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伎 わざ🔗⭐🔉
伶 わざおぎ🔗⭐🔉
【伶】
7画 人部 [人名漢字]
区点=4666 16進=4E62 シフトJIS=97E0
《音読み》 レイ
/リョウ(リャウ)
〈l
ng〉
《訓読み》 わざおぎ(わざをぎ)
《意味》
{名}わざおぎ(ワザヲギ)。音楽を奏する人。また、俳優。「伶人レイジン」「伶官レイカン」
「伶丁レイテイ」とは、ひとりぽつんとたつさま。〈同義語〉零丁。
《解字》
会意兼形声。令は、清らかなお告げ。伶は「人+音符令レイ」で、澄んだ音の音楽を奏する人、清らかな姿をした俳優などのこと。清澄なの意を含む。
《単語家族》
玲レイ(清らかな玉)
鈴(澄んだ音を出すすず)
靈(=霊。清らかな巫女ミコ)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要人名








倡 わざおぎ🔗⭐🔉
【倡】
10画 人部
区点=4873 16進=5069 シフトJIS=98E7
《音読み》 ショウ(シャウ)
〈ch
ng・ch
ng〉
《訓読み》 うたいめ(うたひめ)/わざおぎ(わざをぎ)/となえる(となふ)
《意味》
{名}うたいめ(ウタヒメ)。わざおぎ(ワザヲギ)。歌を歌って聞かせる人。広く、音楽師や俳優のこと。〈同義語〉→娼。「倡伎ショウギ(=娼妓)」
{動}となえる(トナフ)。明白な声を長く引いて、歌いおこす。また、スローガンをとなえて先がけをなす。▽去声に読む。〈同義語〉→唱。「提倡(=提唱)」
「倡狂ショウキョウ」とは、大声でわめきちらすこと。
《解字》
会意兼形声。昌は「日+口または曰」の会意文字で、明るくはっきりとものをいうことを示す。声を明瞭メイリョウに長く伸ばして歌うこと。倡は「人+音符昌」で、歌を歌う人。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語








妓 わざおぎ🔗⭐🔉
妖 わざわい🔗⭐🔉
【妖】
7画 女部
区点=4537 16進=4D45 シフトJIS=9764
《音読み》 ヨウ(エウ)
〈y
o〉
《訓読み》 なまめかしい/あやしい(あやし)/わざわい(わざはひ)
《意味》
ヨウナリ{形}なまめかしい(ナマメカシ)。女のしなやかなさま。女が色気で人にこびるさま。「妖姿ヨウシ」「濯清漣而不妖=清漣ニ濯ヒテ妖ナラズ」〔→周敦頤〕
ヨウナリ{形}あやしい(アヤシ)。妙になまめいて人を惑わしがちなさま。ぶきみなさま。「妖気ヨウキ」
{名}なまめいた女のお化け。転じて、広く人をたぶらかす化け物。「妖怪ヨウカイ」
{名}わざわい(ワザハヒ)。あやしげなたたり。「災妖サイヨウ」
《解字》
会意兼形声。夭ヨウは、細くからだを曲げた姿。妖は「女+音符夭」で、なまめかしくからだをくねらせた女の姿を示す。
《単語家族》
夭(柔らかいからだ)
幽(かすか)
窈ヨウ(なよなよ)と同系。
《類義》
→怪
《熟語》
→熟語
→下付・中付語










嫁禍 ワザワイヲカス🔗⭐🔉
【嫁禍】
カカ・ワザワイヲカス 自分の災難を他人になすりつける。
工 わざ🔗⭐🔉
【工】
3画 工部 [二年]
区点=2509 16進=3929 シフトJIS=8D48
《常用音訓》ク/コウ
《音読み》 コウ
/ク
〈g
ng〉
《訓読み》 たくみ/わざ/つかさ
《名付け》 たくみ・ただ・つとむ・のり・よし
《意味》
{名}たくみ。わざ。細工や技術。「技工」
{名}たくみ。細工や技術を心得た職人。「工人」「工欲善其事=工ソノ事ヲ善クセント欲ス」〔→論語〕
コウナリ{形}たくみ。細工やわざがじょうずであるさま。〈同義語〉→巧。〈対語〉→拙セツ。「工緻コウチ(細工が細かくじょうずである)」「工於草書=草書ニ工ナリ」
{名}つかさ。専門の技術で仕える役人。「百工致功=百工ハ功ヲ致ス」〔→史記〕
{名}工芸を職とする階層。「土農工商」
{名}〔俗〕労働者。「工人」「工会(労働組合)」
「工尺コウシャク」とは、東洋音楽の楽譜に用いる記号。
《解字》
指事。上下二線の間に|線を描き、上下の面に穴を通すことを示す。また、かぎ型ものさしの象形ともいう。工は攻コウ(突き抜く)の原字で、孔コウ(突き抜けたあな)
空(穴)ときわめて近いことば。穴をあけるのは、高度のわざであるので、細工することを意味するようになった。
《類義》
巧は、曲がりくねったむずかしい細工をすること。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語













幹 わざ🔗⭐🔉
【幹】
13画 干部 [五年]
区点=2020 16進=3434 シフトJIS=8AB2
《常用音訓》カン/みき
《音読み》 カン
〈g
n〉
《訓読み》 みき/わざ
《名付け》 えだ・から・き・くる・たかし・たる・つね・つよし・とし・とも・まさ・み・みき・もと・もとき・よし・よみ・より
《意味》
{名}みき。木の中心となる部分。また、転じて、広く物事の中心や本筋のこと。〈対語〉→枝。「躯幹クカン(胴体)」「幹部」「箭幹センカン(矢の棒)」
{名}わざ。人間のすじがねとなる強い力。また、転じて、仕事をする能力。「才幹(才能)」
{名}強い力。▽乾に当てた用法。
{名}十干ジッカンのこと。
{動}〔俗〕する。力をこめて仕事をする。「能幹」
《解字》
会意兼形声。左側は日がのぼるような強い力を示し、乾ケンの原字。幹は、それに音符干(太い棒)を添えたもの。中心となる丈夫なみきのこと。干の代わりに木を加えて書く字体もある。
《単語家族》
干(棒)
竿カン(太い竹棒)
桿カン(太い棒)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語












態 わざと🔗⭐🔉
【態】
14画 心部 [五年]
区点=3454 16進=4256 シフトJIS=91D4
《常用音訓》タイ
《音読み》 タイ
〈t
i〉
《訓読み》 すがた/さま/わざと
《名付け》 かた
《意味》
{名}すがた。さま。心構えやすがたのようす。「態度」「林高風有態=林高クシテ風態有リ」〔→元好問〕
{動・形}うわべをつくろう。また、そのさま。「態臣(うわべをつくろう家臣)」
〔国〕わざと。ことさらに。
《解字》
会意兼形声。能ノウ・ナイは、耐タイ(たえる)と同じく、そうできるだけの力を備えていること。態は「心+音符能」で、こうできるぞという心構え。転じて広く、心ばえや身構えのこと。
《類義》
→状
《熟語》
→熟語
→下付・中付語






技 わざ🔗⭐🔉
【技】
7画
部 [五年]
区点=2127 16進=353B シフトJIS=8B5A
《常用音訓》ギ/わざ
《音読み》 ギ
/キ
〈j
〉
《訓読み》 わざ/たくみ
《名付け》 あや・わざ
《意味》
{名}わざ。手足を使ってほどこす細かい細工。また、その腕まえ。〈同義語〉→伎。〈類義語〉→芸。「技能」「長技(得意のわざ)」「技蓋至此乎=技ケダシココニ至レルカ」〔→荘子〕
{形}たくみ。わざがじょうずである。器用な。〈類義語〉→巧。
《解字》
会意兼形声。支シは、細い枝を手に持つさま。技は「手+音符支」で、細い枝のような細かい手細工のこと。→支
《単語家族》
枝
肢シ(からだの末端の手足)
伎ギ(わざおぎ、芸人)と同系。
《類義》
芸は、自然の物に人工を加えること。術は、師弟の間で伝承される伝統的に決まっているわざ。
《異字同訓》
わざ。 →業
《熟語》
→熟語
→下付・中付語









業 わざ🔗⭐🔉
【業】
13画 木部 [三年]
区点=2240 16進=3648 シフトJIS=8BC6
《常用音訓》ギョウ/ゴウ/わざ
《音読み》 ギョウ(ゲフ)
/ゴウ(ゴフ)
〈y
〉
《訓読み》 わざ/なりわい(なりはひ)/すでに/ごう(ごふ)
《名付け》 おき・かず・くに・なり・のぶ・のり・はじめ・ふさ
《意味》
{名}ぎざぎざとした歯どめのついた台。音楽を奏するかねや太鼓をつるすための横板を渡す台。また、その横板。
{名}わざ。ぎざぎざとつかえて、苦労する仕事。「修業=業ヲ修ム」「君子創業垂統=君子業ヲ創メ統ヲ垂ル」
{名}なりわい(ナリハヒ)。生活のため苦労してする仕事。「生業」
{名}苦労してためた財産。「産業(中国では生活のもとになる資産、日本では生産の仕事)」「別業(よそに設けた不動産→やしき、別荘)」
ギョウトス{動}生活のための仕事とする。「業農=農ヲ業トス」
「業業ギョウギョウ」とは、きおいたつさま。おどおどするさま。「四牡シボ業業」〔→詩経〕
{副}すでに。仕事をした意から、すでに…したとの意の副詞に用いる。〈類義語〉→已イ(すでに)・→既(すでに)。「良業為取履=良業ニ為ニ履ヲ取ル」〔→史記〕
{名}〔仏〕むくいを生じるもととなる善悪すべての行い。「業障ゴウショウ(悪いむくいを生じるもと)」「業が深い」
〔国〕ごう(ゴフ)。怒りの心。「業を煮やす」「業腹(腹がたつこと)」
《解字》
象形。ぎざぎざのとめ木のついた台を描いたもの。でこぼこがあってつかえる意を含み、すらりとはいかない仕事の意となる。厳ガン(いかつい)・岩(ごつごつしたいわ)などと縁が近い。
《異字同訓》
わざ。 業「至難の業。離れ業。業師」技「柔道の技。技をみがく」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語














殃 わざわい🔗⭐🔉
【殃】
9画 歹部
区点=6142 16進=5D4A シフトJIS=9F69
《音読み》 オウ(アウ)
/ヨウ(ヤウ)
〈y
ng〉
《訓読み》 わざわい(わざはひ)/わざわいする(わざはひす)/そこなう(そこなふ)
《意味》
{名}わざわい(ワザハヒ)。さわり・たたりなど、順調な進行をおさえて止めるじゃまもの。〈類義語〉→禍カ。「殃咎オウキュウ」「禍殃カオウ」
{動}わざわいする(ワザハヒス)。そこなう(ソコナフ)。おさえつけて、傷つける。じゃまをする。「殃民者不容於
舜之世=民ヲ殃フ者ハ
舜ノ世ニ容レラレズ」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。央オウは大の字に立った人の首の部分をかせでおさえつけたさま。まん中をおさえて、くぼめる意を含む。殃は「歹(死ぬ)+音符央」で、人をおさえつけてじゃまをし、死なせることを示す。
《類義》
→災
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語








殃及池魚 ワザワイチギョニオヨブ🔗⭐🔉
【殃及池魚】
ワザワイチギョニオヨブ〈故事〉→「池魚之殃チギョノワザワイ」
災 わざわい🔗⭐🔉
【災】
7画 火部 [五年]
区点=2650 16進=3A52 シフトJIS=8DD0
《常用音訓》サイ/わざわ…い
《音読み》 サイ
〈z
i〉
《訓読み》 わざわい(わざはひ)
《意味》
{名}わざわい(ワザハヒ)。順調な生活をはばむ自然の出来事。山火事・地震・水害・ひでりなど。「災害」「災異」
{名}わざわい(ワザハヒ)。すべて生活をはばむ不幸なできごと。〈類義語〉→禍。「災難」「無後災=後ノ災ヒ無シ」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。巛サイの原字は、川をせき止めるせきを描いた象形文字。災は「火+音符巛」で、順調な生活をはばんで止める大火のこと。転じて、生活の進行をせき止めてじゃまをする物事をいう。
《単語家族》
裁(切りとめる)
材サイ(切った木)
宰サイ(切る)などと同系。
《類義》
禍は、もと落とし穴。思いもかけず落とし穴にはまるようなわざわいのこと。厄ヤクは、つかえて通ぜず困ること。殃オウは、順調な進行をおさえて止めるじゃまもの。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語









禍 わざわい🔗⭐🔉
【禍】
人名に使える旧字
13画 示部 [常用漢字]
区点=1850 16進=3252 シフトJIS=89D0
《常用音訓》カ
《音読み》 カ(ク
)
/ガ(グ
)/ワ
〈hu
〉
《訓読み》 わざわい(わざはひ)/わざわいする(わざはひす)
《名付け》 まが
《意味》
{名}わざわい(ワザハヒ)。思わぬおとし穴。思いがけなく受けるふしあわせ。〈対語〉→福。〈類義語〉→災。「禍福」「禍兮福之所倚=禍ハ福ノ倚ル所ナリ」〔→老子〕
{動}わざわいする(ワザハヒス)。おとし穴におとしてしまう。思いがけない不幸を与える。「修道而不弐、則天不能禍=道ヲ修メテ弐カザレバ、スナハチ天モ禍スルコトアタハズ」〔→荀子〕
《解字》
会意兼形声。骨の字の上部は、関節骨がはまりこむまるい穴のこと。咼カ(まるい穴)はそれと口印(穴)を合わせた字で、まるくくぼんだ穴のこと。禍は「示(祭壇)+音符咼」で、神のたたりを受けて思いがけない穴(おとしあな)にはまること。
《単語家族》
渦カ(まるいうずまき)
窩カ(まるい穴)などと同系。
《類義》
→災
《参考》
人名に旧字使用可。旧字の総画数は14画。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語











禍従口出 ワザワイハクチヨリイズ🔗⭐🔉
【禍従口出】
ワザワイハクチヨリイズ〈故事〉思いがけない不幸はことばをつつしまないことからおこる。〔→傅玄〕
転禍為福 ワザワイヲテンジテフクトナス🔗⭐🔉
【転禍為福】
ワザワイヲテンジテフクトナス〈故事〉災難にあってもそれをじょうずに活用して、かえってしあわせに転ずる。〔→史記〕
芸 わざ🔗⭐🔉
【芸】
7画 艸部 [四年]
区点=2361 16進=375D シフトJIS=8C7C
【藝】旧字人名に使える旧字
18画 艸部
区点=7326 16進=693A シフトJIS=E559
《常用音訓》ゲイ
《音読み》 ゲイ
/ゲ
〈y
〉
《訓読み》 うえる(うう)/わざ
《名付け》 き・ぎ・きぎ・すけ・のり・まさ・よし
《意味》
{動}うえる(ウウ)。手を加えて栽培する。「園芸」「樹芸五穀=五穀ヲ樹芸ス」〔→孟子〕
{名}わざ。自然の素材に手を加えて、形よく仕あげること。人工を加える仕事。転じて、技術や学問。「六芸」「芸術」
{動・名}きりとる。きれめ。区切り。また、はて。▽刈ガイに当てた用法。
《解字》
会意。原字は「木+土+人が両手を差しのべたさま」。人が植物を土にうえ育てることを示す。不要な部分や枝葉を刈り捨ててよい形に育てること。刈と同系のことば。のち、艸をつけて、さらに藝の字となった。
《類義》
→技
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要書物








術 わざ🔗⭐🔉
【術】
11画 行部 [五年]
区点=2949 16進=3D51 シフトJIS=8F70
《常用音訓》ジュツ
《音読み》 ジュツ/ズチ
/シュツ
〈sh
〉
《訓読み》 わざ/すべ/みち/のべる(のぶ)
《名付け》 てだて・みち・やす・やすし
《意味》
{名}わざ。工作や仕事をうまくこなす方法。てだて。〈類義語〉→策。「技術」「奇術」
{名}すべ。長年の間にできた、てだて・たくらみ・やり方。「術策」「心術(心のもち方)」「処世術」
{名}みち。村の中の通りみち。転じて、物のすじみち。法則。伝統的なおしえ。「師術有四=師術ニ四有リ」〔→荀子〕
{動}のべる(ノブ)。伝えられたとおりに説明する。〈同義語〉→述。「祖術(=祖述)」「術追厥功=ソノ功ヲ術追ス」〔→漢書〕
《解字》
会意兼形声。朮ジュツは、茎にねばりつくもちあわを描いた象形文字。術は「行(みち、やり方)+音符朮」で、長年の間、人がくっついて離れない通路をあらわす。転じて、昔からそれにくっついて離れないやり方、つまり伝統的な方法のこと。
《単語家族》
祖述の述(今までのやり方に従って離れない)と同系。また、その語尾が転じたのが循ジュンや順ジュン(したがう)である。
《類義》
策は、物事を進めるため考え出すはかりごと。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語








速禍 ワザワイヲマネク🔗⭐🔉
【速禍】
ソッカ・ワザワイヲマネク わざわいをさそいよせる。〈同義語〉促禍。
醸禍 ワザワイヲカモス🔗⭐🔉
【醸禍】
ジョウカ・ワザワイヲカモス じわじわと災いがつくりだされる。
阨 わざわい🔗⭐🔉
【阨】
7画 阜部
区点=7985 16進=6F75 シフトJIS=E895
《音読み》
アイ
/エ
〈
i〉/
ヤク
/アク
〈
〉
《訓読み》 せまい(せまし)/ふさがる/くるしむ/わざわい(わざはひ)/なやみ
《意味》

{名}せまくなった所。くびれた所。はざま。〈同義語〉→隘。「阨路アイロ」「閉関拠阨=関ヲ閉ザシテ阨ニ拠ル」〔→史記〕
{形}せまい(セマシ)。くびれて細くなっている。〈同義語〉→隘。

{動・名}ふさがる。くるしむ。物事が行きづまる。困難にぶつかる。困難。〈同義語〉→厄。「阨窮ヤクキュウ」
{名}わざわい(ワザハヒ)。なやみ。災難。難儀。〈同義語〉→厄。「是時孔子当阨=コノ時孔子阨ニ当タル」〔→孟子〕
《解字》
会意兼形声。「阜(おか)+音符厄ヤク(がけ下の谷間に落ちて行きづまる)」。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語















難 わざわい🔗⭐🔉
【難】
人名に使える旧字
18画 隹部 [六年]
区点=3881 16進=4671 シフトJIS=93EF
《常用音訓》ナン/かた…い/むずか…しい
《音読み》
ナン
/ダン
〈n
n・n
n〉/
ナ
/ダ
〈nu
〉
《訓読み》 むずかしい/わざわい(わざはひ)/うれい(うれひ)/なじる/かたい(かたし)/かたき/かたしとする(かたしとす)/かたんず/なん
《意味》

{名}わざわい(ワザハヒ)。うれい(ウレヒ)。日照り・水ぜめ・火あぶりなどのつらいめ。うまく進まない事態。〈類義語〉→艱カン。「艱難カンナン」「遭難」「忿思難=忿ニハ難ヲ思フ」〔→論語〕
{名}つらい戦争。「請作難=難ヲ作サンコトヲ請フ」〔→公羊〕
ナンズ{動}なじる。人の非を責める。そしる。「非難」「難詰」「於禽獣又何難焉=禽獣ニオイテマタ何ヲカ難ラン」〔→孟子〕
{形}かたい(カタシ)。むずかしい。やりづらいさま。手におえない。うまく物事が進まない。▽平声に読む。〈対語〉→易。「困難」「難問」「為君難=君タルコト難シ」〔→論語〕
{名}かたき。簡単に処理できない事がら。むずかしい事がら。▽平声に読む。「責難於君謂之恭=難キヲ君ニ責ムルコレヲ恭ト謂フ」〔→孟子〕
{動}かたしとする(カタシトス)。かたんず。むずかしいと考える。▽平声に読む。「惟帝其難之=コレ帝モソレコレヲ難ンズ」〔→書経〕

ダタリ{形}数多く柔らかいさま。〈同義語〉→那・→娜。「其葉有難=ソノ葉難タル有リ」〔→詩経〕
{名}疫病神を追いはらう儀式。おにやらい。〈同義語〉→儺。
〔国〕
なん。欠点。「難点」「無難」「難のない人」
やっかいなめぐりあわせ。「女難」「剣難」
《解字》
会意。「動物を火でやき、かわかしてこちこちにするさま+隹(とり)」。鳥を火であぶることをあらわし、もと燃ネン(もやす)と同系のことば。やけただれる火あぶりのようにつらいことの意から転じて、つらい災害ややりづらい事などをあらわす。
《参考》
人名に旧字使用可。旧字の総画数は19画。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語























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