)幽(細かくかすか)夭ヨウ(か細い)などと同系。 《類義》 愁は、心配で心が細く縮むこと。悁エンは、心が縮んで晴れないこと。患は、くよくよと気にすること。 《異字同訓》 うれい/うれえ。 憂い/憂え「後顧の憂い(え)。災害を招く憂い(え)がある」愁い「春の愁い。愁いに沈む」 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

丁憂 ウレイニアタル🔗🔉

【丁憂】 ウレイニアタル →「丁憂テイユウ」

恤 うれえる🔗🔉

【恤】 9画 部  区点=5585 16進=5775 シフトJIS=9C95 《音読み》 ジュツ/シュツ/シュチ〈x〉 《訓読み》 あわれむ(あはれむ)/うれえる(うれふ) 《意味》 {動}あわれむ(アハレム)。気の毒な人に思いをめぐらす。情けをめぐらす。「我后不恤我衆=我ガ后我ガ衆ヲ恤マズ」〔→書経{動}うれえる(ウレフ)。気を配る。いろいろと心配する。「遑恤我後=我ガ後ヲ恤フルニ遑アランヤ」〔→詩経{動}人の難儀を気の毒がって金品を恵む。「賑恤シンジュツ」「救恤品キュウジュツヒン」 《解字》 会意兼形声。血は、全身くまなく巡るちのこと。恤は「心+音符血」で、心をすみずみまで思い巡らせること。▽巡や徇ジュン(めぐる)はその語尾が鼻音となったことば。ことに恂ジュン(心をすべての面に行き巡らすこと)と縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

悁 うれえる🔗🔉

【悁】 10画 部  区点=5590 16進=577A シフトJIS=9C9A 《音読み》 エン〈jun〉 《訓読み》 うれえる(うれふ) 《意味》 {動}うれえる(ウレフ)。心が結ぼれる。心が縮んで晴れない。〈類義語〉→憂。「悁憂エンユウ」「中心悁悁=中心悁悁タリ」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ケン)は「○印+肉」からなり、まるくからだの曲がった虫のこと。悁はそれを音符とし、心を加えた字で、心が曲がり縮んで結ぼれること。心配したりいらいらしたりする気持ちのこと。 《類義》 →憂 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

悄 うれえる🔗🔉

【悄】 10画 部  区点=5601 16進=5821 シフトJIS=9C9F 《音読み》 ショウ(セウ)〈qio・qio〉 《訓読み》 うれえる(うれふ) 《意味》 {動}うれえる(ウレフ)。心細げに心配する。しょんぼりする。〈類義語〉→憂。「悄憂ショウユウ」 ショウタリ{形}ひっそり静まったさま。しょんぼりするさま。「東船西舫悄無言=東船西舫、悄トシテ言ナシ」〔→白居易〕 《解字》 会意兼形声。肖ショウは、小さく細く素材を削って似姿をつくることで、小と同系。悄は「心+音符肖」で、細く小さく、しょんぼりした気持ちになること。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

悒 うれえる🔗🔉

【悒】 10画 部  区点=5605 16進=5825 シフトJIS=9CA3 《音読み》 ユウ(イフ)/オウ(オフ)〈y〉 《訓読み》 うれえる(うれふ) 《意味》 {動・形}うれえる(ウレフ)。気がふさぐ。うっとうしい。「悒憤ユウフン」「武発殺殷、何所悒=武発殷ヲ殺ス、何ノ悒フル所ゾ」〔→楚辞〕 《解字》 会意兼形声。邑ユウとは「口(一定のわく内の場所)+人の服従した姿」からなり、配下の人民が服従している領地のこと。わくの中に押しこめて屈服させる意を含む。悒は「心+音符邑」で、心が狭いわくの中に押しこめられて伸びないこと。▽陰イン(ふさぐ)はその語尾がpからmに転じたことば。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

憫 うれえる🔗🔉

【憫】 15画 部  区点=5666 16進=5862 シフトJIS=9CE0 《音読み》 ビン/ミン〈mn〉 《訓読み》 あわれむ(あはれむ)/あわれみ(あはれみ)/うれえる(うれふ) 《意味》 {動}あわれむ(アハレム)。見えないところまで、こまごまと思いやる。気の毒に思う。「憐憫レンビン」「憫農=農ヲ憫ム」 {名}あわれみ(アハレミ)。同情の気持ち。細かい思いやり。 {動}うれえる(ウレフ)。こまごまと心配して心を痛める。また、人知れず気にやむ。「阨窮而不憫=阨窮スルモ憫ヘズ」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。閔ビンは「門+文」からなり、門(隠す)と文(細かいあや)のどちらを音符と考えてもよい。憫は「心+音符閔」で、心印を加えて閔の原義をより明白に示したもの。隠れた点まで思いやること。 《単語家族》 問モン・ブン(隠れたことを尋ねる)聞モン・ブン(隠されたことをきく)と同系。 《類義》 憐レンは、心が引かれて絶ち切れないこと。哀アイは、胸が詰まってせつない感じのすること。悲は、心が裂けるように痛むこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

懆 うれえる🔗🔉

【懆】 16画 部  区点=5674 16進=586A シフトJIS=9CE8 《音読み》 ソウ(サウ)〈co〉 《訓読み》 うれえる(うれふ) 《意味》 {動}うれえる(ウレフ)心がいらいらする。悩んで落ち着かない。「焦懆ショウソウ」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ソウ)は、木の上に口印三つをあわせて、鳥が木の上でがやがやとやかましく騒ぐさまを示す。懆はそれを音符とし、心を加えた字で、心がいらいらと騒いで落ち着かないこと。

懍 うれえる🔗🔉

【懍】 16画 部  区点=5678 16進=586E シフトJIS=9CEC 《音読み》 リン(リム)〈ln〉 《訓読み》 おそれる(おそる)/うれえる(うれふ)/つつしむ 《意味》 {動}おそれる(オソル)。うれえる(ウレフ)。ぴりっと心身を引き締める。ひやりとする。〈類義語〉→凛。「懍然」「余年懍無幾=余年幾モ無キヲ懍ル」〔→韓愈{動}つつしむ。心を引き締めてかしこまる。「敬懍」「懍遵リンジュン(つつしんで守り従う)」 《解字》 会意兼形声。稟の上部は、屋根の下にまるくまとめて作物をしまいこむ納屋を描いた象形文字。廩リン(米倉)の原字。懍は「心+音符稟リン・ヒン」で、散漫な心を引き締めて内にしまいこむこと。ぴりっと緊張して収縮する意を含む。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

懽 うれえる🔗🔉

【懽】 20画 部  区点=5685 16進=5875 シフトJIS=9CF3 《音読み》 カン(クン)/ガン(グン)〈hun〉/カン(クン)〈gun〉 《訓読み》 よろこぶ/うれえる(うれふ) 《意味》 {動}よろこぶ。わいわいと声をそろえてよろこぶ。〈同義語〉→歓。「懽娯カンゴ」 {動}うれえる(ウレフ)。悩みがつぎつぎとうずまいて、気が晴れない。「懽懽カンカン」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音カン)は、口印二つを含み、口をそろえて騒ぐ意を含む。歡(=歓)と同じ。懽は、それを音符とし、心を加えたもの。 《熟語》 →下付・中付語

戚 うれい🔗🔉

【戚】 11画 戈部  区点=3244 16進=404C シフトJIS=90CA 《音読み》 セキ/シャク〈q〉 《訓読み》 うれえる(うれふ)/うれい(うれひ)/おの(をの)/まさかり 《意味》 {名}みうち。ごく身近な人の意から、親戚シンセキの意。▽特に、女の縁でつながる親戚。「外戚ガイセキ」「国戚コクセキ(皇室と縁組している親族)」 {動}うれえる(ウレフ)。身近にひしひしと感ずる。思いわずらう。細かく小さく心をくだく。「戚戚セキセキ(くよくよするさま)」「小人長戚戚=小人ハ長ニ戚戚タリ」〔→論語{名}うれい(ウレヒ)。思いわずらい。心配。「休戚相関=休戚アヒ関ス」「自詒伊戚=ミヅカラコノ戚ヲ詒ス」〔→詩経{名}おの(ヲノ)。まさかり。小さい手おの。のち、武楽の舞のとき、手に持って舞うおの。「朱干シュカン、玉戚ギョクセキ(朱塗りの楯タテと玉の斧)」〔→礼記〕 《解字》 会意兼形声。中の部分は、まめの細いつるで、小さく縮んだ意を含む。戚はそれを音符とし、戉(まさかり)を加えた字で、もと小さい手おののこと。促ソク(身近にせまる)に当てて、身近な親戚の意に用い、寂セキ(心細い)に似た意に用いて、心細く思いわずらう意となった。原義のままではあまり用いられない。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

消憂 ウレイヲケス🔗🔉

【消憂】 ショウユウ・ウレイヲケス =銷憂。気を晴らす。うさ晴らしをする。「楽琴書以消憂=琴書ヲ楽シミテモッテ憂ヒヲ消ス」〔→陶潜

熟 うれる🔗🔉

【熟】 15画 火部 [六年] 区点=2947 16進=3D4F シフトJIS=8F6E 《常用音訓》ジュク/う…れる 《音読み》 ジュク/ズク/シュク〈sh〉〈shu〉 《訓読み》 にる/にえる(にゆ)/うれる(うる)/うらす/つらつら/にぎ 《名付け》 なり 《意味》 ジュクス{動}にる。にえる(ニユ)。火でくたくたになるまでにる。しんに通るまで、柔らかくにる。「必熟而薦之=必ズ熟シテコレヲ薦ム」〔→論語ジュクス{動}うれる(ウル)。うらす。果物などがよくみのって柔らかくなる。また、そのようにする。「熟柿ジュクシ」 ジュクス{動}作物がみのる。〈対語〉→荒(みのらない)。「未熟」「五穀熟而民人育=五穀熟シテ民人育ス」〔→孟子ジュクス{動}条件がじゅうぶんなところまで発展する。 ジュクス{動・形}奥底までよく知っている。すっかりなれる。すっかりなれているさま。〈対語〉→生。「精熟」「手熟=手熟ス」 {形・副}つらつら。奥底まで詳しいさま。とくと。「熟考」「信、熟視之=信、コレヲ熟視ス」〔→史記〕 〔国〕にぎ。柔らかい。また、なじみ深い。 《解字》 会意。享は、郭の字の左側の部分で、南北に通じた城郭の形。つき通る意を含む。熟の左上は、享の字の下部に羊印を加えた会意文字で、羊肉にしんを通すことを示す。熟は丸(人が手で動作するさま。動詞の記号)と火を加えた字で、しんに通るまで柔らかくにること。 《単語家族》 毒(くたくたに柔らかくなった物)粥シュク(しんが柔らかくなったおかゆ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

病 うれい🔗🔉

【病】 10画 部 [三年] 区点=4134 16進=4942 シフトJIS=9561 《常用音訓》ビョウ/ヘイ/やまい/や…む 《音読み》 ビョウ(ビャウ)/ヘイ〈bng〉 《訓読み》 やむ/やまい(やまひ)/うれい(うれひ)/くるしむ/やましめる(やましむ)/やませる(やます)/くるしめる(くるしむ) 《意味》 {動・名}やむ。やまい(ヤマヒ)。からだが弾力を失って動けぬようになる。転じて広く、病気になる。また、病気のこと。〈類義語〉→疾。「疾病」「病間」 ヘイナリ{形}からだが硬直して動けないさま。「子疾病=子ノ疾病ナリ」〔→論語{名}うれい(ウレヒ)。つらいこと。くるしみ。心配。また、欠点。「語病」 {動}やむ。くるしむ。つらく思う。困って悩む。「舜其猶病諸=舜モソレナホコレヲ病メリ」〔→論語{動}やましめる(ヤマシム)。やませる(ヤマス)。くるしめる(クルシム)。害を与える。困らせる。「苛擾病民=苛擾民ヲ病マシム」 《解字》 会意兼形声。は人が牀ショウ(寝台)の上にねているさまを示す。丙ヘイは、両またをぴんと開いたさま。「+音符丙」で、病気になってからだが弾力を失い、ぴんとはって動けなくなること。→丙 《単語家族》 柄(張ったえ)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

緘愁 ウレイヲトズ🔗🔉

【緘愁】 カンシュウ・ウレイヲトズ 心配ごとを手紙に書き、封をして送ること。

罹 うれい🔗🔉

【罹】 16画 网部  区点=5677 16進=586D シフトJIS=9CEB 《音読み》 リ〈l〉 《訓読み》 うれい(うれひ)/かかる 《意味》 {名}うれい(ウレヒ)。心をとらえるうれい。なやみ。「逢此百罹=此ノ百ノ罹ニ逢ヒヌ」〔→詩経{動}かかる。ひっかかる。網にかかったようにからまれる。「罹災リサイ」「罹其凶害=ソノ凶害ニ罹ル」〔→書経〕 《解字》 会意兼形声。「(心)+音符羅ラ(あみ、からむ)の略体」。 《熟語》 →熟語

難 うれい🔗🔉

【難】 人名に使える旧字 18画 隹部 [六年] 区点=3881 16進=4671 シフトJIS=93EF 《常用音訓》ナン/かた…い/むずか…しい 《音読み》 ナン/ダン〈nn・nn〉//ダ〈nu〉 《訓読み》 むずかしい/わざわい(わざはひ)/うれい(うれひ)/なじる/かたい(かたし)/かたき/かたしとする(かたしとす)/かたんず/なん 《意味》 {名}わざわい(ワザハヒ)。うれい(ウレヒ)。日照り・水ぜめ・火あぶりなどのつらいめ。うまく進まない事態。〈類義語〉→艱カン。「艱難カンナン」「遭難」「忿思難=忿ニハ難ヲ思フ」〔→論語{名}つらい戦争。「請作難=難ヲ作サンコトヲ請フ」〔→公羊ナンズ{動}なじる。人の非を責める。そしる。「非難」「難詰」「於禽獣又何難焉=禽獣ニオイテマタ何ヲカ難ラン」〔→孟子{形}かたい(カタシ)。むずかしい。やりづらいさま。手におえない。うまく物事が進まない。▽平声に読む。〈対語〉→易。「困難」「難問」「為君難=君タルコト難シ」〔→論語{名}かたき。簡単に処理できない事がら。むずかしい事がら。▽平声に読む。「責難於君謂之恭=難キヲ君ニ責ムルコレヲ恭ト謂フ」〔→孟子{動}かたしとする(カタシトス)。かたんず。むずかしいと考える。▽平声に読む。「惟帝其難之=コレ帝モソレコレヲ難ンズ」〔→書経ダタリ{形}数多く柔らかいさま。〈同義語〉→那→娜。「其葉有難=ソノ葉難タル有リ」〔→詩経{名}疫病神を追いはらう儀式。おにやらい。〈同義語〉→儺。 〔国〕なん。欠点。「難点」「無難」「難のない人」やっかいなめぐりあわせ。「女難」「剣難」 《解字》 会意。「動物を火でやき、かわかしてこちこちにするさま+隹(とり)」。鳥を火であぶることをあらわし、もと燃ネン(もやす)と同系のことば。やけただれる火あぶりのようにつらいことの意から転じて、つらい災害ややりづらい事などをあらわす。 《参考》 人名に旧字使用可。旧字の総画数は19画。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

騒 うれい🔗🔉

【騒】 18画 馬部 [常用漢字] 区点=3391 16進=417B シフトJIS=919B 【騷】旧字人名に使える旧字 20画 馬部 区点=8159 16進=715B シフトJIS=E97A 《常用音訓》ソウ/さわ…ぐ 《音読み》 ソウ(サウ)〈so〉 《訓読み》 さわぐ/さわがしい(さわがし)/うれい(うれひ)/さわぎ 《意味》 {動・形}さわぐ。さわがしい(サワガシ)。敏感な馬がいらだって、前足で土をかく。転じて、おちつかずにざわめく。また、ざわめいてやかましい。〈類義語〉→懆ソウ。「喧騒ケンソウ」「騒擾ソウジョウ(さわいでかき乱す)」 {名}うれい(ウレヒ)。いらだたしいやるせなさ。また、おちつかないいらいらした感じ。「牢騒ロウソウ(不満やいらだち)」 {名}いらだたしくてやるせない気持ちのあふれた韻文。▽屈原のつくった詩「離騒」とは「いらだち(騒)にとりつかれた(離)」との意。それを手本とした韻文を騒体という。 {形}多感で詩的なさま。「風騒(「詩経」の国風と、屈原の「離騒」。多感で風流なこと)」「騒人(多感な詩人や文人)」 〔国〕さわぎ。争い。また、世の中のよくない事件や暴動。 《解字》 会意兼形声。蚤ソウは「虫+つめ」から成り、のみにさされてつめでいらいらと掻カくことをあらわす。騷は「馬+音符蚤」で、馬が足掻アガくようにいらだつことをあらわす。 《単語家族》 掻ソウ(かく)懆ソウ(おちつかない)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

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