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ちょう‐し【調子】テウ‥🔗🔉

ちょう‐し調子テウ‥ ①音楽で、音の高低。しらべ。音調。 ㋐楽曲の調ちょう。 ㋑調弦法。箏の平調子、三味線の本調子など。 ㋒雅楽の一種の前奏曲。舞楽に用いられ、六調子それぞれに「壱越調の調子」「平調の調子」などの曲がある。 →調3。 ②音声の高低や言いまわし。語調。口調。「文章の―」 ③物事の動きのほどあい。ぐあい。「体の―」「機械の―」 ④はずみ。勢い。「―が出る」 ⇒ちょうし‐がみ【調子紙】 ⇒ちょうし‐づ・く【調子付く】 ⇒ちょうし‐はずれ【調子外れ】 ⇒ちょうし‐ぶえ【調子笛】 ⇒ちょうし‐もの【調子物】 ⇒ちょうし‐もの【調子者】 ⇒調子がいい ⇒調子に乗る ⇒調子を合わせる ⇒調子を取る

○調子がいいちょうしがいい🔗🔉

○調子がいいちょうしがいい ①体調や仕事の進みがいい。順調である。「胃の―」 ②その場に合わせて軽率に振る舞う傾向がある。「―奴だ」 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうじ‐がしら丁子頭チヤウ‥ 灯心のもえさしの頭にできた塊。形が丁子の果実に似ているからいう。俗にこれを油の中に入れれば貨財を得るという。灯花。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうし‐がみ調子紙テウ‥ 鼓の音調を調節するために貼る小さな紙片。 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうじ‐がみ丁子紙チヤウ‥ 書に用いる装飾料紙で、蘇芳すおう・臙脂えんじ・紅花べにばななどの色料を用い、淡紅色または紅褐色の霞や雲形を表したもの。丁子染の色彩に似るからいう。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうじ‐ぎく丁字菊チヤウ‥ キク科の多年草。特に日本海側高地の草原に生じ、細い紫黒色の柄についた頭花が筒状で丁字の花に似る。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょう‐じく長軸チヤウヂク 〔数〕楕円の両軸のうち長い方のもの。 ちょう‐しけん趙之謙テウ‥ 清末の文人。字は益甫・きしゅく。号は冷君・悲ひうんなど。浙江会稽の人。金石学・書画・篆刻に優れ、日本にも影響を与える。(1829〜1884) ちょうじ‐こう丁子香チヤウ‥カウ 丁子のつぼみから作った香料。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうじ‐ざくら丁字桜チヤウ‥ 深山に自生するサクラの一種で小高木。葉の両面や柄に軟毛が密生。花は淡紅色で小形、下垂して咲き、長い筒状の丁字形で先端がわずかに平開する。花弁は非常に小さい。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょう‐しぜん超自然テウ‥ 自然の理法をこえて神秘的なこと。「―的な現象」 ⇒ちょうしぜん‐しゅぎ【超自然主義】 ちょうしぜん‐しゅぎ超自然主義テウ‥ (supernaturalism)知覚によって捉えられない超自然的な実在を、特別な認識能力や神の啓示によって説明しようとする学説または信仰。 ⇒ちょう‐しぜん【超自然】 ちょうし‐そうぞく長子相続チヤウ‥サウ‥ 長子が一切の家督・財産を相続すること。 ⇒ちょう‐し【長子】 ちょうじ‐ぞめ丁子染チヤウ‥ 丁子の蕾つぼみを煎じた染液で薄茶色に染めること。また、その色。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうし‐たいりょうぶし銚子大漁節テウ‥レフ‥ 千葉県の民謡。もと、いわしの大漁の祝い唄。数え歌形式で歌われる。→大漁節。 →銚子大漁節 提供:コロムビアミュージックエンタテインメント(株) ⇒ちょうし【銚子】 ちょうし‐ちぢみ銚子縮テウ‥ (銚子市から諸方に送り出すからいう)茨城県鹿島郡波崎(現、神栖かみす市)付近で産出する木綿ちぢみ。現在は銚子市内でも生産。 ⇒ちょうし【銚子】 ちょうじ‐ちゃ丁子茶チヤウ‥ 丁子色。丁子染。 Munsell color system: 5YR5/4.5 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょう‐しつ彫漆テウ‥ 陶器または木地に厚く漆うるしを塗り重ね、彫刻をほどこすこと。また、そのもの。 ちょう‐しつ調湿テウ‥ 空気中の湿度を調整すること。「―作用」 ちょう‐じつ長日チヤウ‥ ①昼間の長い日。夏の日。永日。 ②長い時日。栄華物語日蔭のかづら「おほやけよりは―の御修法」 ⇒ちょうじつ‐しょくぶつ【長日植物】 ⇒ちょうじつ‐しょり【長日処理】 ちょう‐じつ朝日テウ‥ あさひ。 ちょうし‐づ・く調子付くテウ‥ 〔自五〕 ①物事がうまく進み、はずみがつく。勢いがよくなる。「相手のミスに乗じて―・く」 ②得意になってうわつく。「―・いてしゃべりまくる」 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうじつ‐しょくぶつ長日植物チヤウ‥ 日が長くなると花をつける植物。アブラナ・ダイコンの類。→短日植物→中性植物⇒ちょう‐じつ【長日】 ちょうじつ‐しょり長日処理チヤウ‥ 1日の暗期を短くすることで生物の属性を変える処理。特に花芽形成などを促進する効果を得ること。↔短日処理 ⇒ちょう‐じつ【長日】 ちょう‐しどう張之洞チヤウ‥ 清末の洋務派政治家。香濤と号す。河北南皮の人。湖広総督・大学士・軍機大臣。新式軍隊を編成。京漢鉄道を敷設。著「勧学篇」「張文襄公全集」。(1837〜1909) ちょうし‐なべ銚子鍋テウ‥ 酒を燗かんする鍋。燗鍋。 ⇒ちょう‐し【銚子】

ちょうし‐がみ【調子紙】テウ‥🔗🔉

ちょうし‐がみ調子紙テウ‥ 鼓の音調を調節するために貼る小さな紙片。 ⇒ちょう‐し【調子】

ちょうし‐づ・く【調子付く】テウ‥🔗🔉

ちょうし‐づ・く調子付くテウ‥ 〔自五〕 ①物事がうまく進み、はずみがつく。勢いがよくなる。「相手のミスに乗じて―・く」 ②得意になってうわつく。「―・いてしゃべりまくる」 ⇒ちょう‐し【調子】

○調子に乗るちょうしにのる🔗🔉

○調子に乗るちょうしにのる ①仕事などが調子よく進む。 ②いい気になって軽はずみな言動をする。「あんまり―なよ」 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうし‐はずれ調子外れテウ‥ハヅレ ①調子があわないこと。調子っぱずれ。「―の歌」 ②表現や行動などが、普通と異なってまわりと調和しないこと。「―にはしゃぎまわる」 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうじ‐びき丁子引チヤウ‥ 本の表紙や唐紙からかみの地紙などに茶色の平行線を引いたもの。もと丁字香を染料としたが、後に紅花べにばな・楊梅皮ももかわ・煤灰などで染めた。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうし‐ぶえ調子笛テウ‥ 弦楽器の調弦や合唱の始めの音をきめるのに用いる小さい笛。律管。 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうじ‐ぶくろ丁子袋チヤウ‥ 着物の裏にさし入れる丁子入りの小袋。におい袋。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうじ‐ぶろ丁子風炉チヤウ‥ 金属または陶製の、香炉に似た形の風炉。これに釜をかけ、丁子を煎じて香気を出させ、防臭・防湿に用いる。 ⇒ちょう‐じ【丁子・丁字】 ちょうし‐ぼさん朝四暮三テウ‥ (→)朝三暮四ちょうさんぼしに同じ。 ちょう‐じめ帳締め・帳〆チヤウ‥ 帳簿の収支の勘定を合わせること。決算。日本永代蔵4「算用なし打ち込み置きて―にて合はせる人は」 ちょうし‐もの調子物テウ‥ 程合い・加減を要するもの。少しのことで、調子がよくなり、また、わるくなるもの。 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょうし‐もの調子者テウ‥ ①軽々しく調子に乗りやすい者。軽はずみな人。 ②いい加減に調子を合わせる者。お調子者。 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょう‐しゃ庁舎チヤウ‥ 官公庁の建物。役所の建物。「県―」 ちょう‐しゃ長者チヤウ‥ (チョウジャとも) ①年上の人。年長者。森鴎外、舞姫「余が幼き頃より―の教おしえを守りて」 ②目上の人。身分の高い人。貴顕の人。 ③徳が衆人にすぐれた人。また、おだやかな人。 ちょう‐しゃ調車テウ‥ (→)ベルト車ぐるまに同じ。 ちょう‐しゃ聴者チヤウ‥ ①聴く人。ききて。 ②耳のきこえる人。健聴者。 ちょう‐じゃ長者チヤウ‥⇒ちょうしゃ。 ②氏うじを統率する人。主宰者。かしら。→うじのかみ。 ③富貴の人。富豪。福徳のすぐれた人。「村の―さま」「億万―」 ④勅任によって京都東寺に住した一山の首長の称。現在は東寺住職の称。ちょうざ。 ⑤宿駅の長。また、宿泊する旅人を慰めたところから、娼家の主人、遊女のおもだった者。 ⑥くしゃみをした時に唱えるまじないの言葉。 ⇒ちょうじゃ‐がい【長者貝】 ⇒ちょうじゃ‐かがみ【長者鑑】 ⇒ちょうじゃ‐きょう【長者経】 ⇒ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ【長者窮子喩】 ⇒ちょうじゃ‐ごう【長者号】 ⇒ちょうじゃ‐せん【長者宣】 ⇒ちょうじゃ‐でんせつ【長者伝説】 ⇒ちょうじゃ‐ばしら【長者柱】 ⇒ちょうじゃ‐ばんづけ【長者番付】 ⇒ちょうじゃ‐りょう【長者領】 ⇒長者三代 ⇒長者の脛に味噌をぬる ⇒長者の万灯より貧者の一灯 ちょう‐じゃ諜者テフ‥ ①ひそかに事情をさぐりうかがう者。まわしもの。しのびもの。間者。密偵。スパイ。「残置―」 ②刑事・探偵の手先。 ちょうじゃ‐がい長者貝チヤウ‥ガヒ 〔動〕オキナエビスガイの別称。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐かがみ長者鑑チヤウ‥ 富豪の氏名を列記したもの。斎藤緑雨、犬蓼「絵双紙屋の店頭みせさき、塵吹く風に翻へる―とか云ふものを見ば」 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃ‐きょう長者経チヤウ‥キヤウ 富豪になる秘訣を経文に似せて書いたもの。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょう‐じゃく長尺チヤウ‥ 映画フィルム・反物たんものなどの長さが普通より長いこと。また、そのもの。「―物」 ちょう‐じゃく鳥雀テウ‥ とりとすずめ。人里近くに集まる鳥。 ちょう‐じゃく朝夕テウ‥ (ジャクは「夕」の呉音) ①朝と夕。ちょうせき。 ②朝夕雑色の略。 ③朝夕人の略。 ⇒ちょうじゃく‐ぞうしき【朝夕雑色】 ⇒ちょうじゃく‐にん【朝夕人】 ちょうじゃ‐ぐうじ‐ゆ長者窮子喩チヤウ‥ 〔仏〕(→)窮子喩ぐうじゆに同じ。 ⇒ちょう‐じゃ【長者】 ちょうじゃく‐ぞうしき朝夕雑色テウ‥ザフ‥ 鎌倉時代、幕府で雑役を務めた小役人。 ⇒ちょう‐じゃく【朝夕】 ちょうじゃく‐にん朝夕人テウ‥(→)朝夕雑色に同じ。 ②(→)公人くにん朝夕人に同じ。 ⇒ちょう‐じゃく【朝夕】 ちょうじゃ‐ごう長者号チヤウ‥ガウ 長者の称号。狂言、三人長者「此度都へ上り、上頭への願ひ相叶ひ、―を拝領致し」 ⇒ちょう‐じゃ【長者】

ちょうし‐はずれ【調子外れ】テウ‥ハヅレ🔗🔉

ちょうし‐はずれ調子外れテウ‥ハヅレ ①調子があわないこと。調子っぱずれ。「―の歌」 ②表現や行動などが、普通と異なってまわりと調和しないこと。「―にはしゃぎまわる」 ⇒ちょう‐し【調子】

ちょうし‐ぶえ【調子笛】テウ‥🔗🔉

ちょうし‐ぶえ調子笛テウ‥ 弦楽器の調弦や合唱の始めの音をきめるのに用いる小さい笛。律管。 ⇒ちょう‐し【調子】

ちょうし‐もの【調子物】テウ‥🔗🔉

ちょうし‐もの調子物テウ‥ 程合い・加減を要するもの。少しのことで、調子がよくなり、また、わるくなるもの。 ⇒ちょう‐し【調子】

ちょうし‐もの【調子者】テウ‥🔗🔉

ちょうし‐もの調子者テウ‥ ①軽々しく調子に乗りやすい者。軽はずみな人。 ②いい加減に調子を合わせる者。お調子者。 ⇒ちょう‐し【調子】

○調子を合わせるちょうしをあわせる🔗🔉

○調子を合わせるちょうしをあわせる ①音の高低・速度など、一つの基準に合わせて調節する。 ②相手にさからわない対応をする。 ⇒ちょう‐し【調子】

○調子を取るちょうしをとる🔗🔉

○調子を取るちょうしをとる ①音の高低・強弱・速度やリズムなどを整える。「足で―」 ②物事の動きを、ちょうどよい状態に整える。 ⇒ちょう‐し【調子】 ちょう‐しん長身チヤウ‥ 背が高いこと。長躯。 ちょう‐しん長針チヤウ‥ 時計の長い方の針。分針ふんしん。長剣。↔短針 ちょう‐しん彫心テウ‥ 心にほりきざむこと。心にしみこむほど苦心すること。 ⇒ちょうしん‐るこつ【彫心鏤骨】 ちょう‐しん釣針テウ‥ 魚釣りに用いる針。つりばり。 ちょう‐しん朝臣テウ‥ 朝廷に仕える臣。廷臣。 ちょう‐しん調進テウ‥ ととのえ納めること。注文品をととのえて届けること。調達。 ⇒ちょうしん‐し【調進使】 ちょう‐しん聴診チヤウ‥ 患者の体内に起こる音響、主として呼吸音・胸膜音・心音・動静脈音などを聴取してこれを診断の手段とすること。 ⇒ちょうしん‐き【聴診器】 ちょう‐しん寵臣】 気に入りのけらい。 ちょう‐じん凋尽テウ‥ しぼんでしまうこと。 ちょう‐じん釣人テウ‥ 魚を釣る人。釣客。 ちょう‐じん鳥人テウ‥ 飛行家を鳥にたとえていう語。 ちょう‐じん超人テウ‥ ①普通の人とはかけ離れた、すぐれた能力を持つ人。スーパーマン。 ②〔哲〕(Übermensch ドイツ)人間的可能性を極限まで実現した理想的人間類型。特にこれを「ツァラトゥストラ」で力説したニーチェは人類の意志的進化の目標として超人の育成と産出とを未来に期待した。超人は人類の目標であり、人間は克服されるべきもの、没落すべき過渡的なものとされる。→君主道徳→権力意志⇒ちょうじん‐てき【超人的】 ちょうしん‐き聴診器チヤウ‥ 医師が聴診の際に用いる器具。1819年フランスの医者ラエネック(R. T. H. Laennec1781〜1826)が児戯にヒントを得て、紙をまいて試用したのに始まり、日本には1847年(弘化4)オランダ人がもたらした。「―わが胸にあてしづやかに眼をとぢ物を思ふ冬の夜」(前田夕暮) ⇒ちょう‐しん【聴診】 ちょう‐しんけい聴神経チヤウ‥ 内耳に達した音の刺激を脳に伝える知覚神経。第8脳神経である内耳神経の一部。内耳神経は橋きょうと延髄の境界から上根と下根をもって起こり、顔面神経とともに内耳孔から内耳道に入り、内耳道底で前庭神経と蝸牛神経に分かれる。後者が聴覚にあずかる。 ちょうしん‐し調進使テウ‥ (→)貢調使に同じ。 ⇒ちょう‐しん【調進】 ちょう‐しんせい超新星テウ‥ (supernova)星の進化の最終段階における大規模な爆発現象。一つの銀河に匹敵するほど明るくなることもある。大質量星が自らの重力を支えきれずに崩壊し爆発を起こす場合には、あとに中性子星かブラック‐ホールが残される。近接連星中の白色矮星わいせいの表面にもう一方の星のガスが降り積もった結果、星全体が核爆発を起こす場合もある。 超新星1987Aのリング 撮影:NASA/STScI 超新星1987A 撮影:Anglo-Australian Observatory,photograph by David Malin 超新星の残骸 撮影:Anglo-Australian Observatory,photograph by David Malin ⇒ちょうしんせい‐ざんがい【超新星残骸】 ちょうしんせい‐ざんがい超新星残骸テウ‥ 超新星が爆発して星間物質と衝突した結果、形成される高温のガス雲。強い電波やX線を放出している。 ⇒ちょう‐しんせい【超新星】 ちょうじん‐てき超人的テウ‥ 普通の人よりもひときわすぐれたさま。 ⇒ちょう‐じん【超人】 ちょう‐しんりがく超心理学テウ‥ 自然法則に合致しないと思われる精神現象を対象とする心理学の一分野。テレパシーまたはいわゆる第六感、念力、未来の現象の予知などを扱う。 ちょうしん‐るこつ彫心鏤骨テウ‥ (心にきざみ骨にちりばめる意)苦心すること。詩文などを非常に骨を折り心を砕いてみがきあげること。 ⇒ちょう‐しん【彫心】 ちょう・す牒すテフ‥ 〔自サ変〕 回状をまわす。通牒する。平家物語4「以て―・す」 ちょう・す嘲すテウ‥ 〔他サ変〕 あざける。馬鹿にする。東海道中膝栗毛4「こいつおいらを―・しやアがる」 ちょう・す潮すテウ‥ 〔他サ変〕 おもてに表す。さす。多く「紅こうを潮す」の形で顔を赤らめる意に用いる。 ちょう・す諜すテフ‥ 〔他サ変〕 ひそかに事情をさぐる。様子をうかがう。 ちょう・す寵す】 〔他サ変〕 かわいがる。いつくしむ。 ちょうず手水テウヅ (テミズの音便) ①手・顔などを洗う水。 ②社寺など参拝の前に、手・顔を洗い清めること。 ③厠かわや。また、厠に行くこと。 ④大小便。 ⇒ちょうず‐どころ【手水所】 ⇒ちょうず‐の‐ま【手水の間】 ⇒ちょうず‐ば【手水場】 ⇒ちょうず‐ばち【手水鉢】 ⇒ちょうず‐ばん【手水番】 ⇒ちょうず‐や【手水舎】 ⇒ちょうず‐ゆ【手水湯】 ちょう・ず打ずチヤウ‥ 〔他サ変〕 うつ。たたく。なぐる。うちこらす。竹取物語「血の流るるまで―・ぜ(一説には「調ぜ」とする)させ給ふ」 ちょう・ず貼ずテフ‥ 〔他サ変〕 糊のりではりつける。 ちょう・ず調ずテウ‥ 〔他サ変〕 ①とりしらべる。吟味する。枕草子9「この翁丸打ち―・じて(一説には「懲じて」とする)、犬島へつかはせ」 ②ととのえる。こしらえる。後撰和歌集「扇―・じて歌絵に書かせ侍りける」 ③調伏ちょうぶくする。枕草子25「もののけ―・ずとて」 ④調理する。太平記20「只庖人の肉味を―・ずるに異ならず」 ちょう・ず懲ず】 〔他サ変〕 こらす。こりさせる。落窪物語2「我が妻を―・ぜ(「調ぜ・打ぜ」とする説もある)しぞかし」 ちょう‐すい凋衰テウ‥ しぼみおとろえること。 ちょう‐すい潮水テウ‥ 海の水。しおみず。うしお。 ちょう‐すいろ長水路チヤウ‥ プールのコースの長さが50メートル以上のもの。↔短水路 ちょうず‐かけ頂頭掛チヤウヅ‥ 烏帽子えぼしの上からかける緒。烏帽子掛。 頂頭掛 ちょう‐すごう趙子昂テウ‥ガウ 元の文人。名は孟頫もうふ、号は松雪道人。湖州(浙江呉興)の人。宋の宗室の末裔。経世の学に通じ、書画・詩文をよくし、殊に元代文人画の開拓者。著「尚書注」「松雪斎集」。(1254〜1322) ちょうず‐どころ手水所テウヅ‥ 神仏を拝む時、手水をつかう所。みたらし。 ⇒ちょうず【手水】 ちょうず‐の‐ま手水の間テウヅ‥ 清涼殿の西廂、朝餉間あさがれいのまに北接し、天皇が手水を用いた所。御手水の間。→清涼殿(図)⇒ちょうず【手水】 ちょうず‐ば手水場テウヅ‥ ①厠かわやの傍の手を洗う所。手洗場。 ②便所。はばかり。かわや。 ⇒ちょうず【手水】 ちょうず‐ばち手水鉢テウヅ‥ 手水1を入れておく鉢。伊藤左千夫、隣の嫁「省作は―へ水を持つてきて」 ⇒ちょうず【手水】 ちょうず‐ばん手水番テウヅ‥ 江戸幕府の職名の一つ。手水場に勤務する者。 ⇒ちょうず【手水】 ちょうず‐や手水舎テウヅ‥ 手水所の建物。水屋。 ⇒ちょうず【手水】 ちょうず‐ゆ手水湯テウヅ‥ 手水に用いる湯。 ⇒ちょうず【手水】 ちょう・する弔するテウ‥ 〔他サ変〕[文]弔す(サ変) とむらう。人の死を悲しんで遺族を慰める。「友の死を―・する」 ちょう・する朝するテウ‥ 〔自サ変〕[文]朝す(サ変) ①朝廷に参る。参内する。 ②朝貢する。太平記4「悉く―・せずといふことあるべからず」 ③河水が海に流れ注ぐ。朝宗ちょうそうする。文華秀麗集「蒼海ながく―・する潮を」 ④向かっていく。至る。「大声天に―・す」 ちょう・する徴する】 〔他サ変〕[文]徴す(サ変) ①召す。呼び出す。「兵を―・する」 ②取り立てる。「税を―・する」 ③求める。要求する。「意見を―・する」 ④証拠を求める。見比べて考える。「歴史に―・して」 ちょう・ずる長ずるチヤウ‥ 〔自サ変〕[文]長ず(サ変) ①としうえである。太平記5「その中に年―・ぜるを先達に作り立て」 ②成長する。「―・ずるに及んで」 ③すぐれる。まさる。巧みになる。「一芸に―・ずる」 ④甚だしく好む。夢中になっておぼれる。義経記5「酒に―・じたる男」 ⑤たけなわである。狂言、寝音曲「定めて都でも御酒宴―・じた上で、いづれも謡はせらるる謡」 ちょう‐せ超世テウ‥ (チョウセイとも)世にすぐれ出ること。 ⇒ちょうせ‐の‐ひがん【超世の悲願】 ちょう‐せい町制チヤウ‥ 地方公共団体としての町の構成・機関および権限などに関する制度。→町村制 ちょう‐せい町政チヤウ‥ 地方公共団体としての町の政治・行政。 ちょう‐せい長生チヤウ‥ 長命を保つこと。ながいき。 ⇒ちょうせい‐きゅうし【長生久視】 ⇒ちょうせい‐ち【長生地】 ちょう‐せい長征チヤウ‥ ①長い道程にわたって遠征すること。 ②1934年10月、中国共産党が、国民党軍の包囲攻撃下で江西省瑞金の根拠地を放棄し、国民党軍と戦いながら、福建・広東・広西・貴州・雲南・四川などの各省を経て、翌年陝西省北部に到着するまで約1万2500キロメートルにわたる大行軍をしたこと。西遷・大西遷ともいう。 ③中国の衛星打上げ用ロケット。 ちょう‐せい長逝チヤウ‥ 永久に逝いてかえらぬこと。死ぬこと。永眠。 ちょうせい長勢チヤウ‥ 平安中期の仏師。円派の祖。定朝じょうちょうの弟子。師の没後、法勝寺などの造仏を担当し、仏師として初めて法印の位を授けられた。1064年(康平7)作の広隆寺十二神将像が現存。(1010〜1091) ちょう‐せい頂生チヤウ‥ ①いただきに生えること。 ②茎の頂端に生ずること。「―花」↔側生 ちょう‐せい鳥声テウ‥ とりのなきごえ。 ちょう‐せい朝政テウ‥ 朝廷の政治。あさまつりごと。 ちょう‐せい超世テウ‥ ⇒ちょうせ ちょう‐せい澄清】 空がくもりなく晴れわたっていること。また、世の中が清らかで治まっていること。 ちょう‐せい潮声テウ‥ 潮流の音。海の波の音。 ちょう‐せい潮勢テウ‥ ①潮流のいきおい。海水のいきおい。 ②世のなりゆき。時勢の傾向。風潮。 ちょう‐せい調性テウ‥ (tonality)音楽に用いられる和声や旋律などの音が或る一つの音(主音・主和音)を中心に統一的にまとまりを形成している音組織。特に、近代西洋音楽の和声に関していう。 ちょう‐せい調製テウ‥ ①注文に合わせてこしらえること。 ②〔法〕帳簿・台帳などを作成すること。 ちょう‐せい調整テウ‥ 調子をととのえ過不足をなくし、程よくすること。「意見の―をはかる」「音量を―する」 ⇒ちょうせい‐き【調整器】 ⇒ちょうせい‐すいとう【調整水塔】 ⇒ちょうせい‐ち【調整池】 ⇒ちょうせい‐ねんきん【調整年金】 ⇒ちょうせい‐ほかん【調整保管】 ⇒ちょうせい‐らん【調整卵】 ちょう‐ぜい町税チヤウ‥ 「市町村税」参照。 ちょう‐ぜい徴税】 租税を徴収すること。 ちょうせい‐き調整器テウ‥ 〔生〕受容器で生じた刺激を効果器へ伝達する器官の総称。事実上は中枢神経系を示すが、内分泌系も含む。伝導器。→中枢神経系⇒ちょう‐せい【調整】 ちょうせい‐きゅうし長生久視チヤウ‥キウ‥ [老子第59章]ながいき。長命。 ⇒ちょう‐せい【長生】 ちょうせい‐すいとう調整水塔テウ‥タフ サージ‐タンクの訳語。 ⇒ちょう‐せい【調整】 ちょうせい‐ち長生地チヤウ‥ 朝廷が鳥獣虫魚などの殺生を禁制した地域。 ⇒ちょう‐せい【長生】 ちょうせい‐ち調整池テウ‥ 貯水池・浄水場などで、水位および送水量の調整をするために水を貯えておく池。 ⇒ちょう‐せい【調整】 ちょうせい‐でん長生殿チヤウ‥ ①唐代の宮殿の名。華清宮の一つで、太宗が驪山りざんに設けた離宮。玄宗が楊貴妃を伴って来訪したことで有名。 ②清代の有名な戯曲。洪昇作。50幕。玄宗と楊貴妃の愛情を主題とする。 ③干菓子の一つ。長方形の紅白の落雁で、金沢市の名物。 ちょうせい‐ねんきん調整年金テウ‥ 厚生年金基金制度の通称。企業年金の一種。公的年金である老齢厚生年金の運営を企業が代行する制度。積立金運用の外部委託、企業独自の上積給付などの法的義務がある。1966年発足。→適格退職年金⇒ちょう‐せい【調整】 ちょうせい‐ほかん調整保管テウ‥クワン 農水産物が大量に生産・漁獲され産地価格が急落したとき、国や関係団体が買い取り、一定期間の保管後に販売すること。また、そのような事業。 ⇒ちょう‐せい【調整】 ちょうせい‐らん調整卵テウ‥ 〔生〕(→)調節卵に同じ。 ⇒ちょう‐せい【調整】 ちょう‐せき長石チヤウ‥ アルミニウム・ナトリウム・カルシウム・カリウムなどを含む珪酸塩鉱物の一群。多くは単斜晶系または三斜晶系に属し、ガラス光沢をもち、色は白または灰・淡紅・淡褐・緑など。火成岩の主要成分の一つ。アルカリ分とケイ酸の一部を失い、水分を吸収して陶土になるから窯業原料として利用される。〈本草和名〉 ちょう‐せき鳥跡テウ‥ ①鳥の足跡。 ②(中国で黄帝の時、蒼頡そうけつが鳥の足跡を見て文字を作ったという古伝説による)漢字の異称。とりのあと。 ちょう‐せき朝夕テウ‥ ①あさとゆうべ。あさばん。 ②明けても暮れても。いつも。毎日。 ③あさばんの食事。 ④⇒ちょうじゃく⇒ちょうせき‐の‐けむり【朝夕の煙】 ちょう‐せき腸石チヤウ‥ 〔医〕(→)糞石1に同じ。 ちょう‐せき潮汐テウ‥ (「潮」はあさしお、「汐」はゆうしお)月および太陽の引力によって起こる海面の周期的昇降、すなわち、しおの干満をいう。普通1日2回の干満があり、満潮から次の満潮までに要する時間(周期)は約半日。1日の干満の差(潮差)は月齢によってほぼ半月周期で変化し、朔望の頃最大(大潮)、上下弦の頃最小(小潮)となる。潮差は地形や海深の影響を受けて場所によって異なる。 ⇒ちょうせき‐はつでん【潮汐発電】 ⇒ちょうせき‐ひょう【潮汐表】 ちょうせき‐そとば町石卒塔婆チヤウ‥ 寺院の参道に1町ごとに建てられた標石。五輪塔形式のものが多く、下部の地輪を長く柱状にし、上部に梵字を、その下に距離数・施主・建立の年月日などを彫る。鎌倉時代から建てられ、高野山のものが有名。町石ちょういし。町卒塔婆。 町石卒塔婆 ちょうせき‐の‐けむり朝夕の煙テウ‥ 炊事の煙。その日の暮し。 ⇒ちょう‐せき【朝夕】 ちょうせき‐はつでん潮汐発電テウ‥ (→)潮力発電に同じ。 ⇒ちょう‐せき【潮汐】 ちょうせき‐ひょう潮汐表テウ‥ヘウ 各地の潮汐を推算して表にしたもの。潮位表。 ⇒ちょう‐せき【潮汐】 ちょう‐せつ調節テウ‥ ①ほどよくととのえること。ととのえてほどよくなること。つりあいのとれるようにすること。「椅子の高さを―する」「自動温度―装置」 ②〔心〕(accommodation)自己を外界の状況に適合するように変化させる過程。ピアジェの用語。↔同化。 ⇒ちょうせつ‐いでんし【調節遺伝子】 ⇒ちょうせつ‐らん【調節卵】 ちょう‐ぜつ長舌チヤウ‥ ①長い舌。 ②ながながとしゃべること。長広舌。保元物語「―とは、いふ事多くしてわざはひをなすなり」 ③口先で人にへつらいこびること。 ⇒ちょうぜつ‐さんずん【長舌三寸】 ちょう‐ぜつ超絶テウ‥ ①他よりとびぬけてすぐれること。 ②〔哲〕(→)超越2㋒に同じ。 ⇒ちょうぜつ‐ろん【超絶論】 ちょうせつ‐いでんし調節遺伝子テウ‥ヰ‥ 他の遺伝子の発現を調節する働きをもつ蛋白質のアミノ酸配列を決めている遺伝子。構造遺伝子と対比される。 ⇒ちょう‐せつ【調節】 ちょうぜつ‐さんずん長舌三寸チヤウ‥ かげで舌を出して笑うこと。 ⇒ちょう‐ぜつ【長舌】 ちょうせつ‐らん調節卵テウ‥ 多細胞動物の卵割初期の割球を実験的に分離しても、そのままでほぼ完全に近い形態をもった胚を形成するような卵の総称。調整卵。↔モザイク卵 ⇒ちょう‐せつ【調節】 ちょうぜつ‐ろん超絶論テウ‥ (→)超越主義に同じ。 ⇒ちょう‐ぜつ【超絶】 ちょうせ‐の‐ひがん超世の悲願テウ‥グワン 〔仏〕(他の諸仏・菩薩の悲願にくらべて超絶しているからいう)阿弥陀の四十八願。またはその中心である第十八願。超世願。 ⇒ちょう‐せ【超世】 ちょう‐せん丁銭チヤウ‥ (→)丁百銭ちょうびゃくせんに同じ。調銭。 ちょう‐せん庁宣チヤウ‥ ①検非違使庁けびいしちょうの発する公文。 ②院庁いんのちょうから下す公文。 ③国司の庁から下す公文。 ちょう‐せん挑戦テウ‥ たたかいをいどむこと。「世界記録に―する」 ⇒ちょうせん‐じょう【挑戦状】 ちょう‐せん重選】 かさねて選ばれること。 ちょう‐せん張先チヤウ‥ 北宋の詞人。字は子野。烏程(浙江省湖州)の人。晩年は官を辞し、山水に遊んで送った。小令や慢詞をよくした。著「安陸集」。(990〜1078) ちょう‐せん彫鐫テウ‥ ほりきざむこと。彫刻。 ちょうせん朝鮮テウ‥ (Chosŏn; Korea)アジア大陸東部の大半島。南北に細長く突出し、南は朝鮮海峡を挟んで日本に対し、北は鴨緑江・豆満江を隔てて中国東北部およびシベリアに接している。面積22万平方キロメートル。ほぼ単一の朝鮮民族が住む。檀君・箕氏きし神話に反映される古朝鮮の時代の後、前2世紀初め衛氏朝鮮となったが、前108年漢の武帝はこれを滅ぼし、楽浪・臨屯・真番・玄の四郡をおいた。南部には韓族がおり馬韓・弁韓・辰韓(いわゆる三韓)の三部数十国に分かれていた。4世紀中ごろ高句麗・新羅・百済・伽耶が対立、7世紀に至り新羅が統一、10〜14世紀は高麗、14世紀以降は李氏朝鮮がこれをつぎ、いずれも中国に朝貢。のち日清・日露戦争によって日本が植民地化を進め、1910年日本に併合された(韓国併合)が、日本の敗戦により解放。北緯38度線を境に、48年8月南部に大韓民国が、9月北部に朝鮮民主主義人民共和国が成立。朝鮮の異称・雅号として青丘・鶏林・海東・槿域などがある。 朝鮮の行政区分 ⇒ちょうせん‐あさがお【朝鮮朝顔】 ⇒ちょうせん‐あざみ【朝鮮薊】 ⇒ちょうせん‐あめ【朝鮮飴】 ⇒ちょうせん‐うぐいす【朝鮮鶯】 ⇒ちょうせん‐うし【朝鮮牛】 ⇒ちょうせん‐おうちょう【朝鮮王朝】 ⇒ちょうせん‐かいきょう【朝鮮海峡】 ⇒ちょうせん‐がらす【朝鮮烏】 ⇒ちょうせん‐からつ【朝鮮唐津】 ⇒ちょうせん‐ぎんこう【朝鮮銀行】 ⇒ちょうせん‐ご【朝鮮語】 ⇒ちょうせん‐ごみし【朝鮮五味子】 ⇒ちょうせん‐ごよう【朝鮮五葉】 ⇒ちょうせん‐しせつ【朝鮮使節】 ⇒ちょうせん‐しば【朝鮮芝】 ⇒ちょうせん‐しゅ【朝鮮酒】 ⇒ちょうせん‐しゅっぺい【朝鮮出兵】 ⇒ちょうせん‐しょう【朝鮮鐘】 ⇒ちょうせん‐しょうぎ【朝鮮将棋】 ⇒ちょうせんじん‐ぎゃくさつ‐じけん【朝鮮人虐殺事件】 ⇒ちょうせんじん‐きょうせいれんこう【朝鮮人強制連行】 ⇒ちょうせん‐せんそう【朝鮮戦争】 ⇒ちょうせん‐そうとく【朝鮮総督】 ⇒ちょうせん‐そうとくふ【朝鮮総督府】 ⇒ちょうせん‐そうれん【朝鮮総連】 ⇒ちょうせん‐だいがっこう【朝鮮大学校】 ⇒ちょうせん‐たとうかい【朝鮮多島海】 ⇒ちょうせん‐つうしんし【朝鮮通信使】 ⇒ちょうせん‐とじ【朝鮮綴じ】 ⇒ちょうせん‐にっぽう【朝鮮日報】 ⇒ちょうせん‐にんじん【朝鮮人参】 ⇒ちょうせん‐はまぐり【朝鮮蛤】 ⇒ちょうせん‐ふく【朝鮮服】 ⇒ちょうせん‐ぼん【朝鮮本】 ⇒ちょうせん‐まつ【朝鮮松】 ⇒ちょうせん‐みんしゅしゅぎ‐じんみんきょうわこく【朝鮮民主主義人民共和国】 ⇒ちょうせん‐もみ【朝鮮樅】 ⇒ちょうせん‐もんじ【朝鮮文字】 ⇒ちょうせん‐やらい【朝鮮矢来】 ⇒ちょうせん‐りょうり【朝鮮料理】 ⇒ちょうせん‐ろうどうとう【朝鮮労働党】 ちょう‐せん腸腺チヤウ‥ 小腸および大腸の粘膜に分布し、腸液を分泌する管状の分泌腺。 ちょう‐せん腸線チヤウ‥ (Katgut ドイツ)羊・豚などの腸から作った糸または紐。外科手術の縫合糸などに使用。→ガット(gut) ちょう‐せん澄泉】 澄んだ水の泉。清泉。 ちょう‐せん調銭テウ‥ ①調みつぎとして官に納める銭。 ②丁銭に同じ。→丁百銭 ちょう‐ぜん兆前テウ‥ きざしのまだ現れないうち。 ちょう‐ぜん長髯チヤウ‥ 長いほおひげ。 ちょう‐ぜん悵然チヤウ‥ 失意や絶望に悲しみ嘆くさま。恨み嘆くさま。「―たる思い」「―として言葉もない」 ちょう‐ぜん超然テウ‥ ①かけはなれているさま。高くこえぬきんでるさま。 ②世俗にこだわらず、そこから抜け出ているさま。「―とした生活態度」 ⇒ちょうぜん‐しゅぎ【超然主義】 ⇒ちょうぜん‐ないかく【超然内閣】 ちょうせん‐あさがお朝鮮朝顔テウ‥ガホ ナス科の一年草。熱帯アジア原産。高さ約1メートル。秋、葉腋に淡紫色または白色の朝顔型の花を開き、果実はとげを密生した楕円形で上向きにつく。種子は黒く、多数。全草、特に種子に猛毒があり、スコポラミン・アトロピンなどの原料となる。乾した葉は生薬の曼陀羅葉で、鎮痙薬・喘息煙草の原料とする。曼陀羅華まんだらげ→洋種朝鮮朝顔。 ちょうせんあさがお ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐あざみ朝鮮薊テウ‥ (朝鮮の原産ではない)アーティチョークの別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐あめ朝鮮飴テウ‥ 糯米もちごめ粉を煮て糊状にし水飴・砂糖を加えて凝固させた飴菓子。熊本県の名産。天正(1573〜1592)年間に長生飴の名で作られ、のちに文禄の役で加藤清正が戦場に携行したという。 朝鮮飴 撮影:関戸 勇 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐うぐいす朝鮮鶯テウ‥ウグヒス ①朝鮮に産するウグイスの一亜種。日本のウグイスよりも大きい。 ②コウライウグイスの俗称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐うし朝鮮牛テウ‥ 牛の一品種。朝鮮半島の原産。毛色は赤褐色。役用。韓牛。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐おうちょう朝鮮王朝テウ‥ワウテウ 李朝2の別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐かいきょう朝鮮海峡テウ‥ケフ 朝鮮半島と対馬との間にあり、日本海と東シナ海とを結ぶ海峡。対馬の北端と朝鮮の釜山間約50キロメートル。対馬海峡西水道。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐がらす朝鮮烏テウ‥ (朝鮮に多くすむからいう)カササギの別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐からつ朝鮮唐津テウ‥ 古唐津の一種。器の表面に、飴色釉と藁灰の白釉とを掛け分けたもの。製品は水指・花生・徳利など。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐ぎんこう朝鮮銀行テウ‥カウ 日本領有時代の朝鮮における中央銀行。1911年(明治44)京城府に設立。朝鮮・中国東北部方面における日本の金融活動の中心。45年10月閉鎖。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐ご朝鮮語テウ‥ (Korean)朝鮮民族の言語。膠着こうちゃく語で、母音調和の現象が著しい。文法は日本語とよく似ている。系統は明らかではない。大韓民国では韓国語という。→ハングル⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょう‐せんこう腸穿孔チヤウ‥ 腸壁に孔があき、腸内容が腹腔に漏れる病態。急性虫垂炎・潰瘍性疾患などに伴い、急性腹膜炎を起こす。 ちょうせん‐ごみし朝鮮五味子テウ‥ マツブサ科の落葉蔓性低木。山地に自生。葉は楕円形、長さ約7センチメートル。雌雄異株。夏季、帯黄白色の芳香ある花を開き、秋、鮮紅色の果実を穂状につける。果実を乾したものが漢方生薬の五味子で、強壮・鎮咳・収斂・止瀉薬とする。五味子。 チョウセンゴミシ 提供:OPO ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐ごよう朝鮮五葉テウ‥エフ マツ科の常緑高木。高さ約30メートル。葉は5葉、長さ約10センチメートル。雌雄同株。球果は褐色・卵状円柱形で大形。種子は大形、無翼で、食用・滋養強壮剤とする。材は建築材・器具材。朝鮮半島が主な生育地だが、日本の亜高山帯にも天然林がある。朝鮮松。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐しせつ朝鮮使節テウ‥ (→)朝鮮通信使に同じ。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐しば朝鮮芝テウ‥ コウライシバの別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐しゅ朝鮮酒テウ‥ 朝鮮特有の酒類。穀類または芋類に水と麹とを加えて甕かめに仕込み、糖化・発酵させて造る。濁酒(マッカリ)、清酒の薬酒(ヤクジュ)、蒸留酒の焼酒(ソジュ)などがある。韓国酒。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうぜん‐しゅぎ超然主義テウ‥ ある物事に関係せず、その外にいて行う主義。 ⇒ちょう‐ぜん【超然】 ちょうせん‐じゅつ鳥占術テウ‥ 鳥の動作・鳴き声により吉凶・気象などを判断する占い。 ちょうせん‐しゅっぺい朝鮮出兵テウ‥ 豊臣秀吉の領土的野心による、2度の朝鮮への侵攻。文禄・慶長の役。日本では朝鮮征伐、朝鮮では壬辰・丁酉の倭乱と呼んだ。 ㋐文禄の役。秀吉は明国経略の前提として朝鮮の服属を強要したが拒まれ、1592年(文禄1)加藤清正・小西行長を先鋒に兵15万余を朝鮮へ派遣。初めは連戦連勝し、碧蹄館に明の援軍を破るなどしたが、水軍は朝鮮提督李舜臣の軍に大敗、翌年明使沈惟敬しんいけいとの間に和を講じた。 ㋑慶長の役。1596年(慶長1)明皇帝からの書に「爾なんじを封じて日本国王となす」とあるのを見て秀吉は激怒し、翌年再び朝鮮に兵を送ったが、遠征軍の士気揚がらず、98年秀吉の死を機に撤退。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐しょう朝鮮鐘テウ‥ 新羅時代から高麗時代にかけて朝鮮で鋳造された、主に青銅製の鐘。竜頭りゅうずには旗挿はたさしと称する円筒があり、鐘身には袈裟襷けさだすきがなく、肩や口辺に唐草模様の帯があり、菩薩や飛天などを陽鋳し、銘は多く銘郭に記す。現在、朝鮮に少なく、日本に多く伝来している。ちょうせんがね。→梵鐘。 朝鮮鐘 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐じょう挑戦状テウ‥ジヤウ 挑戦する相手にその旨を告知する書状。 ⇒ちょう‐せん【挑戦】 ちょうせん‐しょうぎ朝鮮将棋テウ‥シヤウ‥ 二人用のゲーム。駒は八角形で赤と黒それぞれ16個用い、盤の線上を移動させる。敵の王将に当たる駒(漢・楚)を詰めた方が勝ち。チャンギ。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせんじん‐ぎゃくさつ‐じけん朝鮮人虐殺事件テウ‥ 1923年(大正12)9月の関東大震災の際、在日朝鮮人が暴動を起こしたという流言が伝えられ、自警団や軍隊・警察により数千人の朝鮮人が虐殺された事件。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせんじん‐きょうせいれんこう朝鮮人強制連行テウ‥キヤウ‥カウ 日中戦争・太平洋戦争期に100万人を超える朝鮮人を内地・樺太(サハリン)・沖縄・東南アジアなどに強制的に連行し、労務者や軍夫などとして強制就労させたこと。女性の一部は日本軍の慰安婦とされた。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐せんそう朝鮮戦争テウ‥サウ 大韓民国と朝鮮民主主義人民共和国とが、第二次大戦後の米国・ソ連の対立を背景として、1950年6月25日衝突し、それぞれアメリカ軍を主体とする国連軍と中国人民義勇軍の支援のもとに国際紛争にまで発展した戦争。53年7月休戦。朝鮮動乱。 破壊された鉄橋のたもとで北朝鮮軍の動きをさぐる米兵 1950年 提供:毎日新聞社 朝鮮戦争 提供:NHK ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐そうとく朝鮮総督テウ‥ 朝鮮総督府の長官。1910年(明治43)設置。任用範囲は当初は陸海軍大将のみ。19年(大正8)から文官にも拡大。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐そうとくふ朝鮮総督府テウ‥ 日本領有当時(1910年以降)、京城(ソウル)におかれ、朝鮮総督を長官とした朝鮮支配のための最高行政官庁。 朝鮮総督府 1935年11月 提供:毎日新聞社 解体作業に入った旧朝鮮総督府 1996年6月 提供:岩波書店 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐そうれん朝鮮総連テウ‥ 在日本朝鮮人総連合会の略称。朝総連。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐だいがっこう朝鮮大学校テウ‥ガクカウ 在日朝鮮人の運営する大学。1956年設立。68年各種学校として認可。在日本朝鮮人総連合会の指導を受け、朝鮮学校の教員養成などを目的とする。東京都小平市。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐たとうかい朝鮮多島海テウ‥タウ‥ 朝鮮半島南部および南西部の海。慶尚南道南部海上、全羅南道南部および西部の海上に南海島・珍島など計約1600の島がある。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐つうしんし朝鮮通信使テウ‥ 中世・近世、朝鮮国王の国書を携えて日本に派遣された外交使節団。室町時代には将軍襲職の慶賀や倭寇禁圧要請を名目とした。江戸時代には、1607年(慶長12)から1811年(文化8)まで12回来日(最初の3回は日本へ拉致された朝鮮人送還も兼ねた回答兼刷還使として)、将軍代替わりごとの慶賀の派遣が定例となった。朝鮮使節。朝鮮信使。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐とじ朝鮮綴じテウ‥トヂ 袋綴じの綴じ穴が、明朝綴じの四つに対して五つのもの。朝鮮本には特大本が多かったからという。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうぜん‐ないかく超然内閣テウ‥ 超然主義に基づき、特定の政党の支持をうけずに組織された内閣。明治・大正前期の内閣の大半。 ⇒ちょう‐ぜん【超然】 ちょうせん‐にっぽう朝鮮日報テウ‥ 韓国の新聞。日本支配期の1920年に創刊。40年に強制廃刊されたが、第二次大戦後復刊、現在韓国で最大部数を発行。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐にんじん朝鮮人参テウ‥ ウコギ科の多年草。単に人参または高麗人参ともいい、薬用植物として著名。根は肉質で直生し、分岐して色は白い。晩春頃緑白色の小さな五弁花を散形花序に密生、花後扁球形赤色の小果を結ぶ。朝鮮または中国東北部の山林樹下に自生。日本でも栽培。乾かした根を漢方生薬の白参、いったん蒸して乾かした飴色のものを紅参といい、ともに強壮薬として古来有名。 ちょうせんにんじん ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐はまぐり朝鮮蛤テウ‥ マルスダレガイ科の二枚貝。貝殻は大きくて厚く、形はハマグリに似るが塩分の高い外海に産する。食用。半化石の殻で白の碁石を作る。碁石貝。碁石蛤。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐ふく朝鮮服テウ‥ 朝鮮の伝統的な衣服。チョゴリ・バチ・チマ・ツルマギなどがある。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐ぼん朝鮮本テウ‥ 朝鮮半島で作られた書籍の総称。特に、李朝時代の刊本をいう。また、朝鮮古来の装丁の書物。韓本。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐まつ朝鮮松テウ‥ チョウセンゴヨウの別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐みんしゅしゅぎ‐じんみんきょうわこく朝鮮民主主義人民共和国テウ‥ 朝鮮の北緯38度線以北に成立した人民共和国。1948年9月建国。朝鮮労働党政権下で社会主義体制をとる。立法機関として最高人民会議、行政機関として内閣(旧政務院)が置かれるが、実権は労働党中央委員会が握る。面積12万平方キロメートル。人口2361万(2000)。首都平壌ピョンヤン⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐もみ朝鮮樅テウ‥ 〔植〕ハリモミの別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐もんじ朝鮮文字テウ‥ ハングルの別称。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐やらい朝鮮矢来テウ‥ 一種の竹垣。掘立柱ほったてばしらを適当な間隔に建て、これに木または竹を横に打ち付け、割竹を縦に結い付けたもの。朝鮮垣。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐りょうり朝鮮料理テウ‥レウ‥ 朝鮮で発達した料理。牛肉・野菜を主材料とするが、材料の自然な味わいより、トウガラシ・ニンニクなどの香辛料を多く使って複雑なうまみを賞味する。韓国料理。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょうせん‐ろうどうとう朝鮮労働党テウ‥ラウ‥タウ 朝鮮民主主義人民共和国の政権政党。1949年南北朝鮮それぞれにあった労働党を合同して結成。委員長(のち総書記)は結成以来金日成、94年その死後は長男の金正日総書記が指導者。 ⇒ちょうせん【朝鮮】 ちょう‐そ重祚】 (ジュウソとも。「祚」は位の意)いったん位を退いた天皇が、再び位に即くこと。復辟。再祚。復祚。 ちょう‐そ彫塑テウ‥ ①彫刻と塑像。 ②彫刻の原型となる塑像を製作すること。 ちょう‐そ徴租】 租税を徴収すること。 ちょう‐そ聴訴チヤウ‥ 訴訟を聴いて裁決すること。 ちょう‐そ鼂錯テウ‥ 前漢の政治家。河南潁川えいせんの人。法家の学を修め、景帝の時に御史大夫となる。帝に勧めて呉・楚を初め諸侯の封地を削らせたので、呉楚七国の乱が勃発し、遂に誅せられた。漢では賈誼かぎにつぐ名文家とされる。( 〜前154) ちょう‐そう頂相チヤウサウ ⇒ちんぞう ちょう‐そう鳥葬テウサウ 死体を野に置いて鳥に食わせる葬法。チベット・インドの一部に行われる。 ちょう‐そう朝宗テウ‥ ①古く中国で、諸侯が天子に朝覲ちょうきんすること。 ②多くの河川が海に集まり注ぐこと。 ちょう‐そう牒送・牒奏テフ‥ 牒状を送って知らせること。通牒。 ちょう‐そう調桑テウサウ 養蚕で、蚕の発育に見合う大きさにクワの葉を刻む作業。→剉桑ざそう ちょう‐ぞう彫像テウザウ 彫刻した像。 ちょう‐ぞう肇造テウザウ はじめて造ること。創造。 ちょうそう‐き調相機テウサウ‥ 電力系統の電圧を調整するために無効電力を調整する装置。 ちょう‐そうよう張僧繇チヤウ‥エウ 梁の武帝の宮廷画家で、六朝三大家の一人。すぐれた筆力で事物の真を写し、西方伝来の色のぼかしによって立体感を表現したので、その描く花は「凹凸花」と称せられた。→画竜点睛がりょうてんせい ちょうそかべ長宗我部・長曾我部チヤウ‥ 姓氏の一つ。秦河勝はたのかわかつの子孫と伝える。平安末・鎌倉初め頃土佐国長岡郡宗部郷(高知県南国市)に移り、地名をとって姓としたという。 ⇒ちょうそかべ‐し‐おきてがき【長宗我部氏掟書】 ⇒ちょうそかべ‐もとちか【長宗我部元親】 ⇒ちょうそかべ‐もりちか【長宗我部盛親】 ちょうそかべ‐し‐おきてがき長宗我部氏掟書チヤウ‥ 土佐の長宗我部氏の分国法。1597年(慶長2)頃元親・盛親父子の制定。分国法中、最も新しく、完備する。長宗我部元親百箇条とも。 ⇒ちょうそかべ【長宗我部・長曾我部】 ちょうそかべ‐もとちか長宗我部元親チヤウ‥ 戦国時代の武将。土佐の大名。宮内少輔と称。国親の子。一条家を追放して土佐一国を支配、のち四国全体を統一したが、豊臣秀吉に降伏、土佐一国の領有を許される。秀吉の九州平定および文禄・慶長の役に出兵。長宗我部氏掟書を定めた。(1539〜1599) ⇒ちょうそかべ【長宗我部・長曾我部】 ちょうそかべ‐もりちか長宗我部盛親チヤウ‥ 安土桃山時代の武将。土佐守。元親の4男。1599年(慶長4)家督を継ぐが、関ヶ原の戦では西軍に属し、所領没収。大坂の陣で大坂に入城、戦後捕らえられて六条河原で処刑。(1575〜1615) ⇒ちょうそかべ【長宗我部・長曾我部】 ちょう‐そく長足チヤウ‥ ①長い足。 ②物事が早く進むこと。はやあし。「―の進歩を遂げる」 ちょう‐ぞく超俗テウ‥ 俗界を超越すること。俗界から高くぬけ出ること。脱俗。 ちょう‐ぞく諜賊テフ‥ 侵入してひそかに様子をさぐる者。 ちょうそく‐き調速機テウ‥ 原動機において、負荷の増減に対し、回転速度をできるだけ一定に調整する装置。多種ある。ガバナー。 ちょう‐そくし張即之チヤウ‥ 南宋末の書家。字は温夫。号は樗寮。歴陽(安徽省和県)の人。能書をもって知られ、後世の禅林ほかに影響を与えた。(1

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