複数辞典一括検索+
下民 カミン🔗⭐🔉
【下民】
カミン 世の中の人。人民のこと。
上 かみ🔗⭐🔉
【上】
3画 一部 [一年]
区点=3069 16進=3E65 シフトJIS=8FE3
《常用音訓》ショウ/ジョウ/あ…がる/あ…げる/うえ/うわ/かみ/のぼ…す/のぼ…せる/のぼ…る
《音読み》 ジョウ(ジャウ)
/ショウ(シャウ)
〈sh
ng・sh
ng〉
《訓読み》 うわ/のぼせる/のぼす/うえ(うへ)/かみ/あげる(あぐ)/あがる/のぼる/たてまつる/ほとり
《名付け》 うら・え・かみ・すすむ・たか・たかし・のぼる・ひさ・ほず・まさ
《意味》
{名・形}うえ(ウヘ)。かみ。位置・場所・順序・品性・価値などが高いほう。また、物・物事の流れのもとのほう。また、物・物事のもとのほうであるさま。〈対語〉→下。「上端」「上流」「上品」
{名}かみ。目上の人。また、身分の高い人。「上下交征利=上下コモゴモ利ヲモトム」〔→孟子〕
{名}かみ。順序の前のほう。〈対語〉→下・→後。〈類義語〉→前。「上巻」
{名}帝王をさす尊敬のことば。「今上キンジョウ(今の皇帝)」
{動}あげる(アグ)。あがる。高くする。また、高くなる。〈対語〉→下。「上其手=其ノ手ヲ上グ」
{動}のぼる。高いほうへいく。〈対語〉→下。
{動}たてまつる。目上の人や上級の役所にさしあげる。「上書=書ヲ上ル」
{名}ほとり。あたり。「子、在川上=子、川ノ上ニ在リ」〔→論語〕
{名}関係する面。…において。「理論上」
{形}〔俗〕この前の。「上次(前回)」「上月(まえの月)」
「上声ジョウセイ・ジョウショウ」とは、四声の一つ。
《解字》
指事。ものが下敷きの上にのっていることを示す。うえ、うえにのるの意を示す。下の字の反対の形。
《単語家族》
尚ショウ(たかい、上にあがる)と同系。また、揚ヨウ(あがる)とも同系。
《類義》
→献
《異字同訓》
あがる/あげる。上がる/上げる「地位が上がる。物価が上がる。腕前を上げる。お祝いの品物を上げる」揚がる/揚げる「花火が揚がる。歓声が揚がる。たこを揚げる。船荷を揚げる。てんぷらを揚げる」挙げる「例を挙げる。全力を挙げる。国を挙げて。犯人を挙げる」 のぼる。上る「水銀柱が上る。損害が一億円に上る。川を上る。坂を上る。上り列車」登る「山に登る。木に登る。演壇に登る」昇る「日が昇(上)る。天に昇(上)る」
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要人名

















上下 カミシモ🔗⭐🔉
【上下】
ジョウゲ・ショウカ
上と下。
天と地のこと。
主君と臣下のこと。
上位者と下位者のこと。また、目上の人と目下の人のこと。
上ることと下ること。(6)いくことと、帰ること。
カミシモ〔国〕江戸時代の武士の礼服である、裃カミシモのこと。







上手 カミテ🔗⭐🔉
【上手】
ジョウズ・ジョウシュ 技術や芸などが巧みなこと。また、そのような人。〈対語〉下手。
ウワテ〔国〕
上のほう。〈対語〉下手シモテ。
才能・地位が他人よりすぐれていること。また、そのような人。〈対語〉下手シタテ。
カミテ〔国〕
上のほう。
客席から見て舞台の右のほう。〈対語〉下手シモテ。







伯 かみ🔗⭐🔉
【伯】
7画 人部 [常用漢字]
区点=3976 16進=476C シフトJIS=948C
《常用音訓》ハク
《音読み》
ハク
/ヒャク
〈b
〉〈b
i〉/
ハ
/ヘ
〈b
〉
《訓読み》 かみ
《名付け》 お・おさ・く・たか・たけ・とも・のり・はか・ほ・みち
《意味》

{名}年長の男を尊敬していうことば。〈類義語〉→父ホ/フ。「願伯具言臣之不敢倍徳也=願ハクハ伯ツブサニ臣ガ敢ヘテ徳ニソムカザルヲ言ヘ」〔→史記〕
{名}兄弟の序列で、最年長の人。▽兄弟を年齢の上の者から順に、伯・仲・叔・季という。また。孟・仲・季ともいう。「伯兄」「郷人長於伯兄一歳=郷人伯兄ヨリ長ズルコト一歳」〔→孟子〕
{名}父の兄。「伯父」
{名}爵位の一つ。公・侯・伯・子・男と五等級にわけた第三位。
{名}諸侯の統率者。はたがしら。〈同義語〉→覇。「五伯(=五覇。五人の諸侯のかしら)」
〔国〕かみ。四等官で、神祇官ジンギカンの第一位。
《解字》
形声。「人+音符白ハク」で、しろいの意には関係がない。昔、父と同輩の年長の男をパといい、それをあらわすのに当てた字。
《単語家族》
父フ(ちち。昔、パといった)
夫フ(おとこ、おっと。昔、パといった)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要人名

















佳妙 カミョウ🔗⭐🔉
【佳妙】
カミョウ 美しくてすばらしいこと。〈類義語〉美妙。
削髪 カミヲケズル🔗⭐🔉
【削髪】
サクハツ・カミヲケズル
髪をそりとる。
僧になる。出家する。〈類義語〉剃髪テイハツ。


剃髪 カミヲソル🔗⭐🔉
【剃髪】
テイハツ・カミヲソル 髪をそり落とす。出家すること。『剃頭テイトウ』〈類義語〉削髪。
加味 カミ🔗⭐🔉
【加味】
カミ
アジヲクワウ味をつけ加える。
他の物をつけ加える。


卿 かみ🔗⭐🔉
【卿】
10画 卩部
区点=2210 16進=362A シフトJIS=8BA8
《音読み》 ケイ
/キョウ(キャウ)
〈q
ng〉
《訓読み》 かみ
《意味》
{名}政治の要職にある大臣。長官。▽「くぎょう」は、「公卿コウケイ」を呉音で読んだもの。「六卿リクケイ(六官の長官)」
{名・代}春秋時代には、卿―大夫タイフ―士―民の身分の区別があり、卿は貴族のこと。秦シン・漢以後は、天子が重臣を尊んで呼ぶことばとなり、やがて官吏仲間の敬称となる。六朝時代には同僚どうしの親称となり、また、夫が妻を、妻が夫を呼ぶことばとなる。「燕人謂之荊卿=燕人コレヲ荊卿ト謂フ」〔→史記〕
〔国〕かみ。四等官で、省の第一位。
《解字》
会意。まんなかにごちそうを置き、両がわから人が向かい合って、供宴することをあらわし、饗キョウ(向かい合って食事する)や嚮キョウ(向かい合う)の原字。もと、同族の間で、神前の供宴にあずかる人、つまり同族ちゅうの長老の名称に専用されたが、やがて貴族の称となった。のち「きみ」にあたる敬意を含んだ親しい呼び方となる。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要人名







大将 カミ🔗⭐🔉
【大将】
タイショウ
軍隊の総指揮官。「大将赴朝廷、群小起異図=大将朝廷ニ赴キ、群小異図ヲ起コス」〔→杜甫〕
〔国〕昔、近衛府コノエフの長官。▽ダイショウとも。
〔国〕軍人の階級の一つ。もと、元帥につぐ階級。
〔国〕団体や一群の者を率いる人。
カミ〔国〕四等官で、近衛府の第一位。






守 かみ🔗⭐🔉
【守】
6画 宀部 [三年]
区点=2873 16進=3C69 シフトJIS=8EE7
《常用音訓》シュ/ス/まも…る/も…り
《音読み》 シュ/ス
/シュウ(シウ)
〈sh
u〉
《訓読み》 まもる/まもり/もり/かみ
《名付け》 え・かみ・さね・ま・まもり・まもる・もり・もれ
《意味》
{動}まもる。手中におさめて離さないようにする。〈対語〉→奪・→失。「失守シッシュ(まもりきれず敵に奪われる)」「与民守之=民トコレヲ守ル」〔→孟子〕
{動・名}まもる。まもり。失わないように番をする。また、その備え。「留守リュウシュ・ルス(あとに残って番をする)」「去来江口守空船=去リテヨリコノカタ江口ニ空船ヲ守ル」〔→白居易〕
{動・名}まもる。心構えをいつまでもかえないで、保つ。また、まもって変えないみさお。「守拙=拙ヲ守ル」「操守」
{名}郡の長官。地方長官のこと。「太守(地方の長官)」「分天下以為三十六郡、郡置守尉監=天下ヲ分ケテモッテ三十六郡ト為シ、郡ニ守尉監ヲ置ク」〔→史記〕
シュタリ{動}太守となる。地方長官として赴任する。「守巴陵郡=巴陵郡ニ守タリ」〔→范仲淹〕
〔国〕
もり。幼君や子どもの、保護者や番人。「お守り役」
かみ。四等官で、国司の第一位。
《解字》
会意。「宀(やね)+寸(て)」で、手で屋根の下に囲いこんでまもるさまを示す。
《単語家族》
肘チュウ(物を抱きこむひじ)
受(手中にうけとめる)
手(曲げてものを抱きこむて)
収(とりこむ)などと同系。
《類義》
→護
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語















尹 かみ🔗⭐🔉
【尹】
4画 尸部
区点=5390 16進=557A シフトJIS=9B9A
《音読み》 イン
〈y
n〉
《訓読み》 ただす/おさ(をさ)/かみ
《意味》
{動・名}ただす。調和して、乱れをおこさせないようにする。また世の中をうまく調和させる人。〈類義語〉→正・→均。
{名}おさ(ヲサ)。行政の役所の長官。「県尹」「京兆尹(直轄区の行政長官)」
〔国〕かみ。四等官で、弾正台ダンジョウダイの第一位。
《解字》
会意。「|(上下をつらぬく)+又(て)」で、上下の間を疎通しうまく調和することを示す。▽君の字は尹を含み、世を調和させておさめる人のこと。
《単語家族》
均キン
韵イン(音が調和する)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要人名








帥 かみ🔗⭐🔉
【帥】
9画 巾部 [常用漢字]
区点=3167 16進=3F63 シフトJIS=9083
《常用音訓》スイ
《音読み》
スイ
〈shu
i〉/
ソツ
/ソチ/シュチ/シュツ
〈shu
i〉
《訓読み》 ひきいる(ひきゐる)/かみ
《名付け》 そち・そつ
《意味》

{名}軍をひきいる大将。「将帥」「元帥(最高の将官の位)」「三軍可奪帥也=三軍モ帥ヲ奪フベキナリ」〔→論語〕
{名}最高の指導者。かしら。「夫志、気之帥也=ソレ志ハ、気ノ帥ナリ」〔→孟子〕
{動}ひきいる(ヒキ
ル)。おおぜいの先頭にたって指揮する。〈同義語〉→率ソツ。「
帥諸侯北面而朝之=
諸侯ヲ帥
、北面シテコレニ朝ス」〔→孟子〕
〔国〕かみ。四等官で、大宰府ダザイフの第一位。
《解字》
会意。左側は、堆積物や集団をあらわし、ここでは隊の意。巾は、布の旗印をあらわす。帥はその二つを合わせた字で、旗印をおしたてて、部隊をひきいることを示す。ひきいるという動詞は、現在では多く、率であらわし、帥は「将帥」という名詞をあらわす。▽師シは、別字。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語

















握髪 カミヲニギル🔗⭐🔉
【握髪】
アクハツ・カミヲニギル〈故事〉よい政治をするために賢者を得ようと努力すること。▽周公が髪を洗う途中で、洗いかけの髪をつかみながら士に面接したという故事から。〔→韓詩外伝〕→「吐哺握髪トホアクハツ」
正 かみ🔗⭐🔉
【正】
5画 止部 [一年]
区点=3221 16進=4035 シフトJIS=90B3
《常用音訓》ショウ/セイ/ただ…しい/ただ…す/まさ
《音読み》 セイ
/ショウ(シャウ)
〈zh
ng・zh
ng〉
《訓読み》 まさ/ただしい(ただし)/ただす/まと/まさに/まさしく/かみ
《名付け》 あきら・おさ・かみ・きみ・さだ・たか・ただ・ただし・ただす・つら・なお・のぶ・まさ・まさし・よし
《意味》
{形・名}ただしい(タダシ)。まっすぐであるさま。まっすぐであること。〈対語〉→邪(よこしま)。「公正」「正義」「其身正、不令而行=ソノ身正シケレバ、令セズシテ行ハル」〔→論語〕
{動}ただす。まっすぐにする。また、誤りを道理にあうように直す。「改正」「就有道而正焉=有道ニ就イテ正ス」〔→論語〕
{形}まともであるさま。また、まっすぐに向いているさま。まんなかの。〈対語〉→反・→裏。「正面」「正中」「正坐セイザ」
{形}まじりけのないさま。また、ほんとうのものであるさま。〈類義語〉→純。「正白(まっしろ)」「正方形」
{形}主なものである。本式のものである。〈対語〉→副・→従・→略。「正式」「正三位」「正本」
{名}役目の長官。「楽正(音楽をつかさどる役所の長官)」
{名・形}ちょうどの時刻。また、時刻がちょうどであるさま。「正五時」「正午(ちょうど十二時)」
{名}中国の暦法で、一年の基準になるもの。▽去声に読む。「正月」「正朔セイサク(こよみ)」「改正(王朝が変わった時、正月をいつとするかの規準を改めて、新たに暦をきめること)」
{名}まと。弓を射てまっすぐにあてるまと。「正鵠セイコク(まとの中心)」
{副}まさに。まさしく。ちょうど。「正当其時=正ニソノ時ニ当タル」「正唯弟子不能学也=正ニコレ弟子学ブアタハザルナリ」〔→論語〕
{名}数学で、負に対して、零より大きいこと。プラス。「正数」
〔国〕かみ。四等官で、司・監の第一位。
《解字》
会意。「一+止(あし)」で、足が目標の線めがけてまっすぐに進むさまを示す。征(まっすぐに進む)の原字。
《単語家族》
聖(純正な人)
貞(ただしい)
挺(まっすぐ)などと同系。また是ゼ・シ(ただしい)と縁が近い。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語



















燎髪 カミヲヤク🔗⭐🔉
【燎毛】
リョウモウ・ケヲヤク 髪の毛をやく。はなはだ容易なことのたとえ。『燎髪リョウハツ・カミヲヤク』
犯上 カミヲオカス🔗⭐🔉
【犯上】
ハンジョウ・カミヲオカス 目上の人に反抗すること。長上にそむくこと。「其為人也孝弟、而好犯上者鮮矣=ソノ人トナリヤ孝弟ニシテ、上ヲ犯スコトヲ好ム者ハ鮮ナシ」〔→論語〕
皇 かみ🔗⭐🔉
【皇】
9画 白部 [六年]
区点=2536 16進=3944 シフトJIS=8D63
《常用音訓》オウ/コウ
《音読み》 コウ(ク
ウ)
/オウ(ワウ)
〈hu
ng〉
《訓読み》 きみ/かみ/おおきい(おほいなり)/おおい(おほし)/すめらぎ/すべらぎ/すめら
《名付け》 すべ・すめら
《意味》
{名}きみ。開祖の偉大な王の意。▽秦シンの始皇帝がみずから皇帝と称したのにはじまる。〈類義語〉→王。「皇帝」「漢皇(漢の皇帝)」「皇心震悼=皇心震ヘ悼ム」〔陳鴻〕
{名}かみ。天上の偉大な王。宇宙をとり締まるかみのこと。上帝。「皇天(天のかみ)」
{形}おおきい(オホイナリ)。おおい(オホシ)。偉大なさま。また、おおきくて、はでなさま。「皇皇者華=皇皇タル者華」〔→詩経〕
{形}皇帝や上帝に関する事がらにつけることば。「皇室」「皇恩(皇帝のご恩)」
{形}祖先を尊んでつけることば。「皇考(父ぎみ)」
{形}四方に大きく広がるさま。「堂皇(広く障壁のない大べや。転じて、公明正大なこと)」
{形}あてもなくさまようさま。また、あてもないさま。▽徨コウ(あてもなく四方に歩きまわる)・惶コウ(心がうつろであてもない)に当てた用法。「皇皇(=惶惶コウコウ。あてもないさま)」「孔子、三月無君、則皇皇如也=孔子、三月君無ケレバ、スナハチ皇皇如タリ」〔→孟子〕
〔国〕
すめらぎ。すべらぎ。天皇の古語。
すめら。神・天皇に関することば。「皇紀」
《解字》
会意兼形声。王とは偉大な者のこと。皇は「自(はな→はじめ)+音符王」で、鼻祖(いちばんはじめの王)のこと。人類開祖の王者というのがその原義。上部の白印は白ではなく自(鼻の原字)である。
《単語家族》
広コウ(大きくひろがる)
光(四方に広がるひかり)などと同系。
《類義》
→王
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→主要書物
→主要人名
















督 かみ🔗⭐🔉
【督】
13画 目部 [常用漢字]
区点=3836 16進=4644 シフトJIS=93C2
《常用音訓》トク
《音読み》 トク
〈d
〉
《訓読み》 みる/かみ
《名付け》 おさむ・かみ・こう・すけ・すすむ・ただ・ただす・まさ・よし
《意味》
{動}みる。みはって悪いことをしないように引き締める。ただす。「監督」「督察」
トクス{動}部下をとり締まって率いる。すべる。〈類義語〉→統。
{名}軍を率いる指揮官。「提督」
{名}中心になるもの。「督脈」
〔国〕かみ。四等官で、衛門府・兵衛府の第一位。
《解字》
会意兼形声。叔は「棒に巻きついたつる+又(手)」の会意文字で、心棒を中心にして締まる、散在した物をとりまとめるの意を含む。菽シュク(つる豆)の原字。督は「目+音符叔」で、みはって引き締めること。
《単語家族》
淑(引き締まる)と同系。統率の統(引き締めてまとめる)は督の語尾が転じたことば。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語








神 かみ🔗⭐🔉
【神】
人名に使える旧字
9画 示部 [三年]
区点=3132 16進=3F40 シフトJIS=905F
《常用音訓》シン/ジン/かみ/かん/こう
《音読み》 シン
/ジン
〈sh
n〉
《訓読み》 かん/こう/かみ/こころ
《名付け》 か・かむ・きよ・しの・たる・みわ
《意味》
{名}かみ。日・月・風・雨・雷など、自然界の不思議な力をもつもの。天のかみ。▽祇ギ(地のかみ)・鬼(人のたましい)に対することば。「百神」「祭神如神在=神ヲ祭ルニハ神ノ在スガゴトクス」〔→論語〕
{名}理性ではわからぬ不思議な力。「神秘」「入神」「聖而不可知之、之謂神=聖ニシテ知ルベカラザル、コレヲ神ト謂フ」〔→孟子〕
{形}ずばぬけて、すぐれたさま。「神品」
{名}こころ。精神。「曠神=神ヲ曠クス」「臣以神遇而不以目視=臣神ヲモッテ遇シ目ヲ以テ視ズ」〔→荘子〕
〔国〕かみ。祖先のかみ。「天照大神アマテラスオオミカミ」
《解字》
会意兼形声。申は、いなずまの伸びる姿を描いた象形文字。神は「示(祭壇)+音符申」で、いなずまのように、不可知な自然の力のこと。のち、不思議な力や、目に見えぬ心の働きをもいう。→申
《単語家族》
電(いなずま)と同系。
《参考》
人名に旧字使用可。旧字の総画数は10画。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語
→主要人名









神無月 カミナヅキ🔗⭐🔉
【神無月】
カミナヅキ・カンナヅキ〔国〕陰暦十月の別名。▽八百万ヤオヨロズの神が出雲イズモ大社に集まり、地方の神がいなくなることからとも、雷のない月であることからとも、新穀で酒を醸成カミナシする月であることからともいう。
神遊 カミアソビ🔗⭐🔉
【神遊】
シンユウ からだから精神が抜け出して楽しむこと。▽仙人センニンの術とされた。「吾与王神游(=遊)也、形奚動哉=吾ト王ト神遊セルナリ、形ナンゾ動カン」〔→列子〕
カミアソビ・カンアソビ〔国〕神楽カグラ。


神解 カミトキ🔗⭐🔉
【神解】
シンカイ ずばぬけてよく理解すること。また、すぐれた理解力。
カミトキ〔国〕落雷。


紙 かみ🔗⭐🔉
【紙】
10画 糸部 [二年]
区点=2770 16進=3B66 シフトJIS=8E86
【帋】異体字異体字
7画 巾部
区点=5467 16進=5663 シフトJIS=9BE1
《常用音訓》シ/かみ
《音読み》 シ
〈zh
〉
《訓読み》 かみ
《名付け》 かみ
《意味》
{名}かみ。繊維をすいて平らにのばした面をもつもの。▽後漢の蔡倫サイリンが樹皮や繭をあらった上ずみや、魚網などをまぜてすき、平らに乾かしてつくったといわれる。今では植物繊維を処理してつくる。「竹紙(六朝時代以後、竹の繊維でつくった紙)」「和紙」「宣紙(中国の安徽アンキ省宣州でつくる良質の紙)」
〔国〕新聞。「本紙記者」
《解字》
会意兼形声。氏は、匙シ(さじ)と同じで、薄く平らなさじを描いた象形文字。紙は「糸(繊維)+音符氏」で、繊維をすいて薄く平らにのばしたかみ。→氏
《単語家族》
地(平らにのびた大地)
舐シ(平らに舌をのばす)
弛シ(平らにのびる)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語







結髪 カミヲムスブ🔗⭐🔉
【結髪】
ケッパツ・カミヲムスブ
髪を結う。
夫婦になること。▽結婚の夜、男女が左右のまげをあわせて髪を結ぶことから。「結髪為君妻、席不煖君牀=髪ヲ結ビテ君ノ妻ト為リ、席ハ君ガ牀ヲ煖メズ」〔→杜甫〕
元服すること。また、その年ごろ。成年。▽男は二十歳、女は十五歳で髪を結った。



裃 かみしも🔗⭐🔉
【裃】
11画 衣部 〔国〕
区点=7465 16進=6A61 シフトJIS=E5DF
《訓読み》 かみしも
《意味》
かみしも。昔の武家の礼服の一つ。そでのない肩衣カタギヌと袴ハカマとからなり、模様・色あいを同じにそろえるのが正式であった。
《解字》
会意。「衣+上+下」で、上下にわかれた衣をあらわしたもの。

長官 カミ🔗⭐🔉
【長官】
チョウカン
その官庁の最高の地位。また、その地位にいる人。「東州長官清、白直下村稀=東州ノ長官ハ清クシテ、白直ノ村ニ下ルコト稀ナリ」〔→元好問〕
役人を尊敬していうことば。
カミ〔国〕
四等官の第一位。役所によって当てる字が異なる。
四等官で、勘解由使カゲユシの第一位。






雷 かみなり🔗⭐🔉
【雷】
13画 雨部 [常用漢字]
区点=4575 16進=4D6B シフトJIS=978B
《常用音訓》ライ/かみなり
《音読み》 ライ
〈l
i〉
《訓読み》 かみなり/いかずち(いかづち)
《名付け》 あずま・いかずち
《意味》
{名}かみなり。いかずち(イカヅチ)。空中の放電によって生じる光と音。かみなり。▽大きな音や声にたとえる。〈類義語〉→電。「落雷」「雷鳴」
《解字》
会意兼形声。下部の田はもと田三つで、ごろごろと積み重なったさまを描いた象形文字(音ライ・ルイ)。雷はもとそれを音符とし、雨を加えた字で、雨雲の中に陰陽の気が積み重なって、ごろごろと音を出すこと。のち、略して雷と書く。
《単語家族》
壘(=塁。積み重なった土)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語





頭 かみ🔗⭐🔉
【頭】
16画 頁部 [二年]
区点=3812 16進=462C シフトJIS=93AA
《常用音訓》ズ/ト/トウ/あたま/かしら
《音読み》 トウ
/ズ(ヅ)
/ト
/ジュウ(ヂュウ)
〈t
u〉
《訓読み》 あたま/かしら/こうべ(かうべ)/かみ/ほとり
《名付け》 あき・あきら・かみ
《意味》
{名}あたま。かしら。こうべ(カウベ)。まっすぐたっているあたま。〈類義語〉→首。「低頭思故郷=頭ヲ低レテ故郷ヲ思フ」〔→李白〕
{名}かしら。かみ。人々の上にたつ人。長。おさ。「頭目」
{名}あたま。いちばんはじめ。最先端。てっぺん。「年頭」「杖頭ジョウトウ」
{名}ほとり。場所をあらわす語につけ、その目だつ部分や端の部分をあらわす。「街頭」「原頭」
{単位}牛を数える単位。▽日本では、他の大きな動物を数えるのにも用いる。「一頭牛」。
{助}〔俗〕目だつ形をもったものをあらわす名詞や、形容詞について、そういう性質をもつところや目だった性質をあらわす。「木頭ムウトウ(材木)」「甜頭ティエントウ(うまみ)」
〔国〕かみ。四等官で、寮の第一位。
《解字》
会意兼形声。「頁(あたま)+音符豆(じっとたつたかつき)」で、まっすぐたっているあたま。
《単語家族》
豆
逗トウ(まっすぐたちどまる)
樹ジュ(たちき)
豎ジュ(たつ)と同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語















首 かみ🔗⭐🔉
【首】
9画 首部 [二年]
区点=2883 16進=3C73 シフトJIS=8EF1
《常用音訓》シュ/くび
《音読み》 シュ
/シュウ(シウ)
〈sh
u〉
《訓読み》 くび/こうべ(かうべ)/かしら/はじめ/はじめる(はじむ)/むかう(むかふ)/おもむく/かみ/おびと/しるし
《名付け》 おびと・おぶと・かみ・さき・はじめ
《意味》
{名}くび。こうべ(カウベ)。かしら。あたまとそれを支えるくびのこと。「首級(くび)」「首足、異門而出=首足、門ヲ異ニシテ出ヅ」〔→穀梁〕
{名・動}はじめ。はじめる(ハジム)。先頭。また、一ばんめのもの。最初の口火を切る。先がけとなる。「首子」「首席」「身被堅執鋭首事=身ニ堅ヲ被リ鋭ヲ執リ事ヲ首ム」〔→史記〕
{名}かしら。人々の中でおもだっていて、人々を率いる人。「元首」「首領」
{単位}詩歌を数えることば。「詩一首」
シュス{動}罪を申し出る。白状する。▽去声に読む。「自首」
{動}むかう(ムカフ)。おもむく。頭をむける。▽去声に読む。「或偃然北首=或イハ偃然トシテ北ニ首フ」〔→韓愈〕
〔国〕
かみ。四等官で、署の第一位。
おびと。(イ)部曲トモベの長。(ロ)上代のかばねの一つ。
しるし。戦いでとった敵の首。
《解字》
象形。頭髪のはえた頭部全体を描いたもの。抽チュウ(ぬけ出る)と同系で、胴体から抜け出たくび。また、道(頭をむけて進む)の字の音符となる。
《類義》
→領
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語














髪 かみ🔗⭐🔉
【髪】
14画 髟部 [常用漢字]
区点=4017 16進=4831 シフトJIS=94AF
【髮】旧字人名に使える旧字
15画 髟部
区点=8191 16進=717B シフトJIS=E99B
《常用音訓》ハツ/かみ
《音読み》 ハツ
/ホチ
〈f
〉
《訓読み》 かみ
《名付け》 かみ
《意味》
{名}かみ。頭の毛。頭髪。▽ごくわずかなことのたとえとして使われる。「間不容髪=間髪ヲ容レズ」
{名}頭の毛を結った形。かみがた。「結髪」「巻髪」
{単位}長さを示す単位。一寸の百分の一。
「窮髪」とは、何も生えない不毛の地のこと。「窮髪之北、有冥海者=窮髪ノ北ニ、冥海ナル者有リ」〔→荘子〕
《解字》
会意兼形声。髮の下部の字(音ハツ)は、はねる、ばらばらにひらくの意を含む。髮はそれを音符とし、髟(かみの毛)を加えた字で、発散するようにひらくかみの毛。
《単語家族》
発(ひらく)
祓フツ(はらう)などと同系。
《熟語》
→熟語
→下付・中付語
→故事成語










濯髪雲漢 カミヲウンカンニアラウ🔗⭐🔉
【濯髪雲漢】
カミヲウンカンニアラウ〈故事〉髪の毛を雲漢(天の川・朝廷のこと)であらう。朝廷に仕えて立身することのたとえ。〔→晋書〕
髪短心長 カミミジカクココロナガシ🔗⭐🔉
【髪短心長】
カミミジカクココロナガシ〈故事〉年をとって髪は短くなっても、その知慮はすぐれて深いこと。▽「春秋左氏伝」昭公三年の「彼其髪短而心甚長=彼ソノ髪ハ短ケレドモ心ハ甚ダ長シ」から。
簡髪而櫛 カミヲエラビテクシケズル🔗⭐🔉
【簡髪而櫛】
カミヲエラビテクシケズル〈故事〉髪の毛を一本ずつえらんでくしけずる。小さなことにこだわることのたとえ。〔→荘子〕
漢字源に「かみ」で始まるの検索結果 1-37。