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匍 はらばう🔗🔉

【匍】 9画 勹部  区点=5021 16進=5235 シフトJIS=99B3 《音読み》 ホ/ブ〈p〉 《訓読み》 はらばう(はらばふ) 《意味》 {動}はらばう(ハラバフ)。腹をぴったりと地面につける。 《解字》 会意兼形声。「勹(つつむ)+音符甫ホ・フ(うすい、へばりつく)」。腹面をぴたりと地面にくっつけ、からだで地を包むような姿をすること。 《単語家族》 薄(せまる、ぴったりつく)迫(せまる、ひっつく)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

原 はら🔗🔉

【原】 10画 厂部 [二年] 区点=2422 16進=3836 シフトJIS=8CB4 《常用音訓》ゲン/はら 《音読み》 ゲン/ゴン/ガン(グン)〈yun〉 《訓読み》 はら/みなもと/もと/もとより/たずねる(たづぬ)/ゆるす 《名付け》 おか・はじめ・はら・もと 《意味》 {名}はら。まるい平原。広い野原。「平原」「青血化為原上草=青血化シテ原上ノ草ト為ル」〔→曾鞏{名}みなもと。もと、岩の穴から水のわき出る泉。のち転じて、物事のもと・起源の意。〈同義語〉→源。「原泉」「原因」「窺仁義之原=仁義ノ原ヲ窺フ」〔→司馬光{名・形}もと。はじめ。もとの。「原初」「道之大原出於天=道ノ大原ハ天ヨリ出ヅ」〔→漢書{副}もとより。最初から。「原来」「険夷原不滞胸中=険夷原ヨリ胸中ニ滞ラズ」〔→王陽明{動}たずねる(タヅヌ)。もとにさかのぼって考える。「原始要終=始メヲ原ネ終ハリヲ要ム」〔→易経{形・名}きまじめなさま。また、きまじめなだけで融通がきかないこと。〈同義語〉→愿。「郷原(郷土で、まじめな常識人と定評ある人)」「一郷皆称原人焉=一郷ミナ原人ト称ス」〔→孟子{動}ゆるす。罪をゆるす。▽もとをたずねて情状を酌量することから。「原諒ゲンリョウ(しかたないとゆるす)」「詔書特原不理罪=詔書シテ特ニ原シテ罪ヲ理サズ」〔→後漢書〕 《解字》 会意。「厂(がけ)+泉(いずみ)」で、岩石の間のまるい穴から水がわく泉のこと。源の原字。水源であるから「もと」の意を派生する。広い野原を意味するのは、原隰ゲンシュウ(泉の出る地)の意から。また、きまじめを意味するのは、元(まるい頭)頑ガン(まるい頭→融通のきかない頭)などに当てた仮借字である。 《類義》 →始 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

原善 ハラゼン🔗🔉

【原善】 ハラゼン〔日〕〈人名〉1774〜1820 江戸時代後期の儒学者。下総シモウサ(茨城県)の人。号は念斎ネンサイ。山本北山を師とし、父の跡を継ぎ幕臣となる。昌平黌ショウヘイコウで教授。著に『先哲叢談センテツソウダン』など。

妊 はらむ🔗🔉

【妊】 7画 女部 [常用漢字] 区点=3905 16進=4725 シフトJIS=9444 【姙】異体字異体字 9画 女部 区点=5312 16進=552C シフトJIS=9B4B 《常用音訓》ニン 《音読み》 ニン(ニム)/ジン(ジム)〈rn〉 《訓読み》 はらむ 《名付け》 さね・もつ 《意味》 {動}はらむ。子どもを腹の中にだきかかえてふくれる。みごもる。〈同義語〉→壬。〈類義語〉→孕ヨウ。「妊娠」 《解字》 会意兼形声。壬ニン・ジンは、腹のふくれた糸巻きの形を描いた象形文字。だきこんで太くふくれる意を含む。妊は「女+音符壬」で、子どもを腹の中にだきかかえてふくれること。→壬 《単語家族》 任(荷物を抱きかかえる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

娠 はらむ🔗🔉

【娠】 10画 女部 [常用漢字] 区点=3117 16進=3F31 シフトJIS=9050 《常用音訓》シン 《音読み》 シン〈shn〉 《訓読み》 はらむ 《意味》 {動}はらむ。みごもる。▽訓の「はらむ」は、「はら(腹)」を活用させたことば。「妊娠」 《解字》 会意兼形声。辰シンは、貝のべらべらと振れる舌を描いた象形文字。娠は「女+音符辰」で、胎児がびくびくと振動すること。→辰 《単語家族》 震(ふるえる)と同系。また、身(みごもって腹がふくれた姿)と同系と考えてもよい。 《熟語》 →下付・中付語

孕 はらむ🔗🔉

【孕】 5画 子部  区点=5352 16進=5554 シフトJIS=9B73 《音読み》 ヨウ〈yng・yn〉 《訓読み》 はらむ 《意味》 {動}はらむ。胎内に子を宿す。〈類義語〉→妊。「受孕ジュヨウ(子をはらむ)」「婦孕不育=婦ハ孕メド育タズ」〔→易経〕 《解字》 会意。乃ナイ・ダイは、柔らかいものがたれるさま。孕は「乃+子」で、子をはらんで、腹が柔らかくたれる意を示す。からだの前に子だねを抱きこむこと。 《単語家族》 雍ヨウ(抱きかかえる、受け入れる)膺ヨウ(ものを抱きこむ胸)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

払 はらい🔗🔉

【払】 5画 部 [常用漢字] 区点=4207 16進=4A27 シフトJIS=95A5 【拂】旧字人名に使える旧字 8画 部 区点=5736 16進=5944 シフトJIS=9D63 《常用音訓》フツ/はら…う 《音読み》 フツ/ホチ/ホツ〈f〉 《訓読み》 はらう(はらふ)/さからう(さからふ)/はらい(はらひ) 《意味》 {動}はらう(ハラフ)。左右にはらいのける。右に左にと拭フいて、曇りやよごれをとり去る。「払拭フッショク」「払暁フツギョウ」「石上題詩払緑苔=石上ニ詩ヲ題セントシテ緑苔ヲ払フ」〔→白居易{動}はらう(ハラフ)。左右にふくように表面をなでる。「花払離觴柳払舟=花ハ離觴ヲ払ヒ柳ハ舟ヲ払フ」〔→高啓{動}さからう(サカラフ)。拒否する。そむく。「払乱其所為=ソノナストコロヲ払乱ス」〔→孟子{動}たすける。「払士ヒッシ」 〔国〕はらう(ハラフ)。はらい(ハラヒ)。代金をはらう。また、そのこと。「支払い」 《解字》 会意兼形声。弗フツは「弓(たれたつる)+八印(左右にはねる)」からなり、たれたつるを左右にはらって切るさま。拂は「手+音符弗」で、左右にはらいのける動作を示す。手を左右に振るのは拒否し否定する表現でもある。→弗 《単語家族》 悖フツ(もとる、逆らう)沸フツ(水がわきたって左右にわかれる)分(わける)などと同系。 《類義》 攘ジョウ(はらう)は、中に割りこんできたものを除くこと。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

掃 はらう🔗🔉

【掃】 11画 部 [常用漢字] 区点=3361 16進=415D シフトJIS=917C 《常用音訓》ソウ/は…く 《音読み》 ソウ(サウ)〈so・so〉 《訓読み》 はく/はらう(はらふ) 《名付け》 かに・のぶ 《意味》 {動}はく。はらう(ハラフ)。ほうきではく。また、地表面をかくようにはいてきれいにする。〈類義語〉→洒サイ(水で流す)。「掃除ソウジ/ソウジョ」「落葉満階紅不掃=落葉、階ニ満チテ、紅掃ハズ」〔→白居易{動}はき清めたように全部なくなる。「人道掃地=人道、地ヲ掃フ」 《解字》 会意兼形声。帚シュウ・ソウは、ほうきを持つさまを示す会意文字。掃は「手+音符帚」で、ほうきで地表をひっかくこと。 《単語家族》 掻ソウ(かく)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

攘 はらう🔗🔉

【攘】 20画 部  区点=5823 16進=5A37 シフトJIS=9DB5 《音読み》 ジョウ(ジャウ)/ニョウ(ニャウ)〈rng・rng〉 《訓読み》 ぬすむ/はらう(はらふ) 《意味》 {動}ぬすむ。入りこんできたものをぬすむ。「攘窃ジョウセツ」「其父攘羊=ソノ父、羊ヲ攘ム」〔→論語{動}はらう(ハラフ)。入りこんできたものを、はらいのける。じゃまなものをはらい除く。「攘臂=臂ヲ攘フ」「桓公救中国、而攘夷狄=桓公中国ヲ救ヒテ、夷狄ヲ攘フ」〔→公羊ジョウス{動}みだれる。みだす。「搶攘ソウジョウ」「心無天遊則六鑿相攘=心ニ天遊ナケレバ六鑿アヒ攘ス」〔→荘子{動}間に入れてやる。場所を譲って、そこへ他人を割りこませる。▽譲に当てた用法。 《解字》 会意兼形声。襄ジョウは「衣+こまごました雑物」からなるり、衣の中にいろいろな物を入れこむさま。中に入れこむ意を含む。攘は「手+音符襄」で、中に入りこんだものを、払いのけたりぬすんだりすること。→襄 《単語家族》 釀(=醸。中にこうじを入れて酒をかもす)讓(=譲。間に入れてやる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

断腸 ハラワタヲタツ🔗🔉

【断腸】 ダンチョウ・ハラワタヲタツ〈故事〉はらわたがちぎれる。非常に悲しんだり苦しんだりするさま。「一見知君即断腸=一見シテ君ガスナハチ腸ヲ断ツヲ知ル」〔→白居易

晴 はらす🔗🔉

【晴】 12画 日部 [二年] 区点=3218 16進=4032 シフトJIS=90B0 《常用音訓》セイ/は…らす/は…れる 《音読み》 セイ/ジョウ(ジャウ)〈qng〉 《訓読み》 はれる(はる)/はれ/はらす 《名付け》 きよし・てる・なり・はる・はれ 《意味》 {動}はれる(ハル)。日が清らかに輝く。雲が去って空が澄む。〈対語〉→曇→陰(曇る)。「四月清和雨乍晴=四月清和ニシテ雨タチマチ晴ル」〔→司馬光{名・形}はれ。雲が去った澄んだ空。空が澄みきっているさま。「晴天」「晴初(晴れた朝)」 〔国〕はれ。表向きの。はれがましい。「晴れ着」「晴れの出陣」はらす。表に出してさっぱりする。「恨みを晴らす」「うさ晴らし」 《解字》 会意兼形声。青セイは「生(清らかな芽ばえ)+音符丼セイ(清らかな井戸水)」の会意兼形声文字で、澄みきった意を含む。晴は「日+音符青」で、澄みきった日のこと。→青 《単語家族》 清(澄んだ水)精(澄んだ米)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

波羅蜜多 ハラミッタ🔗🔉

【波羅蜜多】 ハラミッタ〔仏〕生と死の境地から脱して、永遠の悟りを得ること。▽梵語ボンゴの音訳。到彼岸・度無極などと訳す。

波瀾 ハラン🔗🔉

【波瀾】 ハラン 波。▽「瀾」は、つらなる波。騒ぎや争いごと。文章にきわだって起伏変化があってすぐれていること。

波瀾万丈 ハランバンジョウ🔗🔉

【波瀾万丈】 ハランバンジョウ 大波小波のうねりのように、事件などが次々と起こり変化にとむこと。

爬羅剔抉 ハラテッケツ🔗🔉

【爬羅剔抉】 ハラテッケツ かき集めてえぐり出す。人がかくしている事がらをあばくこと。また、かくれた人材を広くさがしもとめて用いること。〔→韓愈

破落戸 ハラッコ🔗🔉

【破落戸】 ハラッコ 落ちぶれた家の若者。転じて、ごろつき。ならずもの。〔→水滸伝

祓 はらい🔗🔉

【祓】 10画 示部  区点=6717 16進=6331 シフトJIS=E250 《音読み》 フツ/ホチ〈f〉 《訓読み》 はらう(はらふ)/はらえ(はらへ)/はらい(はらひ) 《意味》 {動・名}はらう(ハラフ)。はらえ(ハラヘ)神に祈って、災いをはらい除く。また、その行事。「祓禊フツケイ」 〔国〕はらい(ハラヒ)。はらえ(ハラヘ)。神道で神に祈って罪やけがれをとること。また、その儀式。 《解字》 会意兼形声。右側の字(音ハツ)は、はねる、はらいのけるという基本義をもつ。祓はそれを音符とし、示を加えた字。 《単語家族》 払フツ(はらいのける)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

禳 はらう🔗🔉

【禳】 22画 示部  区点=6726 16進=633A シフトJIS=E259 《音読み》 ジョウ(ジャウ)/ニョウ(ニャウ)〈rng〉 《訓読み》 はらう(はらふ) 《意味》 ジョウス{動}はらう(ハラフ)。神をまつって災難をよける。おはらいをする。〈類義語〉→祓フツ。「禳巫ジョウフ(悪鬼をはらいのぞくみこ)」「路人未必信此語、強為買服禳新春=路人イマダ必ズシモコノ語ヲ信ゼザレドモ、強ヒテ買服ヲ為シ新春ヲ禳ス」〔→蘇軾〕 《解字》 会意兼形声。「示+音符攘ジョウ(払いのける)の略体」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

立腹 ハラヲタツ🔗🔉

【立腹】 リップク・ハラヲタツ〔国〕腹をたてること。

箒 はらう🔗🔉

【箒】 14画 竹部  区点=6822 16進=6436 シフトJIS=E2B4 《音読み》 ソウ(サウ)/シュウ(シウ)/ス〈zhu〉 《訓読み》 ほうき(はうき)/はらう(はらふ) 《意味》 {名}ほうき(ハウキ)。ちりをはく道具。 {動}はらう(ハラフ)。ほうきではく。〈同義語〉→掃。 《解字》 会意兼形声。「竹+音符帚シュウ(ほうき、はく)」。▽帚の異体字。 《熟語》 →下付・中付語

糞 はらう🔗🔉

【糞】 17画 米部  区点=4221 16進=4A35 シフトJIS=95B3 《音読み》 フン〈fn〉 《訓読み》 くそ/はらう(はらふ) 《意味》 {名}くそ。動物の排泄する、食べた物のかす。「糞土フンド」 フンス{動}肥料をまいて土地を肥やす。「可以糞田疇=モッテ田疇ヲ糞スベシ」〔→礼記{動}はらう(ハラフ)。ごみをはらいのける。よごれをとり除く。〈類義語〉→払。「糞除フンジョ」「堂上不糞=堂上糞ハズ」〔→荀子〕 《解字》 会意。「畑にばらまくさま+両手」。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

肚 はら🔗🔉

【肚】 7画 肉部  区点=7076 16進=666C シフトJIS=E3EA 《音読み》 ト/ツ/ズ(ヅ)〈d〉〈d〉 《訓読み》 はら 《意味》 {名}はら。食物をいっぱいつめこむはら。〈類義語〉→腹。「肚裏トリ(はらのなか→心の中の考え)」「小肚ショウト(下腹)」 {名}動物の胃。「羊肚ヨウト」 《解字》 会意兼形声。土は、万物をうみ出す力をいっぱいにたくわえたつち。肚は「肉+音符土」で、いっぱいに食物をたくわえたはら。 《単語家族》 吐ト(いっぱいにつまった物をはき出す)貯(つめこむ)と同系。 《類義》 腹は、ふっくらとふくれたはら。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

胚 はらむ🔗🔉

【胚】 9画 肉部  区点=7085 16進=6675 シフトJIS=E3F3 《音読み》 ハイ/ヘ〈pi〉 《訓読み》 はらむ 《意味》 {名}まるくふくれた腹。ふっくらとまるい胎児。また、種の中の、芽となるべきまるくふくれた部分。「胚芽ハイガ」 {動}はらむ。腹の中に子をやどす。みごもる。「胚胎ハイタイ」 {名}まだ器にならないふくらませた陶土。 《解字》 会意兼形声。不は、まるくふくれたつぼみを描いた象形文字。丕ヒはそれに一印をそえたもの。不はのち否定詞に転用されたので、丕がまるくふくれた意をあらわすのに用いられる。胚は「肉+音符丕」で、まるくふくれた胎児。 《単語家族》 杯(まるくふくれたさかずき)と同系。 《熟語》 →熟語

胎 はらご🔗🔉

【胎】 9画 肉部 [常用漢字] 区点=3459 16進=425B シフトJIS=91D9 《常用音訓》タイ 《音読み》 タイ〈ti〉 《訓読み》 はらご/はらむ 《名付け》 はら・み・もと 《意味》 {名}はらご。肉体のできはじめ。腹の中の赤子。胎児のやどるところ。また転じて、物事のもととなるもの。はじめ。「鬼胎」「懐胎(はらむ)」 タイス{動}はらむ。赤子をみごもる。子や芽ができる。「胚胎ハイタイ」 {名}うつわを鋳るもととなる粘土の原形。「坏胎ハイタイ」 《解字》 会意兼形声。右側の原字は曲がったすきの棒を描いたもので、道具で仕事をはじめること。台はその下に口を加えた字で、人間がことばを発して行動しはじめることを示す。胎は「肉+音符台」で、肉体が行為をしはじめる、つまり動きはじめた腹の中の赤子(胎児)のこと。 《単語家族》 始(はじめる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

腑 はらわた🔗🔉

【腑】 12画 肉部  区点=7105 16進=6725 シフトJIS=E444 《音読み》 フ〈f〉 《訓読み》 はらわた 《意味》 {名}はらわた。人体内の諸器官で、食物や液体をしまってあるところ。▽漢方医学では、胃・胆・三焦・膀胱ボウコウ・大腸・小腸を六腑ロップという。〈同義語〉→府。 《解字》 会意兼形声。府は、いろいろな物をまとめて置いておく所。付と同系のことば。腑は「肉+音符府」で、体内にある食物や液体のくら。もと府と書いた。 《熟語》 →下付・中付語

腸 はらわた🔗🔉

【腸】 13画 肉部 [四年] 区点=3618 16進=4432 シフトJIS=92B0 【膓】異体字異体字 15画 肉部 区点=7122 16進=6736 シフトJIS=E455 《常用音訓》チョウ 《音読み》 チョウ(チャウ)/ジョウ(ヂャウ)〈chng〉 《訓読み》 はらわた 《意味》 {名}はらわた。消化器官の一部分。細長い管状で、大腸と小腸にわかれている。六腑ロップの一つ。「胃腸」「断腸」「夜雨聞鈴腸断声=夜雨ニ鈴ヲ聞ケバ、腸モ断エナントスル声」〔→白居易「心腸」とは、こころ。気質。「硬心腸(かたくなな気質)」 《解字》 形声。昜ヨウは、陽の原字で、太陽が高く明るく上にのぼるさま。腸は「肉+音符昜」で、長いはらわたのこと。昜の原義とは関係がない。 《単語家族》 長チョウ丈ジョウ(ながい長さ)暢チョウ(ながくのびる)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

腹 はら🔗🔉

【腹】 13画 肉部 [六年] 区点=4202 16進=4A22 シフトJIS=95A0 《常用音訓》フク/はら 《音読み》 フク〈f〉 《訓読み》 はら 《名付け》 はら 《意味》 {名}はら。中に腸や食物をつつみこんで、ふくれたはら。おなか。また、母親のおなか。〈類義語〉→肚ト(はら)。「鼓腹」「捧腹絶倒ホウフクゼットウ(おなかをかかえて、笑いこける)」「妾腹ショウフク」 {名}物の、前面や中ほど。▽はらは、からだの前面の中ほどにあることから。〈対語〉→背。「山腹」「腹背受敵=腹背ニ敵ヲ受ク」 {名}みうち。また、心の中の思い。「臣視君如腹心=臣ノ君ヲ視ルコト腹心ノゴトシ」〔→孟子「小腹」とは、したばら。 {動}かかえこむ。▽包・抱に当てた用法。「出入腹我=出入ニ我ヲ腹ク」〔→詩経〕 〔国〕はら。気力。度量。「腹が大きい」 《解字》 会意兼形声。右側の字(音フク)は「ふくれた器+夂(足)」からなり、重複してふくれることを示す。往復の復の原字。腹はそれを音符とし、肉を加えた字で、腸がいくえにも重なってふくれたはら。 《単語家族》 蝮フク(ふくれたまむし)覆フク(中につつんでおおう)包(つつむ)などと同系。 《類義》 肚トは、外へ物を吐き出すほど充実したはら。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

腹芸 ハラゲイ🔗🔉

【腹芸】 ハラゲイ〔国〕口に出していわずに、心の中におさめておいて、物事を処理すること。芝居の役者が、自分の役割の人物の気持ちを想像して、具体的な動作・せりふ以外に思い入れなどで表現すること。軽業カルワザで、あおむけにねた人の腹の上で芸を演じるもの。

臓 はらわた🔗🔉

【臓】 19画 肉部 [六年] 区点=3401 16進=4221 シフトJIS=919F 【臟】旧字人名に使える旧字 21画 肉部 区点=7139 16進=6747 シフトJIS=E466 《常用音訓》ゾウ 《音読み》 ゾウ(ザウ)/ソウ(サウ)〈zng〉 《訓読み》 はらわた 《意味》 {名}はらわた。人体内の諸器官の総称。「心臓」「臓腑ゾウフ」 《解字》 会意兼形声。「肉+音符藏(しまいこむ)」で、人体内にしまいこまれている諸器官のこと。 《単語家族》 藏(=蔵)倉と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

襄 はらう🔗🔉

【襄】 17画 衣部  区点=7487 16進=6A77 シフトJIS=E5F5 《音読み》 ジョウ(ジャウ)/ソウ(サウ)/ショウ(シャウ)〈xing〉 《訓読み》 のぼる/あげる(あぐ)/はらう(はらふ)/たすける(たすく) 《意味》 ジョウス{動}のぼる。割りこむ。▽「のぼる」という訓は正確でない。「懐山襄陵=山ヲ懐キ陵ニ襄ス」〔→書経{動}あげる(アグ)。上に向ける。「交竜襄首奮翼=交竜ハ首ヲ襄ゲ翼ヲ奮フ」〔→漢書{動}はらう(ハラフ)。わきにはらいのける。〈同義語〉→攘。「不可襄也=襄フベカラザルナリ」〔→詩経{動}たすける(タスク)。間に割りこみ、わきから仕事をたすける。また、たすけてやりとげさせる。「賛襄サンジョウ」「襄事=事ヲ襄ク」 {名}三頭または四頭だての馬車の、内側につける馬。〈同義語〉→驤。〈対語〉→服(両わきにつけるそえ馬)。「両服上襄(両わきのそえ馬とまん中の良馬)」〔→詩経〕 《解字》 会意兼形声。原字は、中にいろいろなものを入れてまぜることをあらわす会意文字。爻印を含み、まぜあわせることをあらわす。襄は、それを音符とし、衣(外側のおおい)を加えたもので、中に割りこむの意をあらわす。 《単語家族》 釀(=醸。つぼの中に材料を入れてかもす)嚢ノウ(ふくろ)攘ジョウ(まぎれこんできたものを始末してしまう)讓(=譲。すきまに割りこませる)と同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →主要人名

身 はらむ🔗🔉

【身】 7画 身部 [三年] 区点=3140 16進=3F48 シフトJIS=9067 《常用音訓》シン/み 《音読み》 シン〈shn〉 《訓読み》 み/みずから(みづから)/みずからする(みづからす)/みごもる/はらむ 《名付け》 これ・ただ・ちか・のぶ・み・みる・む・もと・よし 《意味》 {名}み。からだ。また、首から上の部分を除いたからだ。〈類義語〉→体。「身首、異処=身首、処ヲ異ニス」「身也者父母之遺体也=身ナル者ハ、父母ノ遺セル体ナリ」〔→礼記{名・副}み。みずから(ミヅカラ)。わがみ。自分。自分で。また、三国・六朝時代には、わたくしの意の自称のことばとして用いた。「身為天子=身ハ天子ト為ル」〔→孟子{動}みずからする(ミヅカラス)。自分でする。「湯武身之也=湯・武ハコレヲ身ラスルナリ」〔→孟子{名}み。木の幹、刀のなかみ、物の体積など、物の中心やなかみのこと。「刀身」「船身」 {動・名}みごもる。はらむ。こどもをはらむ。おなかの中の胎児。「大任有身=大任身メル有リ」〔→詩経「身毒シンドク」とは、インドの古称。「天竺テンジク」とも。▽インドの原名Sindhuの音訳。 《解字》 象形。女性が腹に赤子をはらんださまを描いたもの。充実する、いっぱいつまるの意を含み、重く筋骨のつまったからだのこと。 《単語家族》 真(いっぱいつまる)鎮チン(重くつまる)などと同系。 《類義》 体(=體)は、手足をはじめ、いろいろな器官の備わったからだ全体。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語 →故事成語

鯤 はらご🔗🔉

【鯤】 19画 魚部  区点=8242 16進=724A シフトJIS=E9C8 《音読み》 コン〈kn〉 《訓読み》 はらご/はららご 《意味》 {名}もやもやしてまるい想像上の大魚の名。きわめて大きいもののたとえとして使われる。〈同義語〉→鯀。「北冥有魚、其名為鯤=北冥ニ魚有リ、ソノ名ヲ鯤ト為ス」〔→荘子{名}はらご・はららご。魚のまるい卵。魚子。 《解字》 形声。「魚+音符昆コン」。 《単語家族》 混(もやもやして大きい)渾コン(もやもやして大きい)などと同系。 《熟語》 →熟語 →下付・中付語

鯡 はらご🔗🔉

【鯡】 19画 魚部  区点=8244 16進=724C シフトJIS=E9CA 《音読み》 ヒ〈fi〉 《訓読み》 はらご/はららご/にしん 《意味》 {名}はらご。はららご。魚の卵。 {名}にしん。北方の海にすむ魚の一種。いわしに似ている。食用になる。かど。▽かずのこは、この卵をほしたもの。 《解字》 会意兼形声。「魚+音符非(ばらばらにわかれる)」。

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