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修道 ミチヲオサム🔗🔉

【修道】 シュウドウ・ミチヲオサム 人として行うべき道理を身につける。学問・技芸などを習って身につける。道路を修理する。

充 みちる🔗🔉

【充】 6画 儿部 [常用漢字] 区点=2928 16進=3D3C シフトJIS=8F5B 《常用音訓》ジュウ/あ…てる 《音読み》 ジュウ/シュ/シュウ〈chng〉 《訓読み》 みちる(みつ)/みたす/あてる(あつ) 《名付け》 あつ・たかし・まこと・み・みち・みつ・みつる 《意味》 {動}みちる(ミツ)。みたす。中身が伸び張っていっぱいになる。〈対語〉→欠。〈類義語〉→足。「充実」「而君之倉廩実府庫充=而ルニ君ノ倉廩ハ実チ府庫モ充ツ」〔→孟子{動}あてる(アツ)。欠けめをみたす。欠員や未払いの金をうめてみたす。「充当」「繋向牛頭充炭直=繋ケテ牛頭ニ向カッテ炭ノ直ニ充ツ」〔→白居易〕 《解字》 会意兼形声。育は「子の逆形(頭を下にして出産する幼児)+肉」の会意文字。幼児が肥立ちよく成長するのを育という。充は「儿(人体)+音符育の略体」。人体が肉づきよく成長することを示し、中身がいっぱいになるの意を含む。→育 《類義》 →実 《異字同訓》 あたる/あてる。 →当 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要人名

同道 ミチヲオナジュウス🔗🔉

【同道】 ドウドウ・ミチヲオナジュウス 手段・方針などを同じくする。同じ道を行く。いっしょに行くこと。『同行ドウコウ』〔→孟子

填 みちる🔗🔉

【填】 13画 土部  区点=3722 16進=4536 シフトJIS=9355 《音読み》 テン/デン〈tin〉/チン 《訓読み》 うずめる(うづむ)/みちる(みつ)/みたす 《意味》 {動}うずめる(ウヅム)。すきまや穴を詰めて満たす。「充填ジュウテン」「補填ホテン」 {動}うずめる(ウヅム)。空欄に書き入れて空白をなくす。「填写テンシャ」 {動}みちる(ミツ)。みたす。すきまなく、びっしり詰まる。びっしりと詰める。「門人弟子、填其室=門人弟子、ソノ室ニ填ツ」〔→宋濂{動}器の彫刻のくぼみに、漆や金銀を詰めこむ。「填漆テンシツ」「填金テンキン」 「填然テンゼン」とは、でんでんと太鼓をうつ音の形容。「填然鼓之=填然トシテコレニ鼓ス」〔→孟子「鎮チン」と同じ。 《解字》 会意兼形声。眞シン(=真)は「匕(さじ)+鼎(かなえ)」の会意文字で、器にさじで物をいっぱい詰めるさまを示す。填は「土+音符眞」で、土を穴に詰めて満たすこと。→真 《単語家族》 眞(=真。欠けめなく充実する)鎭(=鎮。充実した金属)実(いっぱい詰まる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

塗 みち🔗🔉

【塗】 13画 土部 [常用漢字] 区点=3741 16進=4549 シフトJIS=9368 《常用音訓》ト/ぬ…る 《音読み》 ト/ズ(ヅ)/ド〈t〉 《訓読み》 ぬる/どろ/まみれる(まみる)/みち 《名付け》 みち 《意味》 {動}ぬる。泥や粘った汁を伸ばしてぬる。「糊塗コト(表面をとりつくろってごまかす)」 {名}どろ。「曳尾於塗中=尾ヲ塗中ニ曳ク」〔→荘子{動}まみれる(マミル)。どろどろによごれる。「肝脳塗地=肝脳地ニ塗ル」〔→漢書{名}みち。もと、どろを平らに伸ばしたみち。のち、広く、みちのこと。〈同義語〉→途。「塗不拾遺=塗ニ遺チタルヲ拾ハズ」〔→史記〕 《解字》 会意兼形声。塗は「水+土+音符余」。余は、こてや、スコップでおしのけることを示す会意文字で、どろを伸ばしぬる道具を示す。上部はそれに水をそえて、どろどろの液体をこてで伸ばしてぬること。さらに土を加えて塗の字となった。→余 《単語家族》 舒ジョ(伸ばす)と同系。 《類義》 →道 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

失路 ミチヲウシナウ🔗🔉

【失路】 シツロ・ミチヲウシナウ 道にまよう。人生行路をまちがえる。

学道 ミチヲマナブ🔗🔉

【学道】 ガクドウ・ミチヲマナブ 聖人君子となるための正しいすじ道を学ぶ。「君子学道則愛人、小人学道則易使也=君子道ヲ学ベバスナハチ人ヲ愛シ、小人道ヲ学ベバスナハチ使ヒ易シ」〔→論語

実 みちる🔗🔉

【実】 8画 宀部 [三年] 区点=2834 16進=3C42 シフトJIS=8EC0 【實】旧字旧字 14画 宀部 区点=5373 16進=5569 シフトJIS=9B89 《常用音訓》ジツ/み/みの…る 《音読み》 ジツ/ジチ/シツ〈sh〉 《訓読み》 み/みのる/みちる(みつ)/まこと/まことに/じつ 《名付け》 これ・さね・ちか・つね・なお・のり・ま・まこと・み・みつ・みる 《意味》 {名}み。中身のつまった草木のみ。「果実」「草木之実足食也=草木ノ実食ラフニ足ル」〔→韓非{動}みのる。草木のみの中身がつまる。「秀而不実者有矣夫=秀シテ実ラザル者有リ」〔→論語{動}みちる(ミツ)。内容がいっぱいつまる。〈対語〉→虚。「充実」「君之倉廩実=君ノ倉廩実ツ」〔→孟子ジツナリ{形}まこと。内容があってそらごとでない。〈対語〉→虚→空。「事実」「后聴虚而黜実兮=后ハ虚ヲ聴キイレテ実ヲ黜ク」〔→楚辞ジツニ{副}まことに。ほんとうに。実際に。「天実為之=天、実ニコレヲ為ス」〔→詩経「其実ソノジツ」とは、文頭につけて、「じつをいうと」、「実際は」の意味をあらわす。「其実皆什一也=ソノ実ハ皆什ニ一ナリ」〔→孟子〕 〔国〕じつ。真心。親身の心。「実のある人」み。内容。「実のある話」 《解字》 会意。「宀(やね)+周(いっぱい)+貝(たから)」で、家の中に財宝をいっぱい満たす意を示す。中身がいっぱいで欠け目がないこと。また、真(中身がつまる)は、その語尾がnに転じたことば。 《単語家族》 質(中身)窒チツ(ふさがる)室(いきづまりのへや)などと同系。 《類義》 満は、容器にいっぱいに物をみたすこと。充は、中身をいっぱいにつめること。→信 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

導 みちびく🔗🔉

【導】 15画 寸部 [五年] 区点=3819 16進=4633 シフトJIS=93B1 《常用音訓》ドウ/みちび…く 《音読み》 ドウ(ダウ)/トウ(タウ)〈do〉 《訓読み》 みちびく 《名付け》 おさ・みち 《意味》 {動}みちびく。一定の方向に引っぱっていく。案内する。また、手引きして教える。▽古くは道で代用した。訓の「みちびく」は「みち(道)+引く」から。「先導」「君使人導之出疆=君ハ人ヲシテコレヲ導キテ、疆ヲ出ダサシム」〔→孟子〕 《解字》 会意兼形声。道は「(足の動作)+音符首」の会意兼形声文字で、頭を一定の方向に向けて進むこと。また、その道。導は「寸(て)+音符道」で、道の動詞としての意味を示す。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

弘道 ミチヲヒロム🔗🔉

【弘道】 コウドウ・ミチヲヒロム 人間としての道をひろめる。「人能弘道、非道弘人=人ヨク道ヲ弘ム、道ノ人ヲ弘ムルニアラズ」〔→論語

径 みち🔗🔉

【径】 8画 彳部 [四年] 区点=2334 16進=3742 シフトJIS=8C61 【徑】旧字旧字 10画 彳部 区点=5545 16進=574D シフトJIS=9C6C 【逕】異体字異体字 11画 部 区点=7784 16進=6D74 シフトJIS=E794 《常用音訓》ケイ 《音読み》 ケイ/キョウ(キャウ)〈jng〉 《訓読み》 こみち/みち/さしわたし/ただちに 《名付け》 みち・わたる 《意味》 {名}こみち。みち。回りみちをしないようまっすぐに通じた近みち。「山径」「行不由径=行クニ径ニ由ラズ」〔→論語{名}さしわたし。「直径」「有逆鱗径尺=逆鱗ノ径尺ナルモノ有リ」〔→韓非{副}ただちに。回りみちをせずまっすぐ。近みちを通って。ほかのことをしないですぐに。「不過一斗径酔矣=一斗ニ過ギズシテ径チニ酔ヘリ」〔→史記〕「径至宛市中=径チニ宛市ノ中ニ至ル」〔→捜神記〕 《解字》 会意兼形声。徑の右側は、台の上にまっすぐ縦糸を張った姿で、經(=経。縦糸)の原字。徑はそれを音符とし、彳(いく)を加えた字で、両地点をまっすぐつないだ近みちのこと。 《単語家族》 頸ケイ(まっすぐな首)莖(=茎。まっすぐなくき)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

得道 ミチヲウ🔗🔉

【得道】 トクドウ・ミチヲウ 〔仏〕この世の迷いをはなれて、仏の道理を悟ること。悟りをひらくこと。正しい道を自分のものとする。「得道者多助=道ヲ得タル者ニハ助ケ多シ」〔→孟子

斥 みちる🔗🔉

【斥】 5画 斤部 [常用漢字] 区点=3245 16進=404D シフトJIS=90CB 《常用音訓》セキ 《音読み》 セキ/シャク〈ch〉 《訓読み》 しりぞける(しりぞく)/ひらく/さける(さく)/みちる(みつ)/うかがう(うかがふ) 《名付け》 かた・とお 《意味》 {動}しりぞける(シリゾク)。押しのける。また、いけないと非難する。〈類義語〉→除(のぞく)。「排斥」「指斥(さし示してしかる)」「無益於民者、斥=民ニ益無キモノハ斥ク」〔→漢書{動・形}ひらく。さける(サク)。たたき割る。打ち割る。また、さける。広くひらけたさま。〈類義語〉→拓。「斥地=地ヲ斥ク」「広斥(広くひらけている)」 {動}みちる(ミツ)。いっぱいになる。〈類義語〉→貯(たくわえる)。「充斥(いっぱいにみちる)」 {動}うかがう(ウカガフ)。ひそかにようすをのぞく。「斥候セッコウ」「晋人使司馬斥山沢之険=晋人、司馬ヲシテ山沢ノ険ヲ斥ハシム」〔→左伝〕 《解字》 会意。「斤(おの)+丶印」で、おのでたたき割るさまを示す。割る、さけるなどの意。また、除に当てて押しのける意を示し、擇や驛の右側部分の字(のぞきみる、面通しする)に当てて、ようすをのぞく意に用い、儲チョ(いっぱい詰める)や貯(いっぱいにつめる)に当てて、みちる意に用いる。 《単語家族》 柝タク(木を打ち割る)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

未知 ミチ🔗🔉

【未知】 ミチ まだ知らない。「未知生焉知死=未ダ生ヲ知ラズイズクンゾ死ヲ知ランヤ」〔→論語まだ会っていない。

枉道 ミチヲマグ🔗🔉

【枉道】 オウドウ・ミチヲマグ 正しい道をまげる。「枉道而事人、何必去父母之邦=道ヲ枉ゲテ人ニ事フレバ、何ゾ必ズシモ父母之邦ヲ去ラン」〔→論語まわり道をする。

楽道 ミチヲタノシム🔗🔉

【楽道】 ラクドウ・ミチヲタノシム 人間として行うべき道を、楽しみつつ行う。〔→孟子

殉道 ミチニシタガウ🔗🔉

【殉道】 ジュンドウ・ミチニシタガウ =徇道。正義を守るために命がけで努力すること。「天下有道、以道殉身、天下無道、以身殉道=天下ニ道有ルトキハ、道ヲモッテ身ニ殉ハシメ、天下ニ道ナキトキハ、身ヲモッテ道ニ殉ハシム」〔→孟子

求道 ミチヲモトム🔗🔉

【求道】 キュウドウ・ミチヲモトム 正しい道理を捜しもとめる。道路を捜す。グドウ・ミチヲモトム〔仏〕仏道をもとめる。

満 みちる🔗🔉

【満】 12画 水部 [四年] 区点=4394 16進=4B7E シフトJIS=969E 【滿】旧字旧字 14画 水部 区点=6264 16進=5E60 シフトJIS=9FDE 《常用音訓》マン/み…たす/み…ちる 《音読み》 マン/バン〈mn〉 《訓読み》 みちる(みつ)/みたす 《名付け》 あり・ます・まろ・みち・みつ・みつる 《意味》 {動}みちる(ミツ)。みたす。わくいっぱいになる。欠けめなくみちる。〈対語〉→損→欠。〈類義語〉→充→盈エイ。「充満」「盈満エイマン(みちる)」「満庭=庭ニ満ツ」「金玉、満堂=金玉、堂ニ満ツ」〔→老子{形・動}わくいっぱいのさま。…じゅう。その面全部に行き渡る。「満身(からだじゅう)」「満目(見わたすかぎり)」「満城風雨(町全体にたちこめた風雨)」 {名}いっぱいになった状態。「満招損=満ハ損ヲ招ク」〔→書経{名}満州のこと。「満蒙マンモウ(満州と蒙古モウコ)」 {名}満州民族のこと。ツングース系に属し、十七世紀には中国を統一して、清シン朝をたてた。それ以前には女真といった。「満飾」「満珠」とも。「排満興漢(満州族を排斥して漢民族をおこす。清末の革命のさい、漢人の唱えたスローガン)」 《解字》 会意兼形声。滿の右側の字(音マン)は、蔓マン(おおう)と同系のことばで、全体をいっぱいにおおうこと。滿はそれを音符とし、水を加えた字で、わくいっぱいに水をみたして、その面をおおうこと。 《類義》 →実 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

溢 みちる🔗🔉

【溢】 13画 水部  区点=1678 16進=306E シフトJIS=88EC 《音読み》 イツ/イチ〈y〉 《訓読み》 あふれる(あふる)/みちる(みつ) 《意味》 {動}あふれる(アフル)。水が器にみちて、外にこぼれでる。水が堤の外にあふれ出る。「満而不溢=満ツレドモ溢レズ」〔→孝経{動}すぎる。程度がすぎる。「溢美溢悪イツビイツアク」 {動}みちる(ミツ)。ある空間にものがいっぱいつまる。「溢目イツモク」「然而旱乾水溢=然リシカウシテ旱乾水溢アレバ」〔→孟子{単位}周代の度量衡の単位。「一溢米」とは、片手いっぱいの米の量で、非常に少ない量をいう。 《解字》 会意兼形声。「水+音符益(いっぱい)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

漫 みちる🔗🔉

【漫】 14画 水部 [常用漢字] 区点=4401 16進=4C21 シフトJIS=969F 《常用音訓》マン 《音読み》 マン/バン〈mn〉 《訓読み》 みちる(みつ)/はびこる/ながい(ながし)/みだり/みだりに/すずろに/そぞろに 《名付け》 ひろ・みつ 《意味》 {動}みちる(ミツ)。はびこる。一面におおう。〈類義語〉→満→蔓{形}ながい(ナガシ)。どこまでもだらだらと続いて、締まりがないさま。〈類義語〉→曼マン→慢。「冗漫」「散漫」 マンタリ{形・副}みだり。みだりに。とりとめがないさま。だらだらと締まりがなく。「漫談」「漫無条理=漫トシテ条理無シ」 {副}すずろに。そぞろに。なんとなく。無意識に。「漫聴=漫ロニ聴ク」「漫巻詩書喜欲狂=漫ロニ詩書ヲ巻イテ喜ンデ狂ハント欲ス」〔→杜甫「漫漫」とは、(イ)大河がいっぱいにみちて流れるさま。▽平声に読む。〈同義語〉満満。「漫漫長流=漫漫タル長流」(ロ)だらだらとながく続くさま。▽平声に読む。〈同義語〉曼曼。「漫漫長夜=漫漫タル長夜」 《解字》 会意兼形声。曼マンは「冒の字の上部(かぶせるおおい)+目+又」の会意文字で、ながいベールを目にかぶせたさま。ながい、一面におおうなどの意を含む。漫は「水+音符曼」で、水がながながと続く、また、水が一面におおうなどの意。→曼 《単語家族》 蔓マン(一面に草がおおう)幔(ながいたれ幕)慢(心が締まりなく伸びる)などと同系。また満(水が一面におおう)と非常に縁が近い。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

盈 みちる🔗🔉

【盈】 9画 皿部  区点=1746 16進=314E シフトJIS=896D 《音読み》 エイ/ヨウ(ヤウ)〈yng〉 《訓読み》 みちる(みつ)/みたす 《意味》 {動・形}みちる(ミツ)。いっぱいになる。たっぷりとあるさま。〈類義語〉→満→溢イツ。「虚而為盈=虚シクシテ盈テリト為ス」〔→論語〕「有酒盈樽=酒有リテ樽ニ盈テリ」〔→陶潜{動}みたす。いっぱいにする。「持而盈之=持シテコレヲ盈ス」〔→老子〕 《解字》 会意。「皿+いっぱいになってたれるさま」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

程 みちのり🔗🔉

【程】 12画 禾部 [五年] 区点=3688 16進=4478 シフトJIS=92F6 《常用音訓》テイ/ほど 《音読み》 テイ/ジョウ(ヂヤウ)〈chng〉 《訓読み》 ほど/のり/みちのり/はかる 《名付け》 しな・たけ・のり・ほど・みな 《意味》 {名}ほど。目もりではかったどあい。ますめ。ほどあい。〈類義語〉→量。「程量」「程度」「日程」 {名}ひと区切りずつになったコース。物事を進めていく上の一定の基準。一定の分量。めど。「課程」 {名}のり。一定のきまり。「程式」「章程(規則)」 {名}みちのり。ひと区切りずつになった道の長さ。「道程」「行程」 {動}はかる。程度をはかる。「程其器能=ソノ器能ヲ程ル」〔→漢書{単位}長さの単位。一程とは一分の十分の一。また、宿場から宿場までの道のりの長さ。 〔国〕ほど。限度。水準。「冗談にも程がある」ほど。ひと区切りの時間。また、時分。転じて、…するうちに。「程なく来ます」「待つ程に」ほど。ぐらい。「驚く程だ」 《解字》 会意兼形声。呈の下部の字(音テイ)は、人間のまっすぐなすねを―印で示した字。呈テイは、それに口をそえて、まっすぐにすねをさし出すこと。一定の長さをもつ短い直線の意を含む。程は「禾(作物)+音符呈」で、もと禾本カホン科の植物の穂の長さ。一定の長さ→基準→はかるなどの意となった。 《単語家族》 梃テイ(まっすぐな棒)正(まっすぐ)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

聞道 ミチヲキク🔗🔉

【聞道】 ブンドウ・ミチヲキク 物事の道理を聞いて知る。「朝聞道、夕死可矣=朝ニ道ヲ聞カバ、夕ニ死ストモ可ナリ」〔→論語キクナラク 聞くところによれば。人の話によると。『聞説キクナラク』「聞道河陽近乗勝=キクナラク河陽近ゴロ勝チニ乗ズト」〔→杜甫

行 みち🔗🔉

【行】 6画 行部 [二年] 区点=2552 16進=3954 シフトJIS=8D73 《常用音訓》アン/ギョウ/コウ/い…く/おこな…う/ゆ…く 《音読み》 コウ(カウ)/ギョウ(ギャウ)/アン〈xng・xng〉/コウ(カウ)/ゴウ(ガウ)/ギョウ(ギャウ)〈hng〉 《訓読み》 いく/ゆく/たび/おこなう(おこなふ)/やる/おこない(おこなひ)/みち/ゆくゆく 《名付け》 あきら・き・たか・つら・のり・ひら・みち・もち・やす・ゆき 《意味》 {動}いく。ゆく。動いて進む。また、動かして進ませる。〈類義語〉→進→歩→征。「行進」「歩行」「行不由径=行クニ径ニ由ラズ」〔→論語{名}たび。よそへ出発すること。「送行(たびだちを送る)」「辞行(出発のいとまごいをする)」 {動}おこなう(オコナフ)。やる。動いて事をする。動かす。やらせる。〈類義語〉→為。「施行」「行為」「行有余力則以学文=行ヒテ余力有ラバ、スナハチモッテ文ヲ学ブ」〔→論語〕▽他動詞(うごかす、やらせる)のときは、「やる」と読むことがある。「行軍=軍ヲ行ル」「行酒=酒ヲ行ル」 {名}おこない(オコナヒ)。ふるまい。身もち。また、仏に仕える者のつとめ。▽去声に読む。「品行」「修行シュギョウ(僧がおこないをおさめる)」 {名}みち。道路。「行彼周行=彼ノ周行ヲ行ク」〔→詩経{動}時が進む。「行年五十」 {名}楽府ガフ(歌謡曲)のスタイルをした長いうた。「歌行」「兵車行」 「五行ゴギョウ」とは、宇宙をめぐり動く木・火・土・金・水の五つの基本的な物質。 {名}漢字の書体の一つ。楷書カイショの少しくずれたもの。行書。 {副}ゆくゆく。「行+動詞(ゆくゆく…す)」とは、進みつつ…すること。みちすがら。また、「行将+動詞(ゆくゆくまさに…せんとす)」とは、やがて…しそうだとの意。「行乞コウキツ」「行略定秦地=ユク秦ノ地ヲ略定ス」〔→史記〕「行将休=ユクユクマサニ休セントス」 {形・名}旅行の途中の、という意から転じて、臨時の役所のこと。「行署コウショ」「行省コウショウ(地方の出先の役所)」「行在アンザイ(地方にできた天子の臨時の執務所)」「行宮見月傷心色=行宮ニ月ヲ見レバ傷心ノ色」〔→白居易{名・単位}人・文字などの並び。また、昔、兵士二十五人を一行イッコウといった。また転じて、一列に並んだものをあらわすことば。「行列」「行伍コウゴ(列をなした兵士)」「数行スウコウ」 {名}とんや。同業組合。また転じて、俗語では、大きな商店や専門の職業。「銀行(もと金銀の両替店)」「同行(同業者)」「洋行(外国人の店)」 {名}世代、仲間などの順序・序列。▽去声に読む。「輩行ハイコウ(世代の序列)」「丈人行(妻の父に当たる序列をもつ人の意から、友人の父を敬って呼ぶことば)」 《解字》 象形。十字路を描いたもので、みち、みちをいく、動いて動作する(おこなう)などの意をあらわす。また、直線をなして進むことから、行列の意ともなる。 《単語家族》 衡コウ(まっすぐなはかり棒)桁コウ(まっすぐなけた)などと同系。 《類義》 歩は、ひと足ずつあるくこと。→往 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

術 みち🔗🔉

【術】 11画 行部 [五年] 区点=2949 16進=3D51 シフトJIS=8F70 《常用音訓》ジュツ 《音読み》 ジュツ/ズチ/シュツ〈sh〉 《訓読み》 わざ/すべ/みち/のべる(のぶ) 《名付け》 てだて・みち・やす・やすし 《意味》 {名}わざ。工作や仕事をうまくこなす方法。てだて。〈類義語〉→策。「技術」「奇術」 {名}すべ。長年の間にできた、てだて・たくらみ・やり方。「術策」「心術(心のもち方)」「処世術」 {名}みち。村の中の通りみち。転じて、物のすじみち。法則。伝統的なおしえ。「師術有四=師術ニ四有リ」〔→荀子{動}のべる(ノブ)。伝えられたとおりに説明する。〈同義語〉→述。「祖術(=祖述)」「術追厥功=ソノ功ヲ術追ス」〔→漢書〕 《解字》 会意兼形声。朮ジュツは、茎にねばりつくもちあわを描いた象形文字。術は「行(みち、やり方)+音符朮」で、長年の間、人がくっついて離れない通路をあらわす。転じて、昔からそれにくっついて離れないやり方、つまり伝統的な方法のこと。 《単語家族》 祖述の述(今までのやり方に従って離れない)と同系。また、その語尾が転じたのが循ジュンや順ジュン(したがう)である。 《類義》 策は、物事を進めるため考え出すはかりごと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

要路 ミチヲヨウス🔗🔉

【要路】 ヨウロ 重要な交通路。権限のある重要な地位。ミチヲヨウス とおり道でまちぶせする。〈同義語〉邀路。

誘 みちびく🔗🔉

【誘】 14画 言部 [常用漢字] 区点=4522 16進=4D36 シフトJIS=9755 《常用音訓》ユウ/さそ…う 《音読み》 ユウ(イウ)/ユ〈yu・yu〉 《訓読み》 さそう(さそふ)/みちびく 《意味》 {動}さそう(サソフ)。先にたってさそう。ある物事をするように勧める。「勧誘」 {動}みちびく。先にたって教えみちびく。「夫子、循循然善誘人=夫子、循循然トシテ善ク人ヲ誘ク」〔→論語{動}さそう(サソフ)。引きおこす。おびき出す。また、そそのかす。「誘因」「誘惑」 《解字》 会意兼形声。「言+音符秀(先にたつ)」。自分が先にたって、あとの人をことばでさそいこむこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

講道 ミチヲコウズ🔗🔉

【講道】 コウドウ・ミチヲコウズ 道理をきわめて明らかにする。

路 みち🔗🔉

【路】 13画 足部 [三年] 区点=4709 16進=4F29 シフトJIS=9848 《常用音訓》ロ/じ 《音読み》 ロ/ル〈l〉 《訓読み》 みち/じ(ぢ) 《名付け》 じ・のり・みち・ゆく 《意味》 {名}みち。じ(ヂ)。太いみちをつなぐ横みち。連絡のみち。転じて広く、みちのこと。〈類義語〉→道→径。「道路」「行路人コウロノヒト(旅人)」 {名}みち。たどるすじみち。行き方。やり方。「筆路(筆のはこび)」「思路(考え方)」「路悪在=路、イヅクニカ在ル」〔→孟子{名}重要なポスト。「要路」「夫子、当路於斉=夫子、斉ニテ路ニ当タル」〔→孟子{名}天子・諸侯の乗用の車。▽天子の五車として、玉路・金路・象路・革路・木路があった。〈同義語〉→輅{形}王宮の建物のうち、表向きのものであること。「路寝(王の表御殿)」「路門(王宮の門)」 {名}宋ソウ代、都を中心として、方向によってわけた行政区画。東路・西路・北路・南路などをおいた。現代の省にあたる。 《解字》 形声。各は「夂(足)+口(かたい石)」からなり、足が石につかえて、ころがしつつ進むことを示す。路は「足+音符各ラク・カク」で、もと連絡みちのこと。 《単語家族》 絡ラク(太い経脈を横につなぐ細い脈)と同系。 《類義》 →道 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

蹊 みち🔗🔉

【蹊】 17画 足部  区点=7694 16進=6C7E シフトJIS=E6FC 《音読み》 ケイ/ゲ〈x・q〉 《訓読み》 みち/こみち/わたる 《意味》 {名}みち。こみち。細いこみち。ちかみち。〈類義語〉→径。「山蹊サンケイ」「桃李不言、下自成蹊=桃李言ハザレドモ、下オノヅカラ蹊ヲ成ス」〔→史記〕「車無行轍馬無蹊=車ニハ行轍無ク馬ニハ蹊無シ」〔→梅尭臣{動}わたる。横切ってわたる。〈類義語〉→径。 《解字》 会意兼形声。「足+音符奚ケイ(ひも、ひものように細い)」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

迪 みち🔗🔉

【迪】 8画 部 [人名漢字] 区点=7776 16進=6D6C シフトJIS=E78C 【廸】異体字異体字 8画 廴部 区点=5515 16進=572F シフトJIS=9C4E 《音読み》 テキ/ジャク(ヂャク)〈d〉 《訓読み》 みち/みちびく/すすむ/ふむ 《名付け》 すすむ・ただ・ただし・ただす・ひら・ふみ・みち 《意味》 {名}みち。ある所からはじまるみち。ひとすじのみち。 {動}みちびく。ひとすじの道に沿って、教えみちびく。「啓迪ケイテキ(教えみちびく)」 {動}すすむ。道をたどってすすむ。官途につく。〈類義語〉→進。「維此良人、弗求弗迪=コレ此ノ良人、求メズ迪マズ」〔→詩経{動}ふむ。そのとおりに実行する。〈類義語〉→蹈トウ→踏。「允迪厥徳=允ニ厥ノ徳ヲ迪ム」〔→書経〕 《解字》 会意兼形声。「+音符由(…から出てくる)」。 《単語家族》 由(…から)と同系。また、導(みちびく)と縁が近い。 《熟語》 →下付・中付語

迷途 ミチニマヨウ🔗🔉

【迷途】 メイト・ミチニマヨウ =迷塗。道がわからなくなる。物事の進むべき方向にとまどう。『迷津メイシン』メイズ〔仏〕執着しこだわるもののある迷いの境地。三界・六道のこと。

途 みち🔗🔉

【途】 10画 部 [常用漢字] 区点=3751 16進=4553 シフトJIS=9372 《常用音訓》ト 《音読み》 ト/ズ(ヅ)/ド〈t〉 《訓読み》 みち 《名付け》 とお・みち 《意味》 {名}みち。長く平らにのびた道路。また、みちのり。〈同義語〉→塗。「途中」「前途」 {単位}みちのりの一段一段、または、みちすじを数える語。「一途イット・イチズ」 《解字》 会意兼形声。「+音符余(おしのばす)」で、長くのびるの意を含む。 《単語家族》 塗(土をのばしてぬる)餘(=余。のびる、あまる)除(おしのける)と同系。 《類義》 →道 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

道 みち🔗🔉

【道】 12画 部 [二年] 区点=3827 16進=463B シフトJIS=93B9 《常用音訓》トウ/ドウ/みち 《音読み》 ドウ(ダウ)/トウ(タウ)〈do〉 《訓読み》 みち/いう(いふ)/みちびく 《名付け》 おさむ・おさめ・じ・ただし・ち・つな・つね・なおし・ね・のり・まさ・みち・ゆき・より・わたる 《意味》 {名}みち。頭を向けて進んでいくみち。ある方向にのびるみち。〈類義語〉→路。「道阻且長=道ハ阻ニシテカツ長シ」〔→詩経{副}みちばたで。途中で。「道聴而塗説=道ニ聴キテ塗ニ説ク」〔→論語{名}みち。人の行うべきみち。「道徳」「正道」「道不行=道行ハレズ」〔→論語{名}基準とすべきやりかた。専門の技術。「王道」「覇道ハドウ」「医道」 {名}宗教の教え。信仰をもとにした組織。「伝道」「仏道」「一貫道」 {名}道家・道教のこと。老子を祖とし、無欲を旨として長寿を願う教え。「道観(道教の寺)」「道術」 {名}行政区画の名。唐代には全国を十道にわけ、明ミン・清シン代のころには、一省をいくつかの道に分けた。「道台(道の長官)」 {動}〔俗〕いう(イフ)。のべる。▽唐代以後の俗語では、「謂曰…(いひていはく)」を「説道…」という。去声に読む。 {動}みちびく。先にたってある方向へと引っぱる。▽去声に読む。〈同義語〉→導。「道之以政=コレヲ道クニ政ヲモッテス」〔→論語〕 〔国〕みち。武芸や趣味・芸術などについて一派をなしたもの。「合気道アイキドウ」「茶道」 《解字》 会意兼形声。「(足の動作)+音符首」で、首(あたま)を向けて進みいくみち。また、迪テキ(みち)と同系と考えると、一点から出てのびていくみち。▽首シュの古い音は道の音符となりうる発音であった。 《類義》 路は、石を敷いたみち、また横の連絡みち。塗トは、土をおしのばしたみち。疇チュウは、田の間のあぜみち。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語 →主要書物 →主要人名

導師 ミチノシ🔗🔉

【道師】 ドウシ =導師。人として守り行うべき道理を教える指導者。〔仏〕法会や葬式のとき、中心となって式を進める僧。ミチノシ〔国〕八姓の一つ。天武天皇の時代に制定された八色ヤクサの姓カバネの五番め。

道不拾遺 ミチオチタルヲヒロワズ🔗🔉

【道不拾遺】 ミチオチタルヲヒロワズ〈故事〉道におちている物でも、拾いとろうとする者がいない。▽民衆の道徳心が高く、法律が厳しく、政治が徹底していることをあらわす。〔→韓非

閧 みち🔗🔉

【閧】 14画 門部  区点=7966 16進=6F62 シフトJIS=E882 《音読み》 コウ(カウ)/ゴウ〈hng〉 《訓読み》 たたかう(たたかふ)/とき/みち 《意味》 {動}たたかう(タタカフ)。わっと声をあげてうちあう。〈同義語〉→鬨{名}とき。戦いの時にあげるさけび声。わっというときの声。〈類義語〉→哄コウ「閧然コウゼン」とは、元気のあるさま。 {名}みち。村の中のみち。▽巷コウに当てた用法。 《解字》 形声。「門+音符共」。なお、の意は、鬨と書くのが正しいが、閧と書くことが多い。

陌 みち🔗🔉

【陌】 9画 阜部  区点=7989 16進=6F79 シフトJIS=E899 《音読み》 ハク/バク/ミャク〈m〉 《訓読み》 みち 《意味》 {名}田畑の中を東西に通る小道。東西に通ずるあぜ道。なわて。▽南北に通るあぜ道を「阡セン」という。 {名}みち。町の中のみち。「街陌ガイハク」 {数}十の十倍。▽百に当てた用法。 《解字》 会意兼形声。「阜(盛り土)+音符百(たくさん)」。▽証文や契約書では、改竄カイザンや誤解をさけるため、百のかわりに用いることがある。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

隧 みち🔗🔉

【隧】 16画 阜部  区点=8011 16進=702B シフトJIS=E8A9 《音読み》 スイ/ズイ〈su〉 《訓読み》 みち 《意味》 {名}みち。墓の奥まで通じるみち。また、トンネル。「隧道スイドウ」 《解字》 会意兼形声。遂は、奥へ奥へと進むこと。隧は「阜(土盛り)+音符遂」で、土盛りをした墓の奥へ奥へとはいりこむトンネル。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

馗 みち🔗🔉

【馗】 11画 首部  区点=8136 16進=7144 シフトJIS=E963 《音読み》 キ(ク/ギ(グ〈ku〉/キュウ(キウ)/グ 《訓読み》 みち 《意味》 {名}まるく曲がったほお骨。 {名}みち。九方に通じるみち。〈同義語〉→逵「鍾馗ショウキ」とは、厄をはらうという神の名。 {名}きのこの一種。「中馗チュウキ」とも。 《解字》 会意兼形声。「首(あたま)+音符九(まがる)」。 《熟語》 →下付・中付語

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